ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校の子の卒業式 本人の意向を最優先に

こんにちは。

 

今、双子はお友だちとフォートナイト中。

3人のお友だち+双子で、ボイスチャットで会話しています。

会話を何気なく聞いていると、色々発見できて面白い。

 

長男は意外と自己主張する。

そしてお友だちにもちゃんと「どうしたい?」と聞く。

次男はよく相手を褒める。

みんなにまんべんなく話しかける。

 

不登校とコロナでお友だちとの関わりが長らく途切れていたのに、ゲームの世界で、安心できる相手なら、コミュニケーション下手というわけでもないんですよね。

これが本来の姿なのかもしれません♪

 

どんな形で卒業したいか

 

先日、来月に迫った卒業式について先生と相談をしてきました。

 

コロナ禍の卒業式。

在校生も来賓もなしで、児童、保護者、教職員だけで執り行われます。

出席できる保護者は一人だけ。

体調不良で欠席する子もいると予想されます。

コロナ以前の卒業式に比べれば時間も短いので、双子にとってはハードルが低めかもしれません。

 

卒業は人生の大事な節目だと思います。

6年間の半分以上をみんなと違う道を歩いてきた双子にとっても、たぶんそれは同じ。

 

でも、「卒業式」に参加すること自体が大事なわけではありません。

大事なのは、小学生の自分にさよならすること。

気持ちの上で区切りをつけること。

 

子どもたちと「どんな形で卒業したいか」を話し合って、要望を先生にお伝えしました。

 

小さな卒業式

 

双子の卒業式は、2人がなるべくリラックスした状態でいられる形でお願いしました。

 

同級生のみんなが式典を終えて、下校した後で。

支援級の教室で。

家族と、担任の先生方と校長先生だけで。

フォーマルな格好はしません。

普段の支援級のアットホームな雰囲気のままがいい。

 

学校からは、双子の意向を最優先に対応すると言って頂きました。

本当にありがたいです。

 

あと、もうひとつ取り決めたことが。

式典で、2人の呼名はなしにして貰いました。

 

卒業式って、ひとりひとり名前を呼ばれて、壇上で卒業証書を授与されますよね。

欠席者も通常は名前を呼ばれます。

でも、先生から「呼名はしていいですか?」と聞かれたので、これも本人の意思に任せました。

 

不登校になってからこれまで、日頃の登校に関しても、行事などの参加に関しても、散々迷ってきました。

「やる」のも「やらない」のも、どちらも苦しくて。

ギリギリまで迷って迷って、それだけで疲弊しきっていたこともあります。

 

でも、卒業式に関しては、当人たちに迷いが全然ありません。

キッパリと自分の意思を明確にできました。

これってすごい成長だと思う。

 

卒業式に向けて次男が考えていること

 

次男は今学期、1日も登校していません。

でも、卒業式には先生に感謝の気持ちを伝えたいそうです。

 

先生が家族以外で一番の理解者でいてくれていることを、ちゃんと分かっているのでしょうね。

ただでさえお別れが苦手な次男は、先生と会えなくなることが悲しくて辛くなってしまうかも。

 

先日、ぼそっと言っていました。

「中学生になったら毎日先生に会いに行こうかな…」

それを今できたら、先生は泣いて喜ぶと思うよ!!

 

卒業式当日、次男がちゃんと自分の気持ちを伝えられるといいな。