ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

受け身の長男へのきっかけ作り

こんにちは。

 

今朝、起きた瞬間に「今日が早く終わらないかな」と考えていました。

月曜日の朝から、「早く金曜日の夜にならないかな」とも思う。

 

平日は家事をして、ずっと家にいる子どもたちの相手をして、自分の仕事もぼちぼちやって・・・。

それだけなのに、本当にそれだけなのに、憂鬱に感じてしまいます。

 

昨晩、子どもたちはお友達とオンラインゲームをするために、時間に合わせて歯磨きをして、こみみのお世話をして、いつになくてきぱきと動いていました。

それはもう、生き生きと。

楽しみのためなら、がんばれるんですね。

 

与えられないと広がらない受動型ASDの長男

 

長男は自閉スペクトラム症のタイプ別で言うと、「受動型ASD」だろうと診断されています。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

 

長男の受動的な行動は、人とのコミュニケーションだけではなく、自分の興味についても似たような感じです。

 

いつも読んでいる本、漫画が楽しい。

いつも見ているYouTubeチャンネルが楽しい。

いつもの遊びをしたい。

その一方で、本に出てきたことを実験して確かめようとしたり、ゲームのキャラクターによる技の違いを延々と検証したり、深く掘り下げて探求するのは好きなようです。

 

自分の狭い世界を掘り下げていくのは好きだけど、自ら世界を広げようという気はないのでしょうね。

それはそれで、とことん突き詰めれば良い特性のような気はするけど、なんと言ってもまだ小5です。

世界が狭すぎて、掘り下げるにも限界がすぐに来てしまいます。

 

幸いなことに、与えられれば興味も持つし、興味を持てばどんどん探求します。

もし学校に普通に通っていたら、人並に興味が広がって、人並以上に楽しめることもあるんじゃないかと思います。

学校って、家庭だけでは得られない知識や経験を与えてくれる場所だと思うので。

(そうであっても、本人にしてみれば学校へ行かない理由の方が多いのでしょうが)

 

長男の世界を広げるには、周りの人間が何かを与えて、きっかけを作ることが必要。

でも、家庭以外の居場所がない不登校の子にとっては、それがなかなか難しいです。

 

長男の世界を広げるきっかけに、漫画探し

 

昨日、夫と一緒にゲオに行きました。

長男が楽しめそうな漫画を探しに。

読みたいものを自分で調べたり選んだりすれば良いのですが、それすらしない長男。

(長男を連れて行っても、食指がピクリともしません)

与えられれば喜んで読むのに。

好奇心も知的探求心もあるのに受動的って、すごく勿体ない気がしてしまいます。

 

きっかけは何でもいい。

本でもアニメでもYouTubeでもゲームでも。

長男にとって漫画は、本より手軽に読めて、アニメより気軽に見られるようです。

そして、私や夫が一緒に楽しみやすい。 

そんなわけで、長男が楽しめそうな漫画探し。

 

私は少年漫画には全然詳しくないので、ネットで調べたり、人に聞いたり、あとは夫頼みです。

 夫「長男はどんなのが好みなんだろうね? ジャンルとか」

eco「それがわかればいいんだけど、わからないから色々読んでみようと思って」

 

とりあえず、以下の漫画の1巻ばかりを借りてきました。

約束のネバーランド

ブラッククローバー

『ハイキュー』

『マギ』

アルスラーン戦記

『ミステリと言う勿れ』

ジャンルも色々。

夫と私が読んでみたいと思った作品も含まれています。

まずは1巻を読んでみて、長男が続きを読んでみたいと思うものがひとつでもあればいいなと思います。

 

ちなみに、漫画ですら字を読むのが苦手な次男は「面白そうなの借りたよ」とお薦めしても、手にも取りません。

でも、次男はこちらがきっかけを与えなくても、いつの間にか世界を広げていっているので、それを見守りたいと思います。