ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社会不安障害 治療の始め時

こんばんは。

 

朝晩とだいぶ冷え込むようになりましたね。

寒いのが苦手な長男は玄関の外に温度計を設置して、ことあるごとに外気温をチェックしています。

 

風が強いと、なかなか散歩に行く気にもならず…。

せっかく習慣化したお散歩は続けていきたいけど、私も寒いのは苦手。

冬は室内でフィットボクシングをやる方がいいなぁというのが本音です。

 

先日、約2ヵ月ぶりに児童精神科を受診してきました。

いつも通り、私ひとりで行ってきました。

 

長男のこと このまま見守る

 

長男が修学旅行に無事参加することができ、その後も調子が良いことを報告しました。

 

【修学旅行前】週1~2回登校。自分を奮い立たせてやっと登校していた感じ。

【修学旅行】参加

【修学旅行後】週3〜4回登校。私が背中を押したのは1度だけ。あとはすんなり行けました。

 

登校と言っても給食の時間か放課後だけで、授業には出ていません。

でも、それで十分だそうです。

 

主治医からのアドバイスは、

このままでいい。

行けない時もそのまま受け止めてあげること。

波は必ずある。

登校できた時は「褒める」よりも「労う」のがいい。

とのこと。

 

最近、私の目から見ても、長男は本当によく頑張っていると思います。

色々な場面で意識の変化や成長が見られます。

それを言葉で伝えて労ってあげるのが、一番の心の栄養になるそうです。

 

次男のこと 社会不安障害

 

以前、極度に人目を気にする次男の状態を精神医学的に判断すれば、社会不安障害(社交不安障害)だろうと言われたことがあります。

 

ひといちばい敏感な次男は、相手の表情の些細な変化にもすぐに気がつく子です。

生まれ持った気質故に、人見知りなところはもともとありました。

ただ、親子で行った修学旅行での様子は人見知りというレベルではなく、確かにちょっと病的だと感じる程でした。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

ネットや本で調べると、社会不安障害は適切な治療を受ければ治る病気と書かれています。

敏感な気質そのものは治すような類のものではないと思いますが、治せる病気なら治して欲しい。

率直に、そう伝えました。

 

社会不安障害の治療の始め時

 

本人が人目が気になることを自覚している。

そして、なんとかしたいと考えている。

 

周囲(特に家族)が本人をありのままに受け止める環境が整っている。

 

精神障害の治療で全般的に言えることなのかもしれませんが、この2つが揃っていないと、治療しても上手くいかないそうです。

逆に、これらが揃っていれば治療の始め時だそうです。

 

次男は修学旅行のコースに入っている水族館に行って、周囲の目が気になることをはっきりと自覚していました。

近所の人に見られるのもイヤだと感じていることも話してくれました。

自分は長男のように気軽に近所を散歩できなくて、楽に外に出られたらいいのに、とも言っていました。

 

本人をありのままに受け止める環境も、今の我が家なら整っていると言える気がします。

例えば、人目を気にする次男に対して「気にしすぎ」「誰も見てないよ」と指摘したり、「大丈夫だよ」と次男が怖いと感じる環境に無理に留めようとしないこと。

手を繋いで歩きたがる次男を、拒まず受け入れること。

 

以前は安心させるつもりで「誰も見てないよ。気にすることないよ」と口にしていました。

でもそれは、人目を気にする自分がおかしいんだ…と思わせてしまうだけで、安心には繋がらない。

考えてみればその通りですね。

今は私も夫も、だいぶ次男の感じたままを受け止められるようになりました。

 

治療の始め時、なのかもしれません。

 

まずは早めに次男を連れて受診するよう言われたので、空きがあった月曜日の枠に予約を入れてもらいました。

 

Dr.「でも、次男くんは私には不安なことを話さないと思う。信頼している相手じゃないからね。来たくなければ、無理に連れてこなくていいから」

 

また、こんなことも言われました。

 

Dr.「お母さんに不安な気持ちを伝えられるのは、関係が良い証拠。不安を口にするというのは、すごく勇気のいること。その勇気を褒めてあげて」

 

治療には長い時間がかかると思います。

まずは次男が受診することが、治療の第一歩。

月曜日に無事に病院に行けますように。