ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

ASDの女性が主人公のドラマ『厨房のありす』

こんにちは。

 

1月ももう4週目。

長男は先週2回登校したものの、まだ十分にエンジンがかからないようです。

今日もお休み。

苦手な月曜日を克服できる日は来るのかしら。

 

家では勉強にも手をつけられるくらいには元気。

調子が悪いと訴えてくるわけではないのです。

でも、モンハンをやるから見ていて欲しいと言ってきたり、やることがない、次男が遊んでくれないなどのちょっとした不満を訴えてきたり。

なんとなく気持ちが晴れないのでしょうね。

 

次男も、可もなく不可もなく。

たくさん寝て、ちょっとぬいぐるみ作りをして、イラストを描いて、再びごろごろして。

好きなように過ごしています。

気分の波にそれほど振り回されている様子はなく、疲れることも特にしていません。

 

でも頻繁に「疲れた」と口にします。

自由に過ごしていても疲れるということは、見た目ほど調子が安定しているわけではないのかな・・・。

 

eco流、本屋さんの楽しみ方

 

週末は大好きな友達とお茶をした後、本屋さんをひとりでふらふら。

パッとしないお天気でしたが、なんとなく気持ちが軽くなりました。

 

今は自宅にいても本を買うことができる時代。

本屋さん、だいぶ減りましたよね。

私も好きな作家さんの本は新着情報の通知が来たらネットでポチッとしています。

 

それでも本屋さんをうろうろするのは大好き。

色んな本を手にとってパラパラ見ること2時間弱。

小説、漫画、児童書、雑誌、専門書まで、店内を何周もしてしまいました。

 

その書店がどんな作品や作家さんを推しているのかを、品揃えや陳列の仕方から推測してみたり。

読みたいと思わせてくれたPOP、No.1を勝手に決めたり。

本屋さんに足を運ばないと味わえない、偶然の出会いを楽しめる時間。

 

何気なく手に取った一冊にぐっと心を掴まれることもあります。

文庫本の帯を読むだけで、編集者のものすごい熱量を感じることも。

その一方で、メディアで話題の本を読んでみたら、う~ん・・・なことも。

それはそれで本を売り込みたいという戦略に感心します。

 

家から一歩も出ずに週末を過ごした双子は、こんな風に偶然出会う楽しみを味わえません。

安心できるお家で変わらない日常を送る。

それが今の彼らにとっては大切なのだろうけど。

いつか偶然の出会いを求めて気持ちが外に向かうようになったら嬉しいです。

 

ドラマ『厨房のありす』

 

昨日から放送が始まった『厨房のありす』というドラマ。

ご覧になった方、いらっしゃいますか?

門脇麦さん演じる自閉スペクトラム症(ASD)の女性が主人公のお話です。

 

www.ntv.co.jp

 

早速第一話を観て思うこと。

 

ASDと言っても特性はひとによって全然違う。

ドラマの中でも特性を説明する際に

ASDと言っても個人差はあるから、あくまでもありす(主人公)の場合は」

と念を押すセリフがありました。

これ、大事なのでしょうね。

 

長男は自閉スペクトラム症の診断を受けているけれど、ドラマの主人公、ありすちゃんとは全然違います。

特性の強弱にも違いがありそう。

そもそも長男は傍目にはASDだとわかりません。

少し接しただけでも、多分わからない。

時間をかけてじっくり付き合えば、あ~、こういうところか。とわかるかもしれません。

 

長男は想像力豊かだし、空気も読む方です。

一対一のコミュニケーションならそれなりに会話できます。

一方で、集団が苦手、マイナスな感情表現が苦手、自己主張がうまくできない、不安が強いなどの特性があります。

自分の意見を求められたり、感情表現を要する内容になったりすると、途端に会話が成立しなくなる。

そして、傍からは障害とわかり難いことが生きづらさだったりもするのでは、と思います。

 

だから当事者の親としてドラマを観ても、わかるわかる! とはならず。

ASDと言っても本当に千差万別だなぁと、興味深く観ました。

 

ドラマを通して発達障害への理解が広まるのはとてもありがたいことです。

ただし、これがステレオタイプになると困るという当事者も沢山いるんじゃないかな。

あくまでもフィクション、エンターテインメントとして、次回も楽しみにしたいと思います。