ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男「制服なんて着たくない」

こんにちは。

 

今朝、今年初のセミの鳴き声を聞きました。

午後はバケツをひっくり返したような雨と、もの凄い雷でしたが。

もう梅雨の終わりも近そうですね。

 

次男が「家でかき氷を作って食べたい」と言うので、かき氷機を出しました。

我が家のかき氷機は30年以上も使っている年季もの。

刃の手入れもろくにしていないのに、十分機能しています。

こういう最新のかき氷機が欲しいと思いつつ、愛着があって捨てられないんですよね・・・。

 

中学校の制服の話

 

我が家の双子は小学校6年生です。

来年には校区内の公立中学(支援級)へ入学する予定。

 

もう2ヵ月ほど前のことですが、制服販売業者から早期予約のハガキが来ました。

その時の率直な感想は、制服のことなんてまだ考えたくない・・・でした。

 

中学に通えるのか?

制服を着ることがあるのか?

 

今の時点ではわからない。

わからないけれど、親として、最低限必要な準備をする心づもりはあります。

ただ、子どもたちの心が中学の準備と向き合える状態でないと、具体的な話もできません。

事務的に揃えるべき装備を整えるのは簡単です。

でも、そうやって周りから固めるみたいに圧を掛けるのは本意ではない。

中学への不安を解きほぐしながら、色々な選択肢も考慮しつつ準備をしようと考えています。

 

先月、双子は中学校の体験授業に参加することができました。

その時に中学で受けた印象は悪くなかった様子。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

近頃は調子も悪くないし、中学の体験に行けたことからも、そろそろ頃合いだと思って制服の話をしてみたところ、

 

 次男「制服ってなんであるの? ぼく、制服なんて着たくない」

 

なるほど~、そう来たか。

これは一筋縄ではいかなそうな予感。

 

次男の言い分

 

次男に制服を着たくない理由を聞いてみると、

 

みんなが黒い制服を着ていて怖い。

みんな同じじゃないといけない感じがする。

ぼくは硬い服は嫌い。

 

だそうです。

 

次男の言い分に、思わずう~ん・・・と唸ってしまいました。

なんか、気持ちがわかるから。

この次男の声を「制服を着るのは学校の規則だから、それは我儘だよ」と言って済ますのは、とても横暴な気がします。

 

学校に通っていた頃の次男は、先生の言うことをよく聞き、どのお友達にも分け隔てなく親切にして、集団の中からはみ出ないように必死で周りに合わせていました。

相手の気持ちや集団として上手くいくことを優先して、自分の気持ちを出すことができませんでした。

1年生の時も2年生の時も、担任の先生から「もっと自分を出せるといいですね」と言われたのをよく覚えています。

次男が不登校になった原因は明確にはわかっていませんが、彼にとって、学校は自分らしくいられないところで、苦しかったのだと思います。

そんな次男が、制服を同調性の象徴のように感じても無理はないのかも。

 

そして、硬い素材でできている制服を着たくない気持ちもわかります。

次男は小さい頃から硬い素材の服や、締め付け感が少しでもある服は嫌がる子でした。

寒い時期でも、重ね着するのも嫌い。

軽い触覚過敏があるのかもしれません。

 

中学校の壁は高いな・・・。

体験に行けたことで少しホッとしていたけれど、学校に通えるかというのはまた別の話。

まだまだハードルがたくさんあるんだろうな。

本格的に中学校以外の選択肢も検討した方が良いのかもしれません。