ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

夫「今のうちに安心して失敗しておけばいいのに」

こんにちは。

 

先週に続き、今日も雨。

すっきりしない天気が続いて、我が家の家庭菜園にも少し影響が出ています。

 

どうやらトマトが根腐れを起こしてしまったようで、一本ダメになってしまいました。

トマトは水をやり過ぎない方が順調に育ちます。

また今週も雨マークがいっぱい。

ほかの苗たちは無事に育ちますように。

 

小児科医P先生のブログより

 

不登校界隈で有名な(?)小児科医P先生のブログ。

更新される度に必ず読んでいますが、たまに我が子のことかしら? と思うくらいドンピシャな記事があるんですよね。

hattatsu-kids.com

 

記事中に書かれている

言葉にできない気持ちを代弁し、クローズドクエスチョンで絞り込んでいく

 

私も児童精神科で似たようなアドバイスをされ、かれこれ数年は実践してきました。

 

この実践により、次男はかなり自分の気持ちを言葉にできるようになりました。

もともと感受性が豊かで気持ちの機微がわかる子です。

もしかしたら大人以上に細やかに気持ちを伝えられるかも(相手は私限定ですが)

未来への種まきが上手くいって、芽が出たんだね。

 

一方、長男に対してはまだまだ種まき中・・・。

現在進行形で「何も言わないから、不安かどうかすらよく分からない」

 

不安を言葉にできない。

端から見たら、なんとなくただ立ち止まっているだけ。

そもそも不安を感じているようにも見えない。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

不安を口にするでもなく、待っても待っても動く気配ないので、つい私もイラっとしてしまうことがあります。

で、やってみたら普通にできるから、さらにイラッ。

 

次男と同じように種をまいてきたのに。

個人差があることは重々承知しているけど、ちょっとがっくり。

 

それでも最近は、さすがに私も長男の不安がわかるようになってきました。

動かない=何か不安に感じているなぁ、と。

 

その度にせっせと種をまき続けています。

いつか、ひょっこり芽が出るかしら。

 

夫「今のうちに安心して失敗しておけばいいのに」

 

先日、夫と出掛ける機会があり、

「長男は小さな不安がいっぱいで動けないんだよ」

という話題になりました。

 

我が子のことなのに「まぁそうなんだろうね」と他人事のように言う夫。

さらに続いた言葉が、

「不安なのはわかるけど、今ならいくらでも失敗できるのに。今のうちに安心して失敗しておけばいいのにね」

 

夫の言う通りです。

たまーにすごく的を射たことを言うんですよね。

eco「それ、長男に言ってあげなよ。パパがそう言ってくれたらきっと安心するよ」

 

長男は現在中学2年生(しかも支援級)

今なら家族も学校の先生方も、長男の小さな不安くらいいくらでも受け止められる土壌があります。

でも、義務教育期間はあと2年も残っていません。

家族はずっと受け止めてあげられても、中学卒業後の環境がどうなるかはわかりません。

 

その日、長男が家で塩パンを作ると言うので、

eco「ひとりで準備から焼きまでやってごらん。安心して失敗していいから」

と伝えました(夫は結局何も伝えなかったみたい・・・)

 

途中、やっぱり不安な長男は、何度か私に確認してきました。

「バターって切ったら冷蔵庫に入れておくの?」

「この薄力粉、開けていい?」

 

どれも、ちゃんと自分で判断できているんです。

わざわざ私に確認しないで進めても、大きな失敗はしないと思う。

でも、やっぱり不安なのでしょうね。

 

私はただ「うんうん」とだけ言いながら見守っていたら、美味しい塩パンが出来上がりました。

ちゃんとできるじゃん。

 

本当は、夫から長男に「安心して失敗していい」と伝えてあげて欲しかったです。

夫が伝えた方が、私の地道な種まきよりも効果覿面な肥料になりそうなのにな。