ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

双子のもぐらたたき

おはようございます。

 

昨日に引き続き、春の嵐ですね。

夜中から風の音がすごくて、何度か目が覚めました。

今日は10m/s級の強風予報が出ています。

庭の手入れをしたかったけれど、すっかりやる気が失せました。

代わりに何をしようかな。

 

次男「パパ、最近優しい」

 

「パパ、最近優しいんだよ」

と次男がポツンと言いました。

 

eco「そう? パパ優しくなった?」

次男「うん。なんか変わった」

 

一時期、関係が良くなかった夫と次男。

次男は夫を避けるように行動し、ひきこもり生活になって、適応障害とまで言われました。

でも、ここしばらくは良好な関係に戻りつつあります。

 

夫は、学校のこと、勉強のこと、ゲームのことに関して、ほとんど口を出さなくなりました。

生活のことはたまに言いますが、「お風呂入りなよ」「歯磨きしなよ」くらい。

それも、何度も口うるさくは言わなくなりました。

そして、子どもたちの話にもなるべく耳を傾けているように見受けられます。

「一緒にゲームやろう」と誘われると、すごく面倒そうだけど…。

 

ただそれだけのことですが、夫にとっては、相当の努力をしているはず。

本当は言いたいことが山ほどある気持ちは、私もわかります。

夫なりに努力をして、変わってきましたね。

次男は夫の変化をちゃんと感じ取っているようです。

 

夫と長男

 

夫の長男に対する認識は、できるのにやらない、楽な方に流されている、ポケポケしている(何も考えていない)、という感じです。

 

夫には長男の表面しか見えていなくて、本心がわかりにくい長男には要求が高くなりがちです。

次男には言わないのに、「最近勉強してる?」「暇なら洗濯物畳んでよ」と言うことも。

 

これに対して、長男は明らかに不満顔。

なんでぼくだけに言うの?

次男だってやってないのに。

 

そう思っても無理はないですよね。

すかさずフォローするように、気をつけてはいますが、私も最近、次男に意識が向き勝ちになってしまっていたなぁと反省です。

 

実際の長男は、色々なことを考えていて、笑顔の裏に沢山不安を抱えています。

切り替えが苦手だったり、妙なところでこだわりが強かったり、軽度とは言え、自閉スペクトラム症の特性が見え隠れしています。

そして長男の最大の困りごとは、これらが端からは非常に見えにくいことだと思うのです。

笑顔だし、話せばわかるし、やればできるし。

でも、心の内は違うことも多いので、夫にもちゃんと目を向けて欲しい。

難しいですね…。

 

双子のもぐらたたき

 

幼少の頃からそうなのですが、次男の問題に意識が向いているときは長男はお利口さんで、もう大丈夫だな~と思った頃に、今度は長男の問題が出てくる。

逆も然りです。

だから、代わり番子にいつも何かある。

もぐらたたきをしているみたいです。

 

就園前に行っていた双子サークルでは、双子のどちらかばかり手がかかるという話をよく聞きました。

でも、うちはそういうことはなく、均等に手がかかる…。

空気を読んでるの? と思ったこともあるくらい。

でも、自分に意識を向けて欲しいという気持ちはあるのかも。

双子でなくても、兄弟姉妹がいたら、そういうことはあるかもしれませんね。

このもぐらたたき、いつまで続くんだろう。

 

次男の居場所

こんにちは。

 

昨日、放課後登校して疲れてしまった次男。

今日はゆっくり休むと決めていました。

ところが、先生に貸して頂いたアイロンビーズをやっていて、

次男「黒がなくなっちゃった・・・学校に貰いに行く!」

と思い立ち、3分後には身支度を済ませていました。

 

授業中にビーズを貰いに行くのはどうなの? と思いつつ、次男の刹那的で強い気持ちを尊重することにしました。

幸い、次男の担任の先生は空き時間で、喜んでビーズを分けて下さいました。

「足りなくなったらまたおいで~」と言って、少しずつ。

先生の戦略ですね。

 

自由だから、ハマれる

 

双子の在籍する支援級では、自立活動の時間などに度々アイロンビーズをやるようです。

次男も五月雨登校していた1学期に、作品を持ち帰ってきたことがあります。

でも、その時にはアイロンビーズにハマった様子はありませんでした。

 

昨日、放課後登校してアイロンビーズの道具と材料を持ち帰ってから今朝までに、次男はすでに5つも製作しています。

これまでにプラ板や折り紙、切り紙などにハマってきた次男。

今度はこれか~・・・という感じです。

 

恐らく学校で製作した時は、

この時間で、

こんなテーマで、

これくらいの大きさのものを作りましょう

という枠組みがあったのだと思います。

(学校ではそれが普通ですよね)

もしかしたら、キャラクターはNGとかもあったかも。

 

次男は工作や絵が大好きだけど、テーマを決められたり、作り方を制限されるのは大嫌いです。

自分の思うままに作りたい。

家では好きなだけ時間をかけて、自分の好きなものを、好きなように作れる。

好きなキャラクターの画像をネットで見ながら作ったり、立体作品を作ったり、自由にできるから楽しい。

自由だから、ハマれるんですね。

 

ゲームやネット以外で次男の暇つぶしができて良かったです。

その一方で、次男のようなタイプだと、普通の学校生活に適応することは、やっぱり難しいんだろうな・・・と再認識させられました。

 

次男の居場所

 

今日の学校への滞在時間は10分ほどでした。

みんながいる教室には入らなかったけれど、廊下から中の様子をチラ見。

クラスメイトも廊下にいる次男をチラ見。

次男のクラスには、普段と違うことがあっても、大騒ぎするような子がひとりもいません。

ある意味、先生が一番大騒ぎです・・・。

 

廊下では、教頭先生、養護の先生、知的クラスの先生とすれ違い、みーんな顔を綻ばせて「次男くん、よく来たね!」と声を掛けて下さいました。

仲良しの教頭先生とはハイタッチ。

こんなに気にかけてもらえる子、多分そんなにいないよ。

 

学校へ行くと、次男の居場所はちゃんとあると感じます。

そこに入っていくことさえできれば。

 

きっと、次男にとってもそこが居場所なのだと思います。

1学期に五月雨登校していただけでも、クラスメイトにも、先生にも、教室にも、思い入れがちゃんとあります。

だから、休んでいても学校のことが頭から離れずに悶々としてしまう。

自分の居場所と思うところに、次男はちゃんと居たいのでしょうね。

 

2人で放課後登校

こんばんは。

 

美味しいキッシュのお店のランチボックスをテイクアウトして、数ヶ月ぶりに、仲良しの双子ママ友のお宅にお邪魔してきました。

自粛生活でしばらく会えずにいたけれど、

もう限界! お喋りしたーい!

と連絡があったので、おうちでランチになりました。

久々のお喋り、とても楽しかったです。

子どもたちは「たまにはゆっくりしておいでよ」と、ご機嫌に送り出してくれました。

 

2人で放課後登校

 

今日は長男が先生に見せたいものがあり、放課後登校の予定をしていました。

それを次男に伝えたら、

「ぼくも行ってみようかな」

どうした風の吹き回しか、次男も一緒に行くことに。

1月にチラッと登校して以来、久しぶりのことです。

 

次男のサプライズ登校に、先生もびっくり。

(1月もサプライズでした)

とても喜んでくれて、次男は嬉しそうでした。

30分ほどお話ししたり、一緒に畑の玉ねぎを抜いたり。

まぁ、次男はほとんど無言だったけど…。

 

先生は予定があるとのことでさよならした後に、次男は教室の黒板に“足跡”を残していました。

「のこり1週間、がんばろう」

クラスメイトへの言葉なのか、自分に向けた言葉なのかわからないメッセージと、すみっコぐらしと鬼滅のキャラを熱心に描いていました。

明日の朝、クラスのお子さんたちはびっくりするでしょうね。

 

先生は聞き上手

 

長男は自分の担任の先生と楽しくお喋り。

先生に見せたかったのは、我が家のあつ森の島を紹介するためにコツコツ作ったノートです。

島内の見所や家の中の様子、双子の誕生日に家族みんなで撮った写真など、一枚一枚にタイトルとコメント文が入っています。

先生はなんと1時間近くも、長男のプレゼンを聞いて下さいました。

 

長男は自分の好きなことに関して、延々喋り続けられる子です。

日頃それを聞かされているのは私。

正直、苦痛に感じることも多い。

どうしても、その苦痛が顔に出てしまいます。

 

一方、長男の先生はとても聞き上手。

ご自身もあつ森をやっているそうですが、長男の話を興味津々といった面持ちで聞いてくれます。

忙しい学校の先生に長男の一方的な話の聞き役を求めるのは心苦しいけれど、長男は嬉しいんだろうなぁ…。

 

放課後登校後の次男

 

久しぶりの登校で、1時間も学校にいた次男。

家に帰ると、先生が「お家でやるといいよ」と言って貸してくれたアイロンビーズを早速やっていました。

 

ところが、急にすすすっと2階に消えたかと思うと、号泣する声が。

急いで子ども部屋に行ってみると、次男が「疲れた~!!!」と言って泣いていました。

 

うんうん、疲れたね。

疲れたときは泣きたくなっちゃうんだよね。

泣いていいんだよ。

よくがんばったね。

心配して駆けつけた長男も一緒に、3人でギューッとハグをしました。

 

緊張状態によって精神的に疲れると、次男はよく号泣します。

緊張を解く儀式のようなものかもしれませんね。

ちゃんと受け止めてあげれば、数分で泣き止む。

泣き止んだ後は楽しくアイロンビーズをやって、夫に自分のがんばりを報告していました。

 

学校に行けなくてもいい。

自分の道を見つけてくれればいい。

そう思っていても、学校に気持ちが向いてちょっと足を運べると、嬉しくなります。

 

 

聴覚過敏も三者三様

こんにちは。

 

昨日、葛藤の末に学校で給食を食べてきた長男。

家に帰ってしばらくすると、腹痛でトイレに籠っていました・・・。

久しぶりに教室へ行って、極度の緊張状態の中で給食を食べたせいかもしれません。

がんばったのに、美味しく食べてきたのに、辛すぎる。

今日はいつもの通り、おうちでお昼。

長男の好きなたらこパスタにしました。(次男は食べないけど)

 

今日は以前から書こうと思っていた聴覚過敏のお話。

我が家は4人と1匹家族ですが、そのうち3人に聴覚過敏があります。

(1匹も。うさぎは本能的に音に敏感です)

でも、聴こえ方や苦手な音の種類は三者三様。

一口に聴覚過敏と言っても、タイプが違います。

 

次男の場合

 

次男は3年生の5月に教室に入ることができなくなって、初めて聴覚過敏を指摘されました。

教室内の喧騒が聴こえてくる廊下で、耳を塞いで泣いていたからです。

 

人がざわざわ喋っている音、人の怒声や不機嫌な声が苦手。

赤ちゃんの泣き声や小さい子の大きな声も。

 

次男の場合は、ストレスと聴覚過敏の相関関係が特に強いようです。

教室に入れなくなった当時は、ショッピングモールやファミレスに入ることもできませんでした。

でも、今は調子が良ければ多少の人混みなら大丈夫です。

 

テレビの音などは特に気にならないみたい。

イヤホンを使う時も、私からすればかなり大きめです。

足音もドタドタうるさいし。

次男の聴覚過敏は、ストレスによる後天的なものじゃないかな。

 

長男の場合

 

長男の聴覚過敏は、たぶん先天的なものです。

幼少期から思い当たることがいくつもあります。

お祭りの太鼓の音、映画館の重低音、人のざわつく声なんかで、泣き出したり、耳を塞いでいました。

集団が苦手なのは無理もないですよね。

 

映画館の大きな音は今も苦手で、両手で耳を塞ぎながら観るくらいがちょうど良いみたい。

去年『鬼滅の刃』の映画を観に行った時も、ずっと耳を塞いでいました。

もう映画を観る時はイヤーマフを持参した方がいいかも。

 

運動会も長男に言わせると「地獄」だそうです。

一昨年の運動会では、応援席に居ることができませんでした。

応援席の声援、周りのざわめき、スピーカーから流れる音楽やアナウンス。

ずっと耳を塞いでいて、可哀想になりました。

長男にとっては、音の洪水のような感じなのでしょうね。

 

ちなみに、長男は耳がとても良いです。

聴力検査をすると、聴こえる音域が広く、小さな音もよく拾っているそうです。

また、音感も良くて、ヴァイオリンを習っていた時に先生からよく褒められていました。(音感だけ・・・)

音感が良いからなのか、学校の音楽の授業でみんながリコーダーを吹いている音や、お祭りの笛の音が大嫌い。

チューニングされていない、音階から微妙に外れた音は、私も苦手です。

 

私ecoの場合

 

私が自分の聴覚過敏に気づいたのは、大人になってからです。

長男の幼少期に、聴覚過敏があるかも? と思ったことがきっかけです。

それまでは聴覚過敏に関する知識が無かったんです。

 

子どもの頃から過敏性はありました。

時計の秒針の音や、静かな部屋で微かに聴こえる電子音が、すごく主張してくる。

周りの人は気にしていないのに、私は気になって気になって…。

中学の時、秒針の音があまりにうるさく感じて、机の上の時計を壊したことがあります。

試験中に周囲の筆記音が気になりすぎて、頭が真っ白になったこともあった。

でも、当時は聴こえ方が人によって違うなんて知らなかったから、なんでみんな平気なのか不思議でした。

 

カラオケやゲーセンは必ずお腹が痛くなる。

これも学生だった頃はなぜかわからなかったんです。

友だちに誘われれば、平気なふりをして行っていました。

今なら、音が苦手だから遠慮しておくね、とお断りするんだけどな。

 

一番困っているのが、複数の音が重なっている時。

例えば、ショッピングモールで流れるBGM、店内アナウンス、人のざわめきの中で誰かと話していても、会話が明瞭に聴き取れません。

家の中でも、レンジフードが回っていて、キッチンで水を出している時に話しかけられても、全然言葉を拾えません。

リビングでテレビがついていたりすると尚更です。

これが一番コミュニケーションに支障が出て、社会生活ではやっかいかもしれません。

 

次男と同様、私もストレスと聴覚過敏の相関関係はすごく感じます。

ストレスが強い時は、些細な音が耐えがたい不快なものになる。

それがさらにストレスを呼び・・・ものすごい悪循環ですね。

 

聴こえ方は本人にしかわからない。

だから理解も得難いし、最初は自分が何に困っているのかすら気が付かないということも多々あると思います。(私もそうでした)

なんとか自分で対処する術を学んで、ストレスを溜めずに生活していくことが何より大事なのでしょうね。

 

 

気持ちが揺れに揺れて・・・でも、がんばりました。

こんにちは。

 

夫の職場では、新型コロナウィルスのワクチン接種の予定が来週に設定されていました。

が、延期になったそうです。

日程は未定。

ワクチンの確保数の問題なんでしょうかね・・・。

 

ワクチンを打てば大丈夫とも言えないし、副作用の心配もあります。

でも、やっぱりワクチンが頼みの綱であることには違いない。

少しでもリスクが減り、心配が減るように、順調にワクチン接種が進むと良いのですが。

 

長男の揺れる気持ち

 

今日は長男が教室でみんなと一緒に給食を食べてきました。

3学期に入って、初めてのことです。

 

今年の初めから「明日、給食食べに行ってみようかな・・・」と言うことは何度かありました。

でも、朝になると「やっぱりやめておく・・・」の繰り返し。

私も話半分どころか、1~2割くらいでしか受け止めていませんでした。

 

今日も家を出る直前まで、

「あ~・・・どうしようかな。行けたらね、行けたら」

とぶつぶつ。

長男「給食を食べるかどうかは、行ってみてから決めてもいい?」

もちろんOKです。

 

なんとか久しぶりに給食の時間に登校。

うちの学校の支援級は、敏感な子たちへの配慮から、通常級と離れたところに教室があります。

でも給食室に近く、給食の準備の時間だけは1年生が沢山通ります。

その姿を見て、ちょっと表情が強張る長男。

「給食を食べずに帰る」と目が言っていました。

 

先生はとにかく登校できたことを褒めて下さり、出席の印に、長男専用のすみっコぐらしのシールも頂きました。

先生「どうする? 食べていかないなら、きゅうりの浅漬けと牛乳だけ持って帰る?」

 

長男の今日の給食のお目当ては、なんときゅうりの浅漬け。

それくらい家でもしょっちゅう作るのに、変わった子です・・・。

 

その時点での長男の心は、きゅうりの浅漬けと牛乳を持って帰ることに決まっていました。

でも、その直後、クラスの男の子がお盆に盛り付けた給食を運んできてくれたのです。

給食を目の前にすると

長男「美味しそうだな~・・・」

汁物から湯気が立って、いい匂いがすると、食欲もそそられますよね。

ここで最後の一押し。

eco「食べて行きたければ、車で待ってるよ?」

 

不安を口にしてもいい

 

さて、ここまで一体何度行ったり来たりしたでしょう。

「教室で給食を食べる」という決断のために、これだけ気持ちが揺れ動いていたら、そりゃ疲れますよね。

 

これも長男の特性のひとつだと思っていますが、たぶん、決められないんです。

「給食を食べたい」という気持ちはあっても、色々不安に思うことがあって、「でも・・・」がいっぱい浮かんでくるのだと思う。

 

いつもニコニコしている長男の素顔は、不安が人一倍強いのかもしれません。

その不安を表に出さないようにニコニコ笑顔でいるのだと、帰りの車の中で教えてくれました。

不安を口にしてもいいんだよ。

「でも・・・」を言ってもいいんだよ。

私も学校の先生も、それを受け止めるくらいの心の準備はできているよと伝えました。

 

今日は本当によくがんばりました。

長男が給食を食べられなかったら、夜にきゅうりの浅漬けを出そうと思っていたけど、食べてこられたのでやめておきます♪

受け身の長男へのきっかけ作り

こんにちは。

 

今朝、起きた瞬間に「今日が早く終わらないかな」と考えていました。

月曜日の朝から、「早く金曜日の夜にならないかな」とも思う。

 

平日は家事をして、ずっと家にいる子どもたちの相手をして、自分の仕事もぼちぼちやって・・・。

それだけなのに、本当にそれだけなのに、憂鬱に感じてしまいます。

 

昨晩、子どもたちはお友達とオンラインゲームをするために、時間に合わせて歯磨きをして、こみみのお世話をして、いつになくてきぱきと動いていました。

それはもう、生き生きと。

楽しみのためなら、がんばれるんですね。

 

与えられないと広がらない受動型ASDの長男

 

長男は自閉スペクトラム症のタイプ別で言うと、「受動型ASD」だろうと診断されています。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

 

長男の受動的な行動は、人とのコミュニケーションだけではなく、自分の興味についても似たような感じです。

 

いつも読んでいる本、漫画が楽しい。

いつも見ているYouTubeチャンネルが楽しい。

いつもの遊びをしたい。

その一方で、本に出てきたことを実験して確かめようとしたり、ゲームのキャラクターによる技の違いを延々と検証したり、深く掘り下げて探求するのは好きなようです。

 

自分の狭い世界を掘り下げていくのは好きだけど、自ら世界を広げようという気はないのでしょうね。

それはそれで、とことん突き詰めれば良い特性のような気はするけど、なんと言ってもまだ小5です。

世界が狭すぎて、掘り下げるにも限界がすぐに来てしまいます。

 

幸いなことに、与えられれば興味も持つし、興味を持てばどんどん探求します。

もし学校に普通に通っていたら、人並に興味が広がって、人並以上に楽しめることもあるんじゃないかと思います。

学校って、家庭だけでは得られない知識や経験を与えてくれる場所だと思うので。

(そうであっても、本人にしてみれば学校へ行かない理由の方が多いのでしょうが)

 

長男の世界を広げるには、周りの人間が何かを与えて、きっかけを作ることが必要。

でも、家庭以外の居場所がない不登校の子にとっては、それがなかなか難しいです。

 

長男の世界を広げるきっかけに、漫画探し

 

昨日、夫と一緒にゲオに行きました。

長男が楽しめそうな漫画を探しに。

読みたいものを自分で調べたり選んだりすれば良いのですが、それすらしない長男。

(長男を連れて行っても、食指がピクリともしません)

与えられれば喜んで読むのに。

好奇心も知的探求心もあるのに受動的って、すごく勿体ない気がしてしまいます。

 

きっかけは何でもいい。

本でもアニメでもYouTubeでもゲームでも。

長男にとって漫画は、本より手軽に読めて、アニメより気軽に見られるようです。

そして、私や夫が一緒に楽しみやすい。 

そんなわけで、長男が楽しめそうな漫画探し。

 

私は少年漫画には全然詳しくないので、ネットで調べたり、人に聞いたり、あとは夫頼みです。

 夫「長男はどんなのが好みなんだろうね? ジャンルとか」

eco「それがわかればいいんだけど、わからないから色々読んでみようと思って」

 

とりあえず、以下の漫画の1巻ばかりを借りてきました。

約束のネバーランド

ブラッククローバー

『ハイキュー』

『マギ』

アルスラーン戦記

『ミステリと言う勿れ』

ジャンルも色々。

夫と私が読んでみたいと思った作品も含まれています。

まずは1巻を読んでみて、長男が続きを読んでみたいと思うものがひとつでもあればいいなと思います。

 

ちなみに、漫画ですら字を読むのが苦手な次男は「面白そうなの借りたよ」とお薦めしても、手にも取りません。

でも、次男はこちらがきっかけを与えなくても、いつの間にか世界を広げていっているので、それを見守りたいと思います。

 

成績をつける意味

こんばんは。

 

春服が全然ない。

ということに昨日気がつきました。

人と会う予定があり、少し春らしい装いを…と思ったものの、クローゼットがあまりにも寂しい。

着るものに困ってしまいました。

 

思えば、昨年の春は突然おうち生活が始まり、色々な予定がキャンセルになりました。

学校行事もPTAの集まりもママ友とのランチも、お出掛けの予定がみーんな。

出掛けるとしたら、スーパーか病院に行くくらい。

普段使いの服しか着る機会がなく、買うこともなかったのでした…。

 

そんなわけで、今、春服がとっても欲しいです。

でも、なんとなく買いに行くのも億劫…ネットでポチっとしようかな。

 

課題提出

 

昨日は長男と一緒に放課後登校してきました。

長男はあまり行きたくない様子だったけれど、すみっコぐらしのてのりぬいぐるみの新キャラ(待望のうさぎ!)を先生に見せたら? と言ってみたら、はりきって登校。

幼稚園児のノリです…。

 

今回は、後期の成績をつけるために出された課題を提出してきました。

長男は国算理社英の5教科。

次男は国算英の3教科。

図工、音楽、家庭科、体育は取り組むことができませんでした。

まぁでも、思ったより頑張ったかな。

 

次男は算数のプリント5枚を、昨日の朝、一気にやりました。

内容は3年生から5年生の最初に出てくる小数の計算をまとめたもの。

難しい内容ではありません。

「えー、こんなにあるの?」

1枚やっては「疲れた~」

と言いつつ、自力で全て解くことができました。

事前に5枚全部やらなくても大丈夫と伝えていたけれど、「悔しいから全部やる」と頑張っていました。

そういう気持ち、あるんだね…。

これも自分で線引きできると良いのですが。

1日1枚ずつやるとかね。

 

とにかく出来たものは提出したので、課題をクリアできた教科は◯(B)が貰えることになります。

 

成績をつける意味

 

私はやっぱり、無理やり課題をやって成績をつけることに意味があるの? と思います。

家で継続的にプリントに取り組めて、学習を進められるのなら、それを評価に入れることは大いに意味があると思います。

 

でも、今回のはそうじゃない。

この半年で登校できなかった、学習を進められなかったのは事実です。

その事実は本人も十分わかっている。

これで貰った◯の評価を見ても、自己肯定感には繋がらないと思います。

 

それどころか、今は休養してエネルギーを貯めている状態の子どもたちに、結果としてプレッシャーを与えてしまったのではないかと思います。

「できるだけでいいよ」「やれるところまででいいよ」という言葉は、先生の正直な気持ちなのでしょう。

でも、学校に行けないことで日頃から罪悪感を抱えている子にとって、「やらない」という選択をするのは、とても難しいんじゃないかな。

せっかく与えられたチャンスを掴まなかったら、次はないかも、取り返しがつかないかも、と思いますよね。

 

小学校高学年の成績は、確か中学進学時に申し送りされる資料のひとつだったと記憶しています(違っていたらすみません)

それも承知の上で、半年間登校していない事実があるのに、成績を取り繕う意味があるのかな? と思うのです。

 

 残り9日

 

今年度の登校日は残り9日。

新年度に向けて、先生から感じられるプレッシャーが強くなっています。

担任が変わるにしても変わらないにしても、先生としては、今後の道筋をぼんやりとでも描いておきたいのでしょうね…。

双子はついに最終学年になるわけだし。

先生方のその気持ちはわかります。

でも、プレッシャーを感じて辛くなってしまう子どもたちの気持ちもわかる。

 

残りの9日間、双子は何を思って過ごすのかな。

学校に行くことはあるのかしら。

そして、新年度はどういう方針で行くんだろう。

年度末、親も子どもも気持ちがざわざわします。