ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

努力をひとに見せたくないタイプ

こんにちは。

 

9月も半ばになろうというのに、まだまだ暑いですね。

この暑さのせいで台風が次々発生するのか、台風があるから暑いのか・・・。

 

長男は順調に給食登校を続けています。

最近よく、給食と昼休みの時間を学校で過ごす長男に、先生がちょっとしたお仕事を与えてくれます。

「一緒に体育館の窓を開けに行こう」とか、

「足踏式の消毒液スタンドを組み立てて欲しいんだけど」とか。

昨日は校長先生へのお使いを頼まれ、お届け物をしてきたそうです。

 

授業は全然受けていませんが、与えられた役割を果たすという意味では、学校で色々な経験をさせてもらっているようです。

長男も頼まれるのを嬉しく思っているようで、まんざらでもなさそう。

こんな支援の仕方も有りですね。

とってもありがたいです。

 

努力をひとに見せたくない

 

調子が良いのは長男だけではありません。

次男も元気に、そして平穏に過ごしています。

 

部屋の整頓&掃除をしたり、熱心に絵を描いたり。

私が長男を迎えに行っている時間で、洗濯物を全部畳んで運び、LDKをすっきり片づけてくれていました。

私が知らないうちに、絵もすごく上達していてびっくり。

 

次男は努力をひとに見せたくないタイプ。

途中で諦めたり、失敗するくらいなら、最初からなかったことにしたいという心理もあるようで。

完璧主義的な思考が根底にあるのでしょうね。

 

それってしんどくない?

ダメでもともと! と思ってやる方が気持ちが楽なのでは? 

と、内心思います。

 

でも、白黒思考、ゼロ百思考を変えるって、なかなか難しくて。

学校に行けずに狭い世界で生きている次男には、経験から学ぶ機会も少ない。

だったら小さな「できた!」を積み重ねて、まずは心の栄養を蓄えていく方が良い気がします。

 

ひとに与えられて動くのではなく、自分から動きたい。

努力や過程を見せたくない。

相手をびっくりさせたいし、喜んでもらいたい。(それが自分の喜び)

 

というのが次男なので、彼が何かを頑張っている時は優しい気持ちで放っておきます。

うーん・・・学校が合わないのも頷けますね。

 

「映画を観たくなってきた」

 

長男は夏休みの間に、夫と一緒にワンピースの映画を観に行きました。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

次男は「コロナが怖い」と言って行きませんでした。

でも、恐らく理由はコロナだけではなくて。

 

次男は人が沢山いる場所に行くことに抵抗があります。

周りのひとに見られること。(実際は他人のことなんて見ていないとしても)

映画館という箱の中で、手の届く距離に他人がいること。(次男のパーソナルスペースは多分かなり広めです)

社会不安障害の診断を受けている次男ですが、これは広場恐怖症に近いのかも。

 

ところが先日、「ぼくも映画観たくなってきた」という言葉がポロっと。

おぉ~♪

 

映画のパンフレットを見たり、映画で使われているAdoさんの曲を聴いたりしているうちに観たくなってきたようです。

eco「夏休み終わったし、平日の昼間なら空いてると思うよ。一緒に行く?」

次男「うん・・・行きたいな」

 

次男がどこかに行きたいと言い出すだけで、私、とっても嬉しくなってしまいます。

どこにでも付き合うよ~! くらいの気持ち。

それほど、普段はひきこもってお家で生活しているので。

近々、休みを取って行ってこようと思います。

きっとポップコーンも買ってあげちゃうな♪