ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

【シェア】不登校のこどもの育ちと学びを支える 当事者実態ニーズ全国調査

こんにちは。

 

気づけば早いもので、今年も残り1ヵ月を切ってしまいましたね。

この時期、いつもなんとなく忙しない気持ちになりがちな私ですが、今年は今のところのーんびり。

 

あれやらなきゃ

これやらなきゃ

と癖づいてしまっている思考を止める。

 

これがなかなか難しくて。

意識的に「今はこれがやりたい」を大事にしないと、気持ちだけが焦ってしまいます。

まぁ、色んなことを後回しにしても、誰かがやってくれるわけではないけど。

 

次男の調子が落ち着いているのも、気持ちの余裕に繋がっているのかも。

彼の日常は、ぬいぐるみとお絵描きとマイクラ、そしてYouTubeとアニメで出来ています。

 

【シェア】不登校のこどもの育ちと学びを支える 当事者実態ニーズ全国調査

 

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、NPO法人多様な学びプロジェクトさんが、不登校当事者の声を集める実態調査を行っています(12/31まで)

www.tayounamanabi.com

 

アンケートは対象ごとに分かれています。

それぞれ1000名以上からの回答を目標としているとか。

 〇保護者向け

 〇子ども向け

 〇元不登校当事者向け

 

もしお時間とご興味がある方は、スマホからでも回答できますのでリンクを開いてみてくださいね(Googleアカウントが必要です)

 

ひとりひとりの小さな声が届きますように

 

不登校に関するこの手のアンケート調査は珍しくないですよね。

国や地方自治体と教育委員会、教育学の有識者などが主催するアンケートは定期的に行われていることもあるんじゃないかな。

私も過去に数回、協力したことがあります。

 

私が素人だからかもしれないけれど、アンケートの項目設計ってとても難しいと思うのですよ。

何を把握したいのか。

どんな声を拾いたいと考えているのか。

主催者が行政側なのか、教育者側なのか、はたまた当事者側なのかで、アンケートの意図も違ってくる。

その時点でどうしてもバイアスがかかってしまうんですよね。

 

NPOが主催したこのアンケートには好感を持てました。

正直な話、行政主催のアンケートよりも。

 

「当事者の小さな声を行政に届けよう」という意図がちゃんと伝わってくる質問項目のように感じたんです。

ただ数字として集計されて、パーセンテージとして評価されるのではなく、ひとりひとりの小さな声を拾ってくれると思えるアンケートでした。

(もちろん、その小さな声を行政が拾ってくれるかどうかは別の話ですが)

 

そんなアンケートで、自由記入欄を空欄にしておくのはもったいない。

時間をかけて言葉を選びながら、自分の想いを託しました。

 

双子それぞれの反応

 

このアンケートは不登校当事者の子どもも対象になっているので、双子にもリンクを送りました。

「できたらでいいからやってみて~」と。

 

長男は冒頭だけ読んで「ぼく、こういうの苦手。ごめんね」と言ってきました。

謝ることはなにもない。

それで良いと思います。

 

自分の気持ちと向き合うことが苦手な長男。

それを自覚し、Noを言えただけでも成長したなぁと思います。

 

次男はすぐに回答していました。

どう回答したのかはわかりませんが、真剣に。

自由記入欄も何か書いていたようです。

 

次男「こういうアンケート、ぼくは協力したい。ぼくの意見が誰かの役に立つかも」

 

アンケート結果が何かしらの実用に結びつく頃には、きっと双子は義務教育を終えていると思います。

それでも、誰かの肩の荷をちょっとでも軽くする助けになれば。

子どもたちの生き方の選択肢がもっと自由になれば。

そんな想いです。