ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校児の母 精神科を受診しました

こんにちは。

 

今朝ゴミ捨てに行ったら、大量の渡り鳥が飛んでいくのを見ました。

 

渡り鳥を見るのって好きです。

飛んでいく方向に矢印みたいにきれいに並んだ集団が、次々に頭上を通り過ぎていくの。

どこから来たんだろう?

どこに向かっているんだろう?

どれくらい長い時間飛ぶんだろう?

先頭の子は、どんな気持ちで飛んでいるんだろう?

と、想像力が掻き立てられて、しばらく眺めていました。

 

たまに集団からポツンと離れてしまっている子がいて、うちの子みたいだなぁと思ったり。

でも、集団についていけない子でも、ちゃんと同じ方向に飛んでいくんですよね。

がんばれーって、エールを送りたくなります。

 

精神科を受診しました

 

先日記事にした通り、よく眠れない状態が続いていたため精神科を受診してきました。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

双子が通う児童精神科は親も受診することができます。

普段から双子の診察に私ひとりで行くと、私自身の調子について聞かれることもよくありました。

でも今回は初めて、私の名義でちゃんと受診しました。

だから、扱いとしては初診。

 

初診なので、色々ヒアリングがありました。

なんだか自分のことを話すのはすごく変な感じ。

日頃、誰かと話をするとしたら、大半が子どもたちのことなので。

 

私としては、とにかくちゃんと眠りたい、というのが主訴だったのですが、

Dr.「うつ状態だよね。適応障害ということになると思う。お母さん、こうやってお話してても元気そうに見えるけど、エネルギーが枯渇しつつあるんだよ」

とのことでした。

 

自分でもエネルギー切れの自覚は少しあったけど、適応障害と診断されるほどのことではないと思っていたので、あらま。という感じです。

だって睡眠以外はいつもと変わらずに、普通に元気に(はつらつさはないけど、淡々と)過ごせているんだもの。

子どもたちが不登校になってから、今よりメンタルがボロボロだったこともあったし。

 

どうしても、私の性格的に、さも大丈夫そうに振舞ってしまうんですよね。

きっと、急にストレス値が上がったわけじゃない。

恐らくずっとギリギリの状態で、自分をごまかしつつ現状を受け入れて、なんとかやり過ごしてきたということ。

何かのきっかけでバランスがちょっとでも崩れたら、今回のように睡眠に影響したりするのかもしれません。

 

客観的に考えると、まぁそうだよね…と納得しました。

 

ヒアリングで見えてきた自分

 

適応障害というのは、特定の出来事や状況に起因するストレスによって、抑うつ状態や意欲低下、不眠などが生じる病気です。

 

原因は、双子の不登校? 先が見えない不安?

 

たぶん、それはほんの一部です。

先生とお話していて、だいぶ自分の奥底にある欲求というか、日頃抑えているものが見えてきました。

 

朝が来ると、毎日、朝が来ちゃったなぁと思う。

夜が来ると、ひとりになりたくなる。

家事や仕事、自分の趣味の時間をいつも途中で遮られ、自分のペースでできない。

常に不規則勤務の夫と不登校の子どもたちのペースに合わせている。

自分軸で動けることが少ない。

 

仕事をしていたり、子育てしていたら、こういうのって誰にでもあることですよね。

やっぱり自分のペースで生きることって大事。

Dr.「ひとは空気を吸うのと同じように、ひとりになる時間が必要」

と言われました。

 

適応障害の治療は、環境調整が基本です。

ストレスの根本となっている環境を変えること。

 

でも、今の環境、状況を変えるのは難しい。

家庭を離れるわけにはいかないし、子どもたちに寄り添うのを止めるという選択はないので。

少なくとも、子どもたちの状態が良くならないことには、私が一身に背負っているような状況は変わりません。

時間の流れを待つしかない。

 

とりあえず、睡眠に関しては薬の力を借りることにしました。

眠れない日が続くと、睡眠に対して緊張感が生まれてしまうんですよね。

それが更に不眠を誘うという悪循環。

ちゃんと眠れるようになれば、気持ち的にも楽になると思います。

 

あとは過敏性腸症候群IBS)の症状が少し出ているので、漢方薬を出してもらいました。

IBSの症状は、たぶん高校生の時からあります。

でも、そこまで強い症状ではないので、長年見て見ぬ振りをしていました。

良い機会なので、しばらく漢方で様子を見てみます。

 

受診して良かったこと

 

子どもたちが寝た後、夫に話をしました。

夫は私が適応障害と言われたことに、ショックを受けたようです。

「ごめん」とも言われました。

別に夫が原因になっているわけじゃないけど、そこまで私が背負っていると思っていなかったのかも。

多少、責任を感じているみたい。

 

家のこと、子どものこと、学校や病院の対応、夫自身のこと。

私が全部背負えるわけないですよね。

本当に、少しでいいんです。

夫が自分のことを自分でやってくれるだけでも助かる。

これを機に、少しでいいから荷物を分け合えるようになるといいな。