ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

職場体験と楽しむ力

こんにちは。

 

昨日は月に一度の不登校ママ友とのランチ会でした。

私の大事なエネルギー補給タイム。

 

最近、未来の話に花が咲くことが多い。

初めてお茶をした2年半前は、学校の対応がどうとか、中学への不安とか、そんな話ばかりしていた気がします。

今もお互い悩みや不安もあるけれど、多分当時とは意識が違う。

子どもの不登校についてというより、生き方について考えることが多い。

 

毎月会って他愛なくおしゃべりしているだけなんだけど、

ずっと立ち止まっているわけじゃない

ちゃんと前に進んでいる

と認識できて、エネルギーをもらえます。

 

長男 職場体験へ(続き)

 

最近、書きたい記事が溜まりがち。

なかなかまとまった時間が取れず、思考もまとまらなくて。

とりあえず、今日は長男の職場体験の続きを。

eco-hs-o.hatenablog.com

緊張の面持ちで向かった職場体験。

パン屋さんの駐車場で担任の先生と待ち合わせ、時間通りに合流して先方にご挨拶。

私の出番はそこまで。

先生とパン屋さんに長男を託して、その場を後にしました。

 

体験は2時間。

通常級の子たちの体験はもっと長いけど、これは長男が自分で選択したことです。

気が乗らないことをするには長いけれど、楽しいことならあっという間ですよね、2時間って。

 

時間通りに私が迎えに行くと、長男、笑顔でお店の裏から出てきました。

「めちゃめちゃ楽しかった!!」

 

パン屋さんのお仕事

 

先生「長男くん、がんばってましたよ。お店の方とのコミュニケーションも取れたし、わからないことは自分から質問もできていたし」

 

パンを店頭に並べたり、

カスクートのサンドイッチを作ったり、

メロンパンの仕込みをしたり、

想像以上に色々なお仕事を体験させてもらえたみたいです。

 

バゲットをオーブンから出すのもやらせてもらった」

「袋詰めが上手だって褒められた」

「ブールパンの切れ込みを入れるのが難しかった」

 

言葉の温度だけで、ものすごく楽しめたことが伝わってくる。

緊張していたのは最初の5分だけで、あとはもうワクワクが止まらなかったようです。

 

将来パン屋さんになりたいと言う長男。

実際にパン屋さんの裏側を見られるだけでも、そりゃ楽しいよね。

私だって見てみたかったと思うくらい。

 

長男は新しい環境やひとに対する不安が強く、一歩がとにかく重い。

30kgの靴を履いてるのか、鋼鉄の重たい扉が行く手を阻んでいるのか。

でも、一歩踏み出して飛び込んでしまえば、場を楽しめる力は持っています。

もちろん仕事となると楽しいことばかりではないけれど、楽しいが前提にあれば頑張れるんじゃないかな。

 

とても貴重な経験になったと思います。

 

恵まれた環境に感謝

 

前回の記事にも書いた通り、特別な配慮がなければ長男は職場体験に参加できなかったと思います。

 

もともと興味があったパン屋さんの仕事

お店の方の温かい雰囲気

先生の付き添いという安心感

 

どれかひとつ欠けても、長男には難しかったかも。

 

本当に恵まれていると思います。

ただね、それだけじゃないんだなぁとも思います。

 

確かに長男がマイペースながらも登校を続けられているのは、学校、先生方、周りの大人が温かく受け入れてくれるおかげ。

でも、その支援を受け取り、努力したり楽しもうとする長男の姿勢がなければ、こんな貴重な経験にはならなかったと思います。

 

帰りには店長さんにもご挨拶をして、美味しそうなパンを沢山買って帰ってきました。

私の好きなハード系のパンが特に美味しかった♪

また長男を連れてお買い物に行こうと思います。