ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

中学2年生の2学期が始まりました

こんにちは。

 

早いもので明日からもう9月。

なんだかあっという間の夏でした。

まだまだしつこい残暑は続いているけど、お彼岸くらいには涼しくなるかな?

 

双子の中学校は今日が始業式でした。

と言っても、次男は相変わらずのお家生活。

やっぱりちょっとうつ気味で、ゴロゴロと過ごしています。

 

長男は始業式へ

 

夏休み最終日の夜から、学校に行きたくない気持ちと頑張りたい気持ちがせめぎ合っていた長男。

自分で選択肢を4つ挙げました。

 

① 欠席

② 事前に先生と打ち合わせていた予定で登校(9時半~11時)

③ ②の予定より早く10時半に下校

④ ②の予定より遅く10時に登校

 

②も③も④もたいして変わらないじゃん! と突っ込みたくなります・・・。

 

でもね、自分でこうやって選択肢を挙げられるようになったこと。

自分で決められるようになったこと。

こんな些細なことでも、成長を感じます。

 

長男は③を選びました。

 

夏休みに数回登校日を設けてもらい、40日間学校との繋がりがゼロにならなかったことも良かったようです。

初めから飛ばし過ぎず、自分の気持ちを大事にして頑張れるところは頑張る。

これが当面の目標でもあります。

「良い選択だったね」と、先生にも褒めて頂きました。

 

無理だと思っていたこと

 

2学期の大きなイベントとして職場体験があります。

私の時代にはなかったイベント。

聞くところによると、受け入れ側の企業によって受け入れ人数が違うため、希望の職場を体験するのはなかなか難しいそうです。

 

長男は支援級に在籍していて、現在のところ通常級との交流はありません。

通常級の子たちに混ざって職場体験へ行くのは無理だと思います。

希望の職種を選べるのならともかく、そういうわけでもないし。

職場体験はスルーかなぁと思っていました。

 

ところが!

なんと担任の先生のお知り合いのパン屋さんが、体験を受け入れてくれるとのお話があるそうで(長男はパン屋さんになりたい)

しかも、長男ひとりだけでも良いとのこと。

 

長男「通常級の子たちと一緒は無理だけど、それなら行ってみたい」

 

なんて素敵なお話!

もしかしたら支援級の他のお子さんも参加するかもしれませんが、長男もそれなら大丈夫とのこと。

 

どういう形なら長男が職場体験に参加できるか

親身になって考えて下さった先生に、本当に感謝です。

無事に参加できるといいな。

 

不登校特集、見ましたか?

 

新学期前、テレビで不登校をテーマにした番組が放映されていましたね。

母が情報を送ってきてくれたのですが、今回は全く見ませんでした。

 

不登校の番組・・・もう見なくていいかな

うちはもう我が家のスタイルでやってるから

教えてくれてありがとう」

 

とだけ返信しました。

 

双子が不登校になった当時はこの手の番組を見て救われたし、自分を省みるきっかけになったりもしました。

でも、今抱える悩みは、もはや学校に行けるかどうかの問題ではなくなっています。

 

我が家は不登校を克服したわけでも、問題が解決したわけでもありません。

今も悩むことは山ほどある。

ただ、それは個人の生き方の問題であって。

 

それに気づいてからは、不登校に対する不安や恐れ、劣等感を感じることはなくなりました。

まぁ、そのひと山を超えるまでが一番苦しかったのだけど。

今は、あの頃の経験も今ある悩みもいずれは糧になっていくんだろうな、と思っています。