ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

特性&精神疾患持ちの防災対策

こんにちは。

 

年が明けて早々に起こった自然災害。

被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。

多くの方が寒さと不安で今も眠れない夜を過ごされていると思うと、本当に胸が痛みます。

どうか一日も早く安心して眠れる日が訪れますように。

 

不安との向き合い方

 

地震の第一報直後。

テレビをつけると必死に避難を呼びかけるアナウンサーの声。

スマホに届く速報。

Xであがってくるリアルタイムな情報や過去の津波映像。

 

私が中学生の時に起きた阪神大震災と比べると、今は情報の入り方が全く違います。

ものすごいスピードで情報が更新され、広がっていく。

意識していないと情報の波に溺れてしまいそうなほど。

 

もともと不安が強い双子。

ニュースをしばらくつけていたら、不安が大きくなってしまいました。

 

何が起きているのか把握することは大切です。

でも、何も手につかなくなったり、具合が悪くなったりするほど不安が大きくなってしまうのなら、自分の心を守る方を優先して良い。

意識的に情報を遮断した方が良い時もあるよ、と伝えました。

 

好きな動画を見たり、ゲームを楽しんだりしていい

まずは自分の心を保って、生活を続けること

被災地の方のために何かしたければ、後で寄付などの手段を考えればいい

 

私自身も気分が滅入ってしまいそうだったけれど、子どもたちに言い聞かせることで自分も落ち着くことができました。

 

次男は不安を感じながらも案外強くて。

不安を口に出す

自分たちに何ができるかを話し合う

自分が被災したら? を話し合う

ことができました。

 

そのおかげもあってか、怖さを引きずっている様子はさほどありません。

どちらかというと、今まさに避難生活を送っている方々を案じる気持ちの方が強そう。

 

一方、長男は数日経った今も不安をあまり言葉にできずにいます。

ニュース、地震の話題を避けて普段通りに過ごしているように見えるものの、いまいち元気がありません。

 

だから、ちょっとした行動で「大丈夫」を伝えています。

ポンポンと頭を撫でたり、好きなおかずを一品足したり、桃鉄をやっている横で読書したり。

少しずつ笑顔は増えています。

 

話す=はなす=放す

 

不安を口に出すって、とても大切。

不安を口に出せる相手がいることが大切ですね。

 

特性&精神疾患持ちの防災対策

 

今回、自宅の防災用品も見直しました。

備品のチェックだけでなく、置き場所も大事。

シューズクローゼットに持ち出し用のリュックを2つ置いています。

 

今までもリュックの中には家族(夫と私の実家含む)の連絡先等のコピーと家族&うさぎのこみみの写真は入れてありました。

今回新たに加えたのが、

・家族全員の保険証とお薬手帳のコピー

・双子の精神障害者保健福祉手帳のコピー

 

そして、早々に加えておきたいと思ったのが

・ヘルプマーク

・ヘルプカード(支援を受ける時に配慮してほしいことを記載したもの)

の2つ。

 

ヘルプマークは見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp

 

ヘルプマークの使用は、病気、疾患、障害など決まった基準が定められておらず、援助や配慮を必要とするすべての人が利用対象とされています。

 

長男は自閉スペクトラム症と病気不安、自然災害に対する不安もかなり強いタイプ。

次男は社交不安障害と気分障害

 

2人とも日常的にヘルプマークを利用する必要は感じません(特定の人としか関わっていないので)

でも、非常事態に症状が悪化することは十分予想されます。

強いストレスによる動揺、パニックなどもあり得えます。

私が一緒にいない場合も想定しておかなくてはいけません。

そんな時に周囲に対応を求められるよう、避難用リュックにはヘルプマークを付けておいた方が良いように思います。

 

ヘルプマークもヘルプカードも、自治体で指定された窓口で利用を申し出れば入手できます(ヘルプカードはダウンロードして使える自治体もあるし、自作しても良いと思います)

近々、市の保健福祉課にちょうど用事があるのでもらって来ようと思います。

 

NHKのこちらのサイト。

防災、減災のための準備や対応が障害別にまとめられていて参考になりました。

www.nhk.or.jp

 

今年もゆるゆると更新していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。