ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

1回目のワクチン接種と心配性な双子

こんばんは。

 

お盆休みもあっという間に終わりですね。

コロナと悪天候のダブルパンチで、何をするでもなく普段と変わらないステイホーム。

強いて言えば、本を沢山読みました。

普段、本を読むのはほとんど隙間時間なので、少しずつしか読み進められないけれど、この休みは1時間とか2時間とか纏まった時間をとって読書に集中できました。

幸せだった~。

読んだのは専ら小説です。

 

ワクチン接種1回目

 

新型コロナワクチン接種の1回目を受けてきました。

市内の大規模接種会場、大勢の方が接種に訪れていましたが、とてもスムーズでした。

受付から接種後の待機時間まで含めて約25分。

さらっと済みました。

 

患部の痛みは多少あるものの、今のところ他の副反応は出ていません。

明日がどうなるか、ちょっとドキドキ…。

強い副反応が出ませんように。

 

私が行った会場は、街中の商業施設の一角。

別のフロアにも、接種会場のすぐ隣にあるゲームセンターにも、一般のお客さんが普通に遊びに来ていました。

お盆も日曜日もなしに接種会場で働いている医療従事者や市の職員の方には、本当に頭が下がります。

今の社会の歪みを目の当たりにしたような気持ち…。

 

心配性な双子

 

私のワクチン接種で、一番ドキドキしていたのは子どもたち。

出掛けに「行ってくるよ~」と声を掛けたら、「大丈夫? 無事に帰ってきてね」と。

大袈裟なほど心配されたおかげか、私自身は全然身構えずに接種できました。

 

家に帰ってからも「安静にした方がいいよ!」という勢いで、普段よりお手伝いもかなり積極的。

寝る前には、万が一夜中に熱が出た場合に備えて、体温計と鎮痛解熱剤をベッドサイドに用意してくれました。

明日も私を気遣って色々動いてくれそう。

せっかくなので、存分に甘えようと思います。

 

私も大概心配性な性格だと自覚しているけど、子ども達は私よりさらに上をいく心配性だと思います。

私に似たのでしょうが…。

だからあれこれ不安になって、一歩を踏み出せずにいる。

でも、それは成長と共に薄まっていくんじゃないかな。

 

案ずるより産むが安しだと経験したり、そもそも最悪の想定ができているのだから、それ以上酷いことにはならないと経験したり。

実感を重ねていけるといい。

どこかで折り合いをつけられるようになるのだと思います。

 

まぁ…今は今で、心配してくれる双子が可愛いですけどね。

また少し不安が強くなってきたかも

こんばんは。

 

今夜の晩ごはんは長男のリクエストでたこ焼きでした。

日頃から次男の要望ばかりが通るのがずるい! と、不満をぶつけられたので。

 

家族みんなに「今晩何がいい?」と聞いた時に、いつも答えてくれるのは意思がはっきりしている次男です。

長男から意見が出たことはなく、いつもスルー。

だから必然的に次男の要望を採用していたのですが、不満だったみたい。

意思表示してくれて良かったです。

 

以前はたこ焼きを焼くのが面倒だったけど、今は双子が上手に焼いてくれるので楽になりました。

長男も美味しいたこ焼きが食べられたのと、自分の要望を聞いてもらえたことで満足そう(^^)

 

ニュース映像の影響

 

オリンピックが終わり、テレビのニュースをつけるとコロナや自然災害の話題のオンパレード。

長男の不安が、また少し強くなっています。

 

感染爆発が怖い。

自然災害が怖い。

 

何もしていないと恐怖が湧き上がってくるそうです。

息苦しさ、吐き気、頭痛などを訴えて、以前のようにまた私にベッタリになりつつある。

 

ふとつけたテレビで、川が氾濫した映像や外国の山火事の映像を見たら、怖く感じるのも無理ないかも。

現代の情報はリアルで、よりインパクトのある映像が簡単に拡散される。

それも、ほぼリアルタイムで。

 

私も昔、阪神大震災で捻じれた高速道路や、ワールドトレードセンターに航空機が突っ込んでいった映像を見た時、衝撃的で眠れなくなりました。

怖くて忘れられなかった。

東日本大震災津波や、先月の熱海の土砂災害の映像も。

大人になった今でも怖いと思うのだから、子どもにとっては想像以上にショッキングなものなのだと思います。

 

前に体調を崩した時ほどの不調ではありません。

食欲もあるし、睡眠もちゃんととれています。

長男自身もどう対処すれば良いかだいぶ理解しているので、不安を口に出したり、気分を変える努力をしています。

これ以上不安が強くならないように、気をつけて様子を見ようと思います。

 

ぬいぐるみは家族

 

先日、何気なく見ていたニュースで、熱海の土砂災害の被災者の男性がインタビューを受けていました。

大事なものを取りにご自宅に一時帰宅されたとのこと。

手に持っていたのは、ビニール袋に入れられたぬいぐるみ。

姿形がわからないほどに泥にまみれていました。

男性は「通帳やお金よりも大事だから取りに来ました」と語られていました。

 

このニュースを見た後、次男は自分のベッドにうずくまって静かに泣いていました。

 

うちの双子にとって、ぬいぐるみは家族に匹敵するほど大事なものです。

ちゃんと魂があって、自分を理解してくれる相棒。

お守りのような存在でもあります。

 

自分がもし被災したら・・・と、インタビューの男性と自分を重ね合わせたのかもしれません。

大切なぬいぐるみたちが、泥まみれになってしまうことを想像したのかもしれません。

 

インタビューの男性も、ぬいぐるみが大事なんだね。

今は泥まみれだけど、きっとキレイに洗ってあげて、またふわふわになるよ。

被災して辛い思いをしていると思うけど、ぬいぐるみと一緒なら、少し安心して眠れるかもしれないね。

 

そう話したら、少し安心したようです。

少しの情報から、色々なことを想像して感情を膨らませてしまう次男。

それがプラスに働くこともあれば、マイナスに働くこともあります。

次男も、ちょっとまた不安が強くなってきているかもしれません。

目標が高すぎて挫折を繰り返す

こんにちは。

 

今週いっぱいお盆休みというご家庭が多いのでしょうか。

ドラッグストアの店頭でたくさん売られていた手持ち花火が、ごそっと売れていました。

うちは田舎なので、自宅の庭で花火ができるお家が多いです。

コロナ禍に猛暑、せっかくのお休みでも楽しめることが限られているので、お家で花火を楽しむのかな。

 

我が家のお盆もお正月もない夫は、今日も仕事です。

普段と何ひとつ変わらない生活。

双子も好きなことをしています。

変化がなく安定していることが、安心なのでしょうね。

でも、花火は子どもたちも喜ぶので、近々やりたいと思います♪

 

はまっては挫折の繰り返し

 

近頃、次男は毎日粘土をやっています。

本格的なフィギュアを作ってみたいそうです。

 

YouTubeで作り方を見て、材料と道具も調べていました。

学校で使っていた粘土ヘラでは物足りず、種類が豊富なツールセットを購入。

粘土は100均の石紛粘土を使っています。

 

図工の類が全般的に好きで、手先もそこそこ器用な次男。

今までも絵や工作にはまって熱中することは何度もありました。

でも、最初から目指すところが高すぎて挫折・・・の繰り返し。

 

初心者なりに、下手なりに、出来ていると思います。

でも、最初から難易度が高い上に、求める完成度も高すぎて。

次男の中では、「上手くできない!」「難しすぎる」「ぼくには無理なんだ・・・」となるわけです。

 

難易度の高いところから入るのは難しい。

もっとスモールステップで行こうよ。

まずは基礎から少しずつ。

と、これまでも何度も言い聞かせてきたけれど、「千里の道も一歩から」を受け入れられないのが次男です。

困ったものです。

 

次男に気づいて欲しいこと

 

次男は空間把握能力や見たものを正確に記憶して再現する能力には、かなり恵まれていると思います。

見た形の捉え方が私や長男と全然違っていて、次男にはどうやって見えているの? と不思議なくらい。

だから、絵にしても造形にしても、コツコツ勉強しながらステップアップしていけば、それなりにモノになるのではないかと思うのです。(かなり希望的観測も入っています)

 

何事も基礎って大事。

独学でも先生がYouTubeでも全然いいと思うし、我流というのもカッコいい。

でも、基礎の基礎は、コツコツ努力しないと得られないことの方が多い気がします。

下積みがあってこそ、作りたいものが作れるようになる。

スモールステップで小さな目標をひとつずつクリアしていく方が、最終目標に近づくのもきっと早いです。

小さな達成感を得て、自信にもなる。

いつか自分でそれに気づいて欲しいです。

 

夏休みに入ってからほとんど毎日粘土で何か作っていますが、如何せん目標が高すぎるので満足のいくものは出来ていません。

毎日粘土に触っているだけで、何か掴めるものもあるかもしれない。

もし本気でフィギュア作りを極めたいと思うのなら、コツコツ努力することにも、いつか目覚めるかもしれない。

心の中でそう願いつつ、黙って見守っています。

自分で試行錯誤することが大事なのかもしれませんね。

写真を撮られたくない >> 卒業アルバムに載りたい

こんにちは。

 

3日間ほどブログを放置していました。

なんだか気持ちが乗らなくて。

頭の中ではブログに書こうと思っていることを色々組み立てるんだけど、文章化するのが億劫になってしまいました。

ちょっと疲れがたまっていたのかも。

 

子どもたちは変わらずマイペースに過ごしています。

コロナの感染が広がっているため、長男はちょっぴり不安そうですが。

あまりネガティブなニュースは付けないように気をつけているけど、正しく恐れるためには正しい知識が必要だと思うので、その塩梅が難しいです。

 

ハンドマッサージ10円

 

学生時代に運動部に入っていた頃の後遺症なのか、草むしりを少し頑張ると、右腕の肘から先が使い物にならなくなります。

肘、手の甲、指先の痛み、痺れ、力が入らない等々。

とても腱鞘炎になりやすいです。

仕事でCADを多用する時は、マウスをカチカチ動かしているだけで痛みが出ます。(キーボードを打つのは平気)

ひどいとお箸を持つのも重く感じる。

私の楽しみでもあるミニチュアハウスの製作も、お休みせざるを得ません。

もちろんスマホは厳禁。

 

先日草むしりをしてからずっと痛みが引かず気分も上がらないのですが、長男が毎日ハンドマッサージをしてくれます。

長男「8月は手のマッサージのお試し月間だよ。9月からは1回10円になります」

マッサージをしながら、まさかの有料化宣言!

ちゃっかりしている長男。

 

でも、長男のマッサージはすごく上手で気持ちがいいです。

10円払ってでもやってもらいたいくらい。

ちなみに9月の無料お試しは肩叩きなのだそうです。

肩叩きはいいからハンドマッサージをずっとやって欲しいです。

 

「やっぱり写真止めておく・・・」

 

先月、卒アルの写真撮影のために写真屋さんへ行きました。

その時は長男だけ撮影し、次男は夏休み中にリトライするということで撮影を見送りました。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

 先週、時間があったので写真を撮りに行こうと考えていましたが、次男が

「やっぱり写真撮るの止めておく・・・。アルバムに載らなくてもいいや」

と言い出しました。

 

写真を撮られるのが大嫌いな次男。

写真を撮られたくない >> アルバムに載りたい

になってしまったのかな。

 

そもそも私は卒業アルバムに載らないという選択も有りだと考えていました。

ただ、一時は「自分の存在をアルバムに残したい」と言っていた次男の気持ちを想うと、複雑な気持ちです。

 

長男は載っているのに自分は載っていない卒業アルバム。

次男だけの問題だったら、卒業アルバムを貰わなければ済む話です。

でも、長男は確実に持ち帰ると思います。

卒業式の後、実際にそれを見たら次男はどう感じるんだろう・・・。

後悔するんじゃないかな。

哀しい気持ちにならないかな。

私が先回りして心配することからして、きっと余計な事なのだろうけど。

 

写真屋さんで個別に写真を撮ってもらう場合、期限は夏休みいっぱいです。

時間を置いて、もう一度だけ次男に声を掛けてみようか。

大きなお世話かな。

次男が決めたことに口を出すべきではない、ですよね。

気持ちが揺れます。

 

 

ここ最近で一番がっかりしたこと

こんばんは。

 

今日の双子はケンカしたり仲直りしたり、朝から忙しそうでした。

ケンカをすると、長男は「次男すぐ怒る! ぼくに対してアタリが強い!」と怒り心頭。

私から見ればキミもですけど・・・。

かと思えば、仲直りしてベタベタじゃれ合っています。

つかず離れずくらいの関係の方が平穏に過ごせると思うのだけど、双子の関係ではなかなかそうはいかないのでしょうね。

 

不登校ママさんとのお茶会が…

 

5月くらいから、定期的に不登校仲間のママ友とお茶会をしています。

情報交換したり、愚痴や悩みを聞いてもらったり、同じ悩みを持つ相手だからこそ、ほかの人には言えないことも話せる癒しの時間。

月に1回程度なので、子どもたちも「ゆっくりしてきてね!」と快く送り出してくれます。

私がリフレッシュする大切さを理解してくれている子どもたち。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

でも、コロナの陽性者数が全国的に急増し、うちの市でも過去最多が日々更新されていく状態。

8月の予定も既に決めてあったけれど、さすがに断念しました。

夏休みといっても特にお出かけの予定もなく、私にとっては一番の楽しみだったのに・・・致し方ないです。

 

お互いワクチン接種も済んで、感染状況が落ち着いてきたら、またお茶会の予定を立てようと思います。

涼しくなってきたら、公園のカフェでテイクアウトして外でおしゃべりするのもいいな。

 

不登校の子の母という同じ立場で、共感し合えること。

ほかの人には言えないような想いを吐き出せること。

自分だけじゃないと思えることが、すごく救いになるんです。

月1のお茶会をお互いとても楽しみにしていて、大切な時間だと考えています。

 

だからこそ今回は本当にがっかり。

この夏の旅行や帰省を断念して、がっかりしている方も沢山いるでしょうね。

ただ、世の中が今のような状況では、出来る限りの自衛をする以外に自分や家族を守る術はないと思うので、家で楽しめることを見つけようと思います。

 

早く寝たもの勝ち?

 

現在6年生の双子、不安が強いため、夜は寝付くまで私が部屋で付き添っています。

 

以前に比べればベッドに入ってから寝入るまでの時間が短くなりました。

次男は3~5分、長男も15分くらいで寝てくれます。

その分負担は少なくなったけれど、寝る前の付き添いは、私が「早く卒業してくれないかな」と常々思っていることのひとつ。

 

それが最近、週に1度くらいなら、私がいなくても寝てくれるようになりました。

21時半を過ぎてから工作をしようとしていた双子に「今日はもう眠いんだけど・・・」と訴えたら、「寝ていいよ! おやすみ~」ですって。

 

もともと2人で寝られないわけではありません。

でも、夜寝る時はちょっぴり不安になることがあって、ママがいてくれたら安心。

案外、私が早々と寝てしまえば、2人で寝てくれるかもしれません。

今度から、たまにこの作戦でいこうかな。

 

 

 

不登校 回復期こそ親の辛抱が試される

こんにちは。

 

久しぶりに少しまとまった雨が降りました。

長男は「今日は畑の水やりしなくて済む~」とバンザイ。

梅雨明け以来ほとんど降っていなかったので、日々がんばってくれています。

水やりはいつも夕方だけどまだまだ暑いし、蚊はいるし、面倒だし・・・というのが本音なのでしょうね。

私にとっては、長男とのまったりしたお喋りタイムなんだけどな。

 

児童精神科へ行ってきました

 

昨日は児童精神科の受診日でした。

今回は私ひとりで行ってきました。

夏休みの児童精神科はお子さんでいっぱいです。

 

この1ヵ月ほど、双子の様子は安定しています。

それぞれ好きなことをやって過ごしているし、夫とフォートナイトを楽しんだり、私とボードゲームや粘土をしたり。

長男はメラトニンを飲まなくても良く眠れていて、朝も早起き。

次男からはよく鼻歌が聴こえてくる。

 

Dr.「いい感じじゃないですか。お母さん、もう少しの辛抱だと思うよ」

 

そうかなぁ・・・。

私は勝手な期待を抱いて、裏切られたような気持ちになるのはもうイヤ。

というのが本音なのだと思います。

ガッカリしたくない。

だから、今はまぁまぁ調子がいいなと思っても、先のことまで楽観視しないようにセーブするのが癖になってしまいました。

 

回復期こそ親の辛抱が試される

 

子どものエネルギーがなくて元気がない状態の時は、生きていてくれればいい、笑顔でいてくれればいいと心から思えるんですよね。

でも、子どもが精神的に安定してきて、元気も出てくると、どうしても次の要求をしたくなる。

 

この欲張りのせいで、今まで何度も後戻りしてきました。

ちょっとした小言が口から漏れ出てしまったり、子どもからの些細な要求に嫌気がさしたり。

大丈夫そうに見えていると、つい気持ちが雑になってしまう。

さらには、自分自身のそれまでのストレスが表に出てくるという悪循環・・・。

 

 先生の言う「もう少しの辛抱」ってこういうこと?

 

今くらいの安定した状態は、これまでに何度かありました。

でも、その度に失敗して、後退しての繰り返し。

もう次は失敗したくないと思うのに。

 

不登校からの回復は、らせんを描くように状態が良くなっていくと聞いたことがあります。

だから、良くなってもまた落ち込むことは珍しくない。

不登校の解決が必ずしも再登校とは考えていません。個人的には、良くなる=自分の意思で動き出すくらいの感覚)

 

子どもの元気が出て回復の兆しが見えてきた時こそ、親は辛抱しなければいけないのかもしれませんね。

今なら背中を押してもいいのでは?

要求してみてもいいのでは?

と考えるけど、今まで通り本人に任せる。

お好きにどうぞを貫く。

親の辛抱が試されているようですね。

 

こういう時こそ、親は自分の時間を楽しむことが大事なのかもと、今更ながら気がつきました。

読みたい本も沢山あるし、ミニチュアハウスもまた製作中。

私は私の時間を楽しもう。

 

全然笑えなかった次男の話

こんにちは。

 

今日も全国的に暑さが厳しいですね。

 

うちの長男は普段から水分摂取量が少なめです。

エアコンがついた室内にいても、水分補給は大事。

でも、水分を摂るのをついつい忘れてしまう長男・・・。

毎日手元に水筒を置いて、いつでも飲める状態なのに。

以前はタイマーをセットして水分補給タイムを設けたりしていました。

今は次男が水分補給をする時に、声掛けするようお願いしています。

 

いつも忘れずに長男に声掛けをしてくれる、面倒見の良い次男。

自分のことが出来ているかどうかは置いておいて。

先日なんて、長男の足の爪切りをしてあげていた。

長男は親離れよりも次男離れする方がずっと大変そうです。

 

次男が1年生の時の話

 

「1年の時、ぼくクラスでポチって呼ばれてたんだよね。なんか犬扱いされてた」

 

昨晩、次男が笑いながら長男にこう話していました。

なぜ5年も前の昔話をしていたのは不明ですが、そんなの初耳。

洗い物をしながらつい聞き耳を立てて得た情報をまとめると、こんな感じです。

 

1年生の時に一部のクラスメイトから「ポチ」と呼ばれ、犬のように可愛がられていた。

ある時、次男が犬の真似をしていたのがきっかけ。

給食の時間に「待て」をされて、給食を食べられなかったことがある。

給食の終了時刻になってようやく「よし」と言われた。

お友だちがそのことを先生に伝えたら、先生は笑っていた。

「持ってこい」もよく言われた。

 

え・・・これって笑いながらする話なの?

ごっこ遊び?

そんな扱いをされて、次男はイヤじゃなかったの?

 

1年生の可愛いごっこ遊びと捉えれば、そう思えなくもない・・・。

でも、想像しようと思えば、悪意を持って、見下されて扱われていたのではないかという想像もできてしまう。

先生も、ただのごっこ遊びと捉えて微笑ましく見ていたとしたら、ちょっとそれはどうなの? とも思います。

 

夫と私の懸念

 

その後、次男がケロッとした様子でお風呂に入ってしまうと、

「今の話、全然笑えないんだけど」

と、スマホをいじりながら同じく聞き耳を立てていた夫が私に伝えてきました。

 私も同感。

 

もう5年も前の話だし、1年生当時の記憶がどれだけ正しいかもわかりません。

(次男は幼い頃のエピソードなんかをよく記憶している方ですが)

しかも、話を聞く限りでは、イヤな思いをしていたわけではなく、みんなが楽しんでくれたのが嬉しかった思い出として残っているみたい。

 

次男は、確かに幼い頃からごっこ遊びが好きでした。

ちょっとしたごっこ遊びが発展して、大人が見たら眉をしかめるような展開になることだって、1年生なら十分あり得えます。

 

ここからは私の推測だけど、次男の性格からして、

ごっこ遊びをしていたら、みんなが受け入れて楽しんでくれた。

だから、自分自身とは全然違うキャラを演じ続けて、みんなの中にいるのが楽しかった。

いじられ役であっても、例え自分を押し殺して苦しい思いをしたり、悲しい思いをしても、みんなの中にいたかった。

ということなのかもしれません。

 

今更事実を追究しても意味がないし、次男が本当に楽しかったと思っているのなら、寝た子を起こす必要はないと思います。

ただ、今になってこういう話を口にするというのは、何かあるんじゃないかな? と思う。

当時の次男が本当は辛い思いをしていて、その記憶が心の中で燻っているとしたら、その気持ちは解放してあげた方が良いのでは?

 

イジメられていたんじゃないか?

同級生に下に見られて、人としての尊厳を傷つけられるような扱いを受けていたんじゃないか?

という考えが頭に一瞬よぎりはしたけれど、問題はそこじゃない気がします。

 

もし自己犠牲的に自分とは違うキャラを演じることでお友達との関係を築いていたのなら、それはとても苦しいし、悲しいと思う。

自分を出すのが怖くなるのは当然だと思います。

今の次男に繋がっている気がします。

 

実際、次男がどう感じているのかわからない

 

うさぎは病気や痛みを必死で隠そうとすると言われています。

次男も多分そういうタイプ。

心配をかけたくないとか、誰かを悪者にしたくないとか、色々なことを考えて、本当の気持ちをなかなか言えない子です。

だから、次男が笑いながら話していたのが気になります。

 

本当に楽しいと思っていたのなら、リアルタイムで私か長男の耳に入っていたんじゃないかと思う。

でも、長男も初めて聞いた話らしいです。

 

当時の次男がどう感じていたのか。

そして今の次男が当時を思い出してどう感じるのか。

すごく気になります。