ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

職人っぽくなってきた

こんにちは。

 

月曜日はどうにも気分が乗らない長男。

今日も学校へは行かず、お家で少し勉強をしました。

 

現在中学2年生ですが、小学5年生の算数を振り返りが終わったところ。

分数の通分約分、円周率、平均の計算、割合なんかが出てきて、実生活にも結び付きやすい内容でした。

 

円周の長さの計算をする長男を横目に、私はコレの型を作っていました。f:id:eco_hs_o:20231211151423j:image

ぬいぐるみにぴったりのサンタさんの帽子(ぬいぐるみは昨年次男が作った子)

 

頭の直径から円周(=ふわふわ部分の長さ)を計算し、帽子の高さを半径とした円の周長を合わせて扇形にするだけ。

バランスぴったり。

可愛くできました。

こんな勉強なら、次男も興味を持つかもしれないな♪

 

失敗したらやり直す

 

次男は小さい頃から失敗体験が少ない子、失敗が嫌いな子でした。

 

失敗したくないからやらない。

一度失敗したら、もうやりたくない。

長男の失敗を見ているから、自分は失敗したくない。

何をするにも石橋を叩いて叩いて、結局渡らない。

 

私が先回りして口を出してしまっていただけではなく、次男なりの鋭いアンテナで失敗を避けてきたのだと思います。

トライ&エラーを繰り返すどころか、最初のトライでつまずく子でした。

 

ぬいぐるみ作りを日常的にやるようになった今、ぬいぐるみ製作に関しては失敗を恐れなくなりました。

 

あ~! 裏表間違えた!!

工程ひとつ飛ばしちゃった・・・

綿を入れてみたら、なんだかバランスが悪い

 

こういうこと、多々あります(私もよくやる)

 

先日はキャラぬいの身体の模様をちまちま刺繡していました。

平面の状態で立体を想像しながらの刺繍はただでさえ難しいし、なにしろ細かくて。

腕を上げたな~と思いながら見ていたら、

 

次男「やめた!! これはボツ。やり直す」

 

え? なんで? 上手にできているのに勿体ない。

思わず心の声が口からポロッ。

 

次男「刺繍だとどうしても生地が縒れちゃうから、布を貼ることにする」

そう言って、ほぼゼロからやり直し。

 

少し前までは、失敗するとやる気を失くしてしまうことも少なくありませんでした。

一度縫った糸を解く作業を、私に丸投げしてきたことも何度もあります。

丈夫に縫えば縫うほど、解くのも手間がかかると自分でわかっているので。

 

でも最近では、淡々と、黙々と糸を解いてやり直しをしています。

より可愛い作品にするために。

 

生きていくうえでこだわりの強さは困り事になることもある。

でも、クリエイターとしての作品に対するこだわりは魅力になる。

職人っぽくなってきましたね。

 

もうすぐ2年

 

うちの双子は小さい頃から可愛いものやぬいぐるみが好きでした。

動物園や水族館に行くと、欲しがるのは必ずぬいぐるみ。

クリスマスも誕生日プレゼントも。

おかげで我が家には山のようにたくさんのぬいぐるみがいます。

 

次男がぬいぐるみ作りを始めてから、もうすぐ2年。

ぬいぐるみを買って欲しいと言わなくなりました。

 

欲しければ自分で作る。

キャラぬいも自作。

自分好みに作れて、愛着も倍増。

 

売られているぬいぐるみを見る時は、もはや作家目線です。

どんな生地が使われているか

綿の入れ方にはどうこだわっているか

きっと脳内では展開図が描かれているんじゃないかな。

 

どんなものでも作れるという域にはまだ達していませんが、いつかは作ってやろうという気概を感じます。

そのうち我が家はeco家製のぬいぐるみでいっぱいになりそう。