ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男 初めての調理実習へ

こんにちは。

 

今日も双子は楽しく工作をしていました。

でも今日は長男が次男の助手になって、色塗りを手伝わされていました。

長男はぶつぶつ文句を言いつつも、頼まれたら断らない。

ゲームやYouTubeに夢中な時は別々に行動していることも多いけど、その他の遊びや工作に気持ちが向くと、2人で一緒に楽しんでいることが多いです。

 

次男、初めての調理実習

 

昨日、なんと次男が6時間目に登校しました。

家庭科の調理実習に出席し、その後、夏野菜の植え付けをしてきました。

 

本当は、両方とも行きたがっていたのは長男の方でした。

でも体調がいまいちだったので、無理はしないことに。

調理実習が好きな長男、昨年度も調理実習は何度か参加しています。

でも、好きなことのためでも、やっぱり緊張してしまうんですね。

息苦しさ、吐き気を訴えていました。

 

不思議なことに、長男が行きたかったのに行けない…となると、「代わりにぼくが行くよ!」と考える次男。

別に代理が必要なわけじゃないし、次男が背負うことはないのに。

長男が行けないことが、次男の気持ちを固めるきっかけになったのかな…。

昨年度、次男は調理実習の授業を一度も受けていないので、初めての調理実習でした。

 

昨日の家庭科の授業は、情緒クラスと知的クラス合わせて3人、先生が2名。

調理台を1人1台使えるって贅沢!

そして、世間ではコロナの変異株が猛威を奮う中、調理実習やるの? と思っていたけど、児童同士の接触もなくてちょっと安心しました。

 

初め、3台並んだ調理台の真ん中が空いていたのですが、先生が「真ん中落ち着かない? 端っこの方がいいかな」と気がついて、場所を替えてくれました。

そこまで配慮してくれるなんて、本当にありがたい。

 

私は「一緒にいて」と命じられ、次男のアシスタントを努めました。

作ったのはベーコンエッグ。

ほかの2人は、オムレツと学校の畑で育てたニンニクの芽の炒め物を作っていました。

個人が好きなものを作れるのも、少人数の支援級ならではですね。

(テーマは「焼く・炒める」と「朝ごはん」だそうです)

 

石橋を叩いて叩いて渡らない派の次男。

ひとつひとつ動作を確認しながら、めちゃめちゃ慎重に進めていました。

家でなら失敗OK! ダメでもともと! くらいに考えられるようになったけど、学校では失敗しないように、失敗しないように、なんだなぁ…。

見ているだけで疲れます。

 

ちょうどベーコンエッグが出来上がる頃、校長先生、養護の先生が家庭科室を覗きにいらっしゃいました。

何気なく入ってきて「うわー、美味しそう!いいなぁ!」と次男に声をかけてくれました。

恐らく不登校のうちの子が来ていると知ってのことだと思う。

学校全体で見守ってくれている感じがします。

次男も慣れたお二人なので、見に来られて萎縮する感じはなくて良かった~。

 

調理実習も野菜の植え付けも無事に乗り越えて帰宅。

「GW明けてすぐに来られて良かった。なんかちょっと自信がついた」

と、この日の感想を話してくれました。

帰ってからもぐったりすることはなかったから、本当にいい調子だったようです。

 

一度登校したからと言って、次に繋がるというわけではありません。

学校に行くことを目的にするのではなく、やろうと思ったことにチャレンジできたり、楽しめることを大事にしていこうと思います。

 

お家でラピュタパン 

 

初めての調理実習を経験した次男、早速、今日のお昼に家族みんなのベーコンエッグを作ってくれました。

ホームベーカリーで焼いたパンにベーコンエッグをのせて、ラピュタパンにして頂きました。

黄身が私好みにトロトロ♪

 

 次男「お料理楽しい。ちゃんと一食分が作れるように、何か覚えたいな」

 

次男はやっぱり慎重で、フライパンの周りに道具や材料の準備を抜かりなくするので、見ていてもあまり怖くないです。

フライパンのジュージューという音の変化にもよく気が付くし、味にも敏感だし、敏感な子はお料理が向いているのかも?

 

長男も料理することは楽しいと言うし、いつか2人でごはんの支度をしてくれたら幸せだなぁ。