ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

卒業アルバムの個人撮影「次に持ち越しで」

こんにちは。

 

eco家地方は今日も雨。

カーテンやシーツを洗濯したいのに。

5月の爽やかな陽気が恋しいです。

 

長男は天気の影響で頭が痛いそうです。

いわゆる気象病ですね。

頭痛薬を飲んでも、先ほどから生あくびが止まらない様子です。

花粉シーズンが終わったと思ったら、すぐに梅雨・・・。

長男にとって辛い季節が続くなぁ。

 

「卒業アルバム、どうしたい?」

 

今日は卒業アルバムの個人撮影の日でした。

双子は欠席。

昨日までは「行こうかな」と言っていましたが、今朝聞いたら「次に持ち越しで」とのことでした。

 

まぁ、これくらいは想定内。

チャンスはまだあるし、撮らないという選択肢もあるので、がっかりすることもなく、お家でいつも通り過ごしています。

 

双子に「卒業アルバム、どうしたい?」と確認した時には、

個人写真はがんばって撮りたい

集合写真は撮らないけど、支援級だけの写真なら撮ってもいい

と話していました。

 

先生に双子の意思を伝えると、個人写真さえ撮れれば、集合写真は上手く合成してもらえるとのこと。

昔の集合写真のように、欠席した子の顔写真が小窓になって並ぶことはないそうです。

双子が4年生の時も、新年度に撮るクラス写真に参加できず合成してもらいましたが、言わなければわからないくらい綺麗な仕上がりでした。

 

個人写真を撮るチャンスは3回。

本撮影日(今日)、予備日、そして予備日に撮れなかった場合には、個別に写真屋さんで撮ってもらうのもOKとのことでした。

次に持ち越された撮影、予備日は6月半ばです。

行けるといいな。

  

要望を伝えやすくする土台

 

集団に入っていくのが苦手な子でも、個人撮影して合成すればいい。

撮影日にどうしても学校へ行けなくても、写真屋さんで撮影すればいい。

そう考えれば、不登校の卒アル問題もだいぶハードルが下がる気がしますね。

 

学校からは「〇月〇日〇時から卒業アルバムの個人撮影を行います」みたいな、一方的な確定情報しか来ないのが普通。

それ以外の選択肢なんて無いように感じるし、選択肢がないと、すごーくハードルが高いように感じたりします。

でも、本当は目的を果たすための手段は色々あるはず。

 

我が子のためだけに学校に配慮をお願いするのは気が引けるかもしれません。

でも、「出来ることはしますよ」と、一緒にやり方を考えてくれる先生も沢山います。

ハードルを下げることでお子さんの希望を叶えられるのなら、遠慮せずに学校に相談してみるのが良いと思います。

 

今回、私は子どもたちの要望を学校へ伝えるのに、遠慮や躊躇することなく伝えることができました。

日頃から学校の先生とも密に連絡を取り合って、配慮をお願いしやすい関係性が築けていたからだと思います。

また、子どもの意思を尊重することが、先生との共通認識として揺るがないものになっているからだと思います。

この土台は大事。

これがあるから、子どもたちも自分の要望を口にできるのですよね。

 

6年生は卒業アルバム以外にも気が重くなるイベントが盛りだくさん。

でも、この調子でなんとか乗り越えていけそうな気がします。

中学に入ったら、この土台作りからまた始めるのか・・・と思うと、そちらの方が気が重いな。

我が家のカウンセラーさん

こんにちは。

 

先週の木曜日に新型コロナウイルスのワクチン2回目の接種を終えた夫。

翌日も副反応はそれほど強く出ずに安心していましたが、昨日の休みは頭痛が酷いと言って一日寝込んでいました。

職場にも、数日間頭痛が続いたという方が何人かいるようです。

幸い今日は復活して出勤しました。

 

ただ、昨日は天気のせいで私も頭が痛かった。

夫もたまに頭痛を訴える時があるので、副反応なのか天気のせいなのか、いまいちわかりません。

夫は「副反応だよ、これ」と言っていたけれど、どうなんでしょうね・・・。

 

週末の双子

 

先週、体調があまり良くなかった長男は、週末にはだいぶ元気を取り戻しました。

食欲も戻ってきたようで、落ちていた体重も少しずつ回復しています。

 

ただ、部屋に1人になるのが怖い、寂しい。(次男を呼びます)

家に子どもだけになるのが怖い。(30分以内ならなんとか我慢)

外を通る車やバイク、飛行機などの音が怖い。

寝るまで私に一緒に居て欲しい。

とにかく誰か一緒に遊んで!!

というのは相変わらずです。

 

それでも次男と一緒に遊んだり工作したりと楽しそうにはしているので、具合が悪かった時に比べればずっと笑顔で過ごせています。

 

次男は先週に引き続き調子が良い様子。

私が買い物に行っている時に掃除機とコロコロをかけておいてくれたり、長男に頼まれたイラストを描いてあげたり、みんなを喜ばせて嬉しそうにしていました。

自分から学校のプリント(3年生レベル)をやって

「プリント全部終わっちゃったから、学校に新しいプリント貰いに行こうかな」

という発言も。

今日は宣言通り、放課後にプリントを貰いに登校しました。

 

なんだか次男らしさが戻ってきたみたい。

好きなことでも気力が湧かず、部屋に籠ってゲームやYouTubeばかりになっていた時には、こういう次男らしさが完全に影を潜めてしまっていました。

もちろん気分の波はあるし、一日の中で活動的な時間は限られているけれど、次男らしい次男が見られることが嬉しいです。

 

我が家のカウンセラーさん

 

次男がとある自作のポスターをリビングに掲示しました。

 

『おはなし聞きます』

 

みんなの悩みや相談したいことを聞いてくれて、カウンセリングをしてくれるそうです。

そこに紹介されているカウンセラーさんは、次男と次男のぬいぐるみたち。

いつでも相談を受け付けているそうです♪

 

私は既に3回ほど相談してみました。

「ちょっと疲れて、ご飯を作りたくなくなっちゃった」

「長男と遊んであげたいんだけど、なかなかまとまった時間が取れない」

など、本当に日常的によくある悩みを打ち明けてみたところ、

「うんうん。そういう時もあるよね。無理はしなくていいよ」

「何か好きなことをしてリフレッシュするのもいいね」

などとアドバイスをしてくれました。

「ママはいつもがんばってるもんね」

とも言ってくれて、なんだかすごく甘やかしてもらっているような、全てを肯定してもらえるってこんな感じなのか~と思いました(^^)

 

長男が具合が悪くて悩んでいた時に「カウンセラーさんに相談してみたら?」と言ってみたら、素直に相談しに行った長男。

次男は私の時と同じように、優しく話を聞いてあげていました。

カウンセンリングの一環として、ぬいぐるみで一緒に遊ぶこともあるそうです。

 

ごっこ遊びだけど、共感力の高い次男には合っているのかもしれません。

次男は初めからスクールカウンセリングも拒否だったので、自分は本格的なカウンセリングなんて受けたことはないんですけどね。

きっと自分がして欲しいと思う対応をしているんですね。

卒業アルバムの撮影日程

こんばんは。

 

最近、双子がマイクラで熱心に学校を作っています。

理想の学校なのかな。

相談室や、自分達のように教室に行けない子のための部屋には、特に気合いが入っている。

図書室は、読書好きな私のアイデアを取り入れてくれています。

 

学校に通えている多くの子にとっては、学校は当たり前の存在だけど、不登校の子にとっては、良くも悪くも、より強い思い入れがあるのが学校だと思います。

不登校の子こそが、実は学校を良くしていける可能性を秘めていたりして。

 

卒業アルバムの撮影日程

 

学校からの一斉連絡で、6年生の卒業アルバム撮影日程が送られてきました。

ついに来ました…不登校児の卒アル問題。

日程が送られてきただけで、なかなかの威力です。

 

うちの学校では、5月から6月にかけて委員会、個人、クラブの撮影、2学期に授業風景や学級の集合写真の撮影があるそうです。

 

個人写真は撮るのか。

集合写真にみんなと一緒に写るのか。

(合成という手もあると思います)

そもそも、卒業アルバムって欲しいの?

 

私は前々から本人の意思に任せる心づもりをしています。

アルバムにちゃんと双子の存在を残したい! という強い希望があるわけじゃないので。

もし写真は撮らない、アルバムも要らないという選択をしても、すっと受け入れられる気がします。

 

双子の不登校が始まったのは3年生の時。

このままいけば小学校生活の半分以上、同級生との思い出を共有していないことになる。

もし、卒業式にアルバムを手に取ったら、双子はそれをどう感じるんでしょうね。

 

制服に活動体験に

 

卒アルの他にも、最終学年には試練がいっぱい。

不登校の子の親は、これまでとは違った意味で精神的に疲れますね。

 

先日、中学の制服の早期予約の案内葉書が届きました。

8月までに予約したら割引ですって。

着るのかどうかわからない制服×2…

制服の用意はするつもりで、夫とも話はしています。

でも、意気揚々と…というわけではないので、腰が上がる気がしない。

 

学校から配られた6月の予定表には「中学校活動体験」の文字が。

活動体験って何するんだろう?

双子は行けるのかな?

もしかして付き添い?

 

考えたくなくて、まだ先生に詳細は聞いていません。

でも、考えたくないことも、いずれは考えないといけない。

ひとつひとつ、片付けていくしかないですね。

 

今、子どもたちにプレッシャーを与えたくはないし、子どもたちの意思が一番であることに変わりはない。

でも、現実と向き合うことも必要だということを、少しずつわかって欲しいです。

不安だから遊びたいのに

こんばんは。

 

夫が今日、新型コロナウイルスの2回目のワクチン接種を受けてきました。

 

2回目の接種後の方が副反応が出やすいと言われていますが、接種から10時間ほど経った今は腕が痛くて上がらない程度。

夫よりも1日早く接種した同僚の中には、発熱や頭痛の症状が出た方もいたようです。

鎮痛解熱剤をもらっているので、もし症状が出てもなんとか抑え込んで明日も仕事。

この後、発熱や全身の倦怠感が出ないことを祈ります。

 

次男 予定変更でサプライズ登校

 

昨日は朝に登校し、今日は給食を食べに行きたいと話していた次男。

今朝、目を開けた瞬間の第一声が「今日は学校行くのやめておく」でした。

うんうん、OK。

給食の時間まで、行けるかな・・・どうしようかな・・・とドキドキしながら過ごすよりも、サクッと決めて楽しく過ごす方が良いと思います。

 

9時半頃に暇を持て余していた次男、「プリントやろうかな」と言い出しました。

最近、家でできる漢字や算数のプリントを出してもらい、気が向いた時に取り組んでいます。

 

ところが、いつもプリントを入れているファイルがない。

昨日学校に行った時にプリントの入ったファイルを先生に渡して、返してもらうのを忘れてしまったんです。

私は内心、まぁ無くても問題ないな・・・と思いました。

でも最近上がり調子の次男は

「じゃあ、今からファイル取りに学校行く!」

 

学校に着いたら、ちょうど休み時間。

学校全体がざわついているのを察すると「今日は車で先生に会うのでもいい?」と言うので、私が先生に声を掛けに行きました。

今日は欠席の連絡をしていたので、次男のサプライズ登校に先生も喜んで下さいました。

先生から無事ファイルを受け取り、次男は昨日折り紙で作った吹流しの飾りを先生に渡して帰ってきました。

 

こちらの動画を見て作った吹流し。

簡単に出来てきれいですよ。

www.youtube.com

 

次男は掲示係です。

家で作った折り紙や切り紙をたまに持って行って、教室に飾ってもらっています。

先生やクラスメイトに喜んでもらえるのが嬉しいんだろうな。

 

不安だから遊びたいのに

 

今日はそれほど体調が悪そうな様子はなかった長男。

でも、日中に外から聞こえる車やバイクの音、飛行機が大気を裂く音、新幹線の音などが怖いと言います。

地鳴りのように聞こえて、地震を想起させるのだそうです。

 

恐怖、不安を感じないように、

「ママ遊ぼう」

「パパ遊ぼう」

「次男遊ぼう」

と頻りに誘ってきます。

イヤーマフをして音を遮断している時間もありますが、誰かと一緒に楽しいことをするのが、一番怖さを忘れられるのだそうです。

まぁ、それは当然ですよね。

 

長男が一緒にやりたがるのはボードゲームや工作。

でも、私は仕事があり、夫は「今、気分じゃないな~。夜ならやってあげる」

次男は「今ぼくはゲームがやりたい」と、つれない返事。

「パパも次男も暇なのに遊んでくれない」と不満いっぱいの長男が気の毒で、結局私が20分限定でボードゲームの相手をしました。

でも、その後も誰も相手をしてあげなかったので、長男の不満爆発。

「ひどいよ! 不安だから遊びたいのに。ママ以外の人とは絶対に口きかない!!」

と泣き出して怒ってしまいました。

 

それぞれみんな自分の主張だけをしていたら、そりゃこうなりますよね。

私からすれば、少しくらい付き合ってあげればいいのに…、怒らせて泣かれる方が余程面倒なのに…と思います。

そして少なくとも夫は、長男の不安な気持ちを受け止めてあげて欲しい。

でも、車や飛行機の音が怖いと言っても、夫には全然理解できないので、そんなのが怖くてどうするの? という感覚なんでしょうね。

 

その後長男は、仕事をしている私の横で塗り絵をしていました。

長男も頑固な子なので、宣言通り夫とも次男とも口をきかず。

でも、晩ごはんの時には普通におしゃべりしていたので、仲直りはできたようです。

 

長男は自分の主張にこだわりすぎて、家族の中で孤立してしまうことがたまーにある。

ほかの人の言い分には耳を貸さないんです。

これも自閉特性のひとつなんでしょうか。

 

普段は平和主義で、とても穏やかな長男。

不安が和らいで、心の中も穏やかになればいいなと思います。

長男 ストレスによる食欲低下

こんにちは。

 

九州南部が平年より19日も早く梅雨入りしたとか。

この分だと本州も早まるのでしょうか。

ただでさえコロナで大変な世の中、豪雨や台風などの自然災害が起こらないで欲しいです。

“平年通り”ではないと、やっぱり何か異常なんだと感じてちょっと身構えます。

 

次男「ちょっと慣れてきた」

 

今日は学校の尿検査があり、朝のうちに次男と一緒に学校へ検体を届けに行きました。

毎朝、連絡アプリで双子の欠席か遅刻の連絡をしているけど、何も連絡をせずに朝に登校できたのは本当に久しぶり。

 

学校に向かう車の中で、「朝ってそういえばこんな感じだったね」と話す次男。

意外なほどリラックスモードでした。

昨年の1学期に五月雨登校していた時は、学校へ向かう車の中が緊張感でいっぱいだったんです。

もうその違いだけで、次男の今の状態が悪くないことがわかります。

 

学校ではクラスメイト数人とも少しお話できました。

今年度から新しく情緒クラスに移ってきた男の子が次男に挨拶してくれました。

「にゃあにゃにゃにゃあ」

慣れない相手だと猫語でしか話さない子で、先生に対しても初めは猫語だったそうです。

今までにクラスにいなかったタイプだな~。

初対面の次男はちょっとびっくりしていたけど、人懐っこい雰囲気の子なので慣れれば仲良くなれそうです。

 

帰りの車の中では「なんか(学校に)ちょっと慣れてきた」と笑顔で話していました。

明日は給食を食べに行きたいそうです。

 

今までは、エネルギーが少し貯まると一気に頑張り過ぎて、疲れ果てて動けなくなる・・・ということを何度も繰り返してきた次男。

自分で、少しずつ少しずつと考えているのは良いことだと思う。

私も焦らず見守りたいと思います。

 

長男 ストレスによる食欲低下

 

先月、ストレス性のものと思われる体調不良で調子が良くなかった長男。

GWには持ち直していたものの、ここ数日、再び不安を口にして、体調不良を訴えてきます。

昨日はかかりつけの小児科へ行ってきました。

 

原因はストレスなので根本的な解決にはならないけれど、長男は小児科の先生とお話して、整腸剤などを処方してもらうと少し安心するみたい。

(今の先生は今月いっぱいで定年退職されるそうで、私はそれが心配。新しい先生も長男が安心できる先生でありますように!)

 

長男が訴える体調不良は息苦しさや気持ち悪さです。

たまに身体が火照ったように感じることもあるそうで、そんな時は5分おきに体温を測っている。

でも、それ以上に私が気になっているのは食欲の低下です。

 

運動をしていないのに、この1ヶ月で1.5kg以上体重が落ちました。

一応、毎日3食+おやつも食べています。

今のところガリガリという程ではないけれど、長男は過去に心配なほどガリガリになったことがあります。

しかも、毎年夏になると食欲が落ちる傾向がある。

まだ夏前なのに体重が右肩下がりだと、ちょっと心配です。

 

最近はなるべく消化の良いもので、且つ長男が好きなものを1日に1~2品は作るようにしています。

比較的よく食べてくれる味噌汁やスープに、卵やささみを加えてタンパク質も摂れるようにしたり。

しばらく工夫をしつつ様子見です。

 

幸い、今は睡眠はしっかり取れているみたい。

以前はストレスが睡眠に現れることが多くあり、寝るのは嫌い、寝たくないと言っていました。

今は22時から22時半に寝て、朝5時くらいに起きています。

「寝るまでいて」と、寝るときに私の存在が必要ですが、入眠も早い。

睡眠に関しては健康的ですね。

 

長男は地震やコロナが不安で、学校についての不安は口にしません。

でも、やっぱり学校のことも漠然とした不安は抱えている気がします・・・。

言葉にできた方が気持ちが楽になると思うけれど、本人次第なので難しい。

次男の調子が良くなってきていることに、焦りを感じたりもしているのかな。

 

 

 

ポジティブな諦め

こんにちは。 

 

母の日だった昨日、双子は早起きをして、うさぎのこみみのお世話をしてくれました。

普段は休日でもこみみのお世話のために早起きしますが、おかげでのんびりとした朝を過ごせました。

 

子どもたちは日頃から「ママ、いつもありがとう」と感謝を口にしてくれます。

だから我が家では、母の日があまり特別なものという気はしないかな。

でも、ことあるごとに「ママをゆっくりさせてあげよう」という気遣いが感じられて嬉しかったです。

晩ごはんはお味噌汁とひじきの煮物だけ作り、お寿司のテイクアウトで手抜きさせてもらいました♪

 

ここは、焦らずに

 

先週の金曜日に1時間だけ登校した次男、疲れを引きずることもなく週末も元気に過ごしました。

鼻唄を歌ったり、ゲーム中も口数が多かったり。

相変わらず工作も熱心にやっていました。

子どもがご機嫌な姿を見ると嬉しくなりますね。

 

次男が授業に参加したのは、5年生の1学期以来のことでした。

以前の私だったら、なるべく間を空けずにまた登校して欲しい、この調子でペースを掴んで欲しいと望んでいたと思います。

でも、そういう私の焦りがプレッシャーになり、望んだのとは逆の方向に舵を切る結果になってしまっていました。

ここは、焦らずに。

 

動き出すには勇気がいるし、起動する時ってエネルギーを沢山消費します。

その先の道を進み続けるには、起動した後にも十分にエネルギーの蓄えが残っていないといけません。

続けて登校したり、予定通りに行動するのは、不登校の子にとって想像以上にハードルが高いことなのだと思います。

 

母の日と話の通じない義母

 

毎年、母の日には近所に住んでいる義母にお花をプレゼントしています。

以前は義母とは良い関係でしたが、ここ数年は子どもたちの不登校に対する考え方の相違から、極力距離を置いている状態です。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

正直、今年はお花をプレゼントするのは止めようかな・・・と思っていました。

子どもたちのことでまた何か言われたくないな、というのが率直な気持ちでした。

でも、夫がちょうど休みだったこともあり、結局、夫と一緒にお花を買って届けに行きました。

 

結果は予想通り。

義母の中には、不登校や支援級に対する差別的な認識が根強くあります。

不登校なんて恥ずかしい。

支援級に通う子は、まともな進路を選べない。

表現はもっとソフトですが、言葉の端々に、そういう考えが見え隠れするんです。

 

また、自閉スペクトラム症と診断されている長男についても、基本的に診断を受け入れない姿勢。

テレビで見る自閉症の子と全然違う。

長男はよく出来る子だし、今のままでいたら本当に勿体ない。

と言います。

 

自閉スペクトラム症の子は、能力の凸凹具合によって表に出てくる特性が全然違います。

そして長男の場合、端から見て非常にわかりにくいタイプだと言われています。

でも凸凹具合は大きくて、本人の中では実は困っていることが沢山あったり、不安が強かったりするんです。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

 

義母にはいくら説明しても、こういうことが上手く伝わらない。

不登校」「支援級」「自閉スペクトラム症」・・・義母はこういうレッテルを見ているのであって、子どもたちのありのままを見ようとはしないんです。

 

私は子どもたちに普通の道を歩んで欲しいと思っていません。

自分だけの道を見つけて歩んでいって欲しいと思っています。

でも、義母に言わせると、それは「普通の道を諦めてしまっている」ということになるらしい。

別に諦めているとかではなく、普通(普通ってなんでしょうね)の道が子どもたちにとってベストだと思わないだけ。

 

やっぱり、まともに話し合える気がしません。

お花を届けに来なければ良かった・・・と後悔しました。

 

ただ、昨日は夫が何度もフォローに入ってくれて、ちょっと頼もしく感じました。

まぁ、それでも義母には通じないのですが。

 

ポジティブな諦め

 

以前は義母とこういうやり取りをする度に、何日もダメージを引きずっていました。

でも、今は最初から諦めているし、夫も味方になってくれる。

私の考え方を間違っていないと言ってくれる方もいるので、引きずることはなくなりました。

 

義母はそういう考えの人なんだと俯瞰的に考える。

イヤな気持ち、傷ついた気持ちは、どこかで吐き出してサクッと消化する。

あとはなるべく距離を置く。

うつ病を克服した友人が「ポジティブな諦めは大事だよ!」と教えてくれました。

自分の心を守るために、ポジティブな諦めが必要なこともある。

この考え方を教えてくれた友人に感謝です。

次男 初めての調理実習へ

こんにちは。

 

今日も双子は楽しく工作をしていました。

でも今日は長男が次男の助手になって、色塗りを手伝わされていました。

長男はぶつぶつ文句を言いつつも、頼まれたら断らない。

ゲームやYouTubeに夢中な時は別々に行動していることも多いけど、その他の遊びや工作に気持ちが向くと、2人で一緒に楽しんでいることが多いです。

 

次男、初めての調理実習

 

昨日、なんと次男が6時間目に登校しました。

家庭科の調理実習に出席し、その後、夏野菜の植え付けをしてきました。

 

本当は、両方とも行きたがっていたのは長男の方でした。

でも体調がいまいちだったので、無理はしないことに。

調理実習が好きな長男、昨年度も調理実習は何度か参加しています。

でも、好きなことのためでも、やっぱり緊張してしまうんですね。

息苦しさ、吐き気を訴えていました。

 

不思議なことに、長男が行きたかったのに行けない…となると、「代わりにぼくが行くよ!」と考える次男。

別に代理が必要なわけじゃないし、次男が背負うことはないのに。

長男が行けないことが、次男の気持ちを固めるきっかけになったのかな…。

昨年度、次男は調理実習の授業を一度も受けていないので、初めての調理実習でした。

 

昨日の家庭科の授業は、情緒クラスと知的クラス合わせて3人、先生が2名。

調理台を1人1台使えるって贅沢!

そして、世間ではコロナの変異株が猛威を奮う中、調理実習やるの? と思っていたけど、児童同士の接触もなくてちょっと安心しました。

 

初め、3台並んだ調理台の真ん中が空いていたのですが、先生が「真ん中落ち着かない? 端っこの方がいいかな」と気がついて、場所を替えてくれました。

そこまで配慮してくれるなんて、本当にありがたい。

 

私は「一緒にいて」と命じられ、次男のアシスタントを努めました。

作ったのはベーコンエッグ。

ほかの2人は、オムレツと学校の畑で育てたニンニクの芽の炒め物を作っていました。

個人が好きなものを作れるのも、少人数の支援級ならではですね。

(テーマは「焼く・炒める」と「朝ごはん」だそうです)

 

石橋を叩いて叩いて渡らない派の次男。

ひとつひとつ動作を確認しながら、めちゃめちゃ慎重に進めていました。

家でなら失敗OK! ダメでもともと! くらいに考えられるようになったけど、学校では失敗しないように、失敗しないように、なんだなぁ…。

見ているだけで疲れます。

 

ちょうどベーコンエッグが出来上がる頃、校長先生、養護の先生が家庭科室を覗きにいらっしゃいました。

何気なく入ってきて「うわー、美味しそう!いいなぁ!」と次男に声をかけてくれました。

恐らく不登校のうちの子が来ていると知ってのことだと思う。

学校全体で見守ってくれている感じがします。

次男も慣れたお二人なので、見に来られて萎縮する感じはなくて良かった~。

 

調理実習も野菜の植え付けも無事に乗り越えて帰宅。

「GW明けてすぐに来られて良かった。なんかちょっと自信がついた」

と、この日の感想を話してくれました。

帰ってからもぐったりすることはなかったから、本当にいい調子だったようです。

 

一度登校したからと言って、次に繋がるというわけではありません。

学校に行くことを目的にするのではなく、やろうと思ったことにチャレンジできたり、楽しめることを大事にしていこうと思います。

 

お家でラピュタパン 

 

初めての調理実習を経験した次男、早速、今日のお昼に家族みんなのベーコンエッグを作ってくれました。

ホームベーカリーで焼いたパンにベーコンエッグをのせて、ラピュタパンにして頂きました。

黄身が私好みにトロトロ♪

 

 次男「お料理楽しい。ちゃんと一食分が作れるように、何か覚えたいな」

 

次男はやっぱり慎重で、フライパンの周りに道具や材料の準備を抜かりなくするので、見ていてもあまり怖くないです。

フライパンのジュージューという音の変化にもよく気が付くし、味にも敏感だし、敏感な子はお料理が向いているのかも?

 

長男も料理することは楽しいと言うし、いつか2人でごはんの支度をしてくれたら幸せだなぁ。