ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

高等専修学校のオープンキャンパス

こんにちは。

 

迷走台風に伴って、各地で不安定なお天気が続いていますね。

eco家地方でも断続的な雨に、時々雷も。

 

たまにリビングで朝まで寝てしまう次男が、昨日もリビングで寝ようとしていたみたいですが、長男が

「雷が鳴るかもよ。子ども部屋で寝た方がいいよ」

と説得してくれたそうです。

 

次男を心配しての発言なのか

子ども部屋でひとりで寝る羽目になる自分を心配しての発言なのか

どっちでしょうね?

 

オープンキャンパスで久々の行き渋り

 

先週の土曜日はとある高等専修学校オープンキャンパスへ参加予定でした。

結論から言うと、現地までは行くことができましたが、オープンキャンパスへの参加は見送りました。

 

前日の夜から微妙な空気を醸し出していた長男。

初めての場所、知らない人が大勢(長男的に)集まるというだけで、憂鬱な気持ちになっていました。

朝、久しぶりに中学の制服を身に纏い身支度を整えてからも、玄関に向かう一歩が重い。

 

登校渋りが激しかった頃を思い出しました。

 

不登校初期、この感じが毎日だったな・・・。

学校も習い事も。

 

週3~4日で時短登校している今は、登校渋りはほぼありません。

行かない時はサクっと「行かない」と決めるし、私もサクッと受け止めるから。

 

でも今回は中学を通じて申し込んだオープンキャンパス

さて、どうしましょう。

 

今の私には、何とかして気持ちを切り替えさせようとか、何が何でも連れて行こうという考えはありません。

本人の判断に委ねるだけ。

 

長男「とりあえず行くだけ行ってみる。もし行ってみて無理なら、そこで帰ってきてもいい?」

 

意思決定が苦手な長男ですが、少し考えた末に自分の考えを話してくれました。

 

不安とバス酔い

 

見学先の学校までは、最寄りのバス停から約30分+徒歩5分。

暑いし、バスは揺れるし、そもそも不安を抱えているし・・・。

長男、気分が悪くなってしまいました。

 

うん、そんな気はしていました。

もともと長男は、不安の強さに比例して車に酔いやすくなります。

自家用車ならともかく、路線バスで30分ってとても長く感じる。

バスを降りると、同じオープンキャンパスに向かうと思われる親子が周りにちらほら。

それも不安を増大させてしまったようで。

 

「やっぱり無理。今日は帰りたい」

 

結局、学校の前で案内をされていた先生に気分が悪くなってしまった旨を伝え、Uターンしました。

 

車で行って、学校近くの駐車場に停めておくという方法なら違ったかもしれません。

登校にかかる時間と経路を把握するためにバスで行きましたが、ちょっとハードルが高かったな・・・。

 

次に活かすために

 

片道30分のバスで往復し、具合が悪くなって、見たのは学校の外観だけ。

と言うと、2人で2千円強かかった交通費が無駄のような気がしてしまうけど、私は案外良かったと思えています。

 

そもそも高等専修学校は、通信制高校と違い毎日フル登校するのが前提。

今の長男にとってはハードルが高いと思われる学校です。

でも、興味のあるコースがあるから体験に行ってみたい。

その気持ちは、オープンキャンパスに参加できなかった後でも折れてはいないようです。

 

長男「次はちゃんと参加したい。でも、車で行ってもいいかな・・・」

 

知らない人が大勢いる場に行くのは相当の勇気がいる。

バスで通学しようと思うと、現状ではハードルが高い。

今のところは見学を主目的にして、通学を想定した交通手段でなくても良いのでは?

 

家に帰ってから、今回行けなかった理由と今後のことを話し合いました。

長男がここまでは頑張れるという範囲を把握できたのが、一番の収穫だったかも。

 

今回は中学校を通じて参加申し込みをしたため、中学の先生に電話で報告したところ、

「早めに動いて良かったですね。まだ体験に行く時間は十分あるので。課題も見えてきたし、いいと思います!」

と言って下さいました。

 

オープンキャンパスへの参加は叶わなかったけれど、長男も私も意外なほど前向きな気持ち。

きっと次に活かせると思います。