ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

学校に行くモチベーション

こんにちは。

 

台風が去った後のeco家地方、今日はとっても涼しいです。

一気に秋になったような感じ。

 

先週、適応指導教室へ行った次男。

今日も行くっぽいことを言っていたけれど、なんとなく気が乗らなかったようです。

まぁ、そんなものだよね。

漕ぎ出す時が一番エネルギーがいる。

焦らず見守ろうと思います。

 

給食なしのガッカリから一転

 

今日は台風の影響で学校給食が休止。

うちの地域は直接的な被害は出ていませんが、先週金曜日の時点で決定していました。

 

長男「給食がないなら学校行かない」

毎日給食登校している長男は、給食がないと学校に行くモチベーションが限りなくゼロに近い。

困ったものですね・・・。

 

そこで、私からひとつ提案。

eco「自分で作ったパンをお弁当にしたら? スープジャーにポトフでも入れて行けば立派なお弁当になるよ」

ポトフは双子の大好物です。

 

別に欠席なら欠席で良いんです。

ただ、2学期はまだ1日しか休んでいなくて、せっかく長男自身が頑張れていると感じているのにな~と思ってしまって。

それに今週は月金が祝日で、学校があるのは3日間だけ。

給食がないのを理由に休むのは、なんだか勿体なくない? と、思わず口を出してしまいました。

 

長男「そうする!! 先生にパン見せてあげたい。先生にもひとつあげていい?」

余計な事言っちゃったかな・・・という私の心配を他所に、長男はノリノリ。

一気に登校する気満々になりました。

 

そんなわけで、昨日の午後、長男はシンプルな塩パンを作りました。

私はポトフを作っただけ。

デザートに冷凍マンゴーもつけました。

なんてお手軽なお弁当♪

 

先生との信頼関係

 

長男にはパン屋さんになりたいという夢があります。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

担任の先生もそのことはご存知で、応援してくれています。

中学で先生に自分の夢を堂々と語れるって、私の中学時代からは想像できません。

長男の持ち前の人懐っこさなのか。

支援級ならではの先生と生徒の距離感なのか。

どちらにしても、厚い信頼関係を築けていることが伝わってきます。

 

うちの中学の支援級は3クラス。

もちろん担任の先生が一番関わりは多いけれど、ほかの支援級の先生方も長男のことをよく見て下さいます。

送迎時にお会いすると、学校での様子を教えてくれて。

長男の良いところに目を向けて下さっているのがよくわかるんです。

長男も「今日は〇〇先生と絵の話をした」と報告してくれたり、信頼している様子。

 

「中学は楽しい」と言う長男。

給食がないと学校に行くモチベーションがなくなってしまうほどなのに・・・。

楽しいと思えるのは、ひとえに先生方が楽しい時間にしてくれているおかげですね。

ありのままの長男を受け止めてくれて。

話を聞いてくれて。

 

マイペースな長男は、次のステップに進むのも本当にのーんびりです。

でも、先生方と信頼関係を築いて、揺るがない土台はできつつあるんじゃないかな。

 

次男、適応指導教室へ

こんにちは。

 

明日からの連休は台風の影響でお天気が崩れそうですね。

家で何をして過ごそうか考えていたら、次男に収納の整頓をしようと誘われました。

まるでデートに誘うようなテンションで。

次男にとっては整頓=娯楽。

まぁ、次男が楽しいのならいいけど・・・。

 

ついに動いた次男

 

先日、次男と適応指導教室に行ってきました。

今年の5月に見学に行って、すぐに体験申し込みをしたものの、待てども待てども行く気配がなく2学期に。

ついについに、次男が動きました。

 

教室へは家から車で5分ほど。

車の中で、次男にふたつ確認をしました。

 

eco「えーと、私はどこまで付き添えばいい?」

次男「今日は一緒にいて欲しい」

eco「いいよー」

 

eco「どれくらいの時間頑張れそう? 帰る時間決めておく?」

次男「決めなくていい・・・居られそうなら居るし。帰りたくなったら言う」

 

とても緊張はしていたけれど、車を降りてからも渋ることなく私の前を歩いて教室へ。

事前に教室に電話を入れておいたので、指導員さんが「よく来たね!」と迎えて下さいました。

 

無言なのは想定内

 

最初に指導員さんと既に来ていた中三の男の子の自己紹介をしてもらい、緊張でカチコチの次男に代わって私が自己紹介。

それから緊張を和らげるために、簡単なゲームに誘ってくれました。

 

ドミノを使った「W6(ダブルシックス)」というゲーム。

日本ではドミノと言えば「ドミノ倒し」を連想する方が多いと思いますが、本来ドミノはトランプのように色々なゲームができるそうです。(ご存知でした?)

 

私も次男もルールを知らなかったので、最初は説明してもらいながら。

ずっと無言ながらも理解は早い次男。

2回戦目にして、自力で2位を獲得。

運要素もあるけれど頭を使うゲーム、面白かったです。

 

このゲーム、完全に無言でできる。

自分の順番が回ってきたら、すっと碑を並べれば良いだけ。

慣れない場所に飛び込んだばかりの次男にはぴったりでした。

 

その後、「何やりたい?」と聞かれても答えることはなく、かと言って帰りたいわけでもなさそう。

棚に収納されているボードゲームや工作の道具などを見せてもらい、次に選んだのがこれ。

 

ひとりで遊べるパズルです。

果敢にも、正答が1組しかない最高難度のビターを黙々とやっていました。

結局、少しヒントを貰って完成。

見ていた指導員さんから「すごいね、根気が」と言われ、ちょっともじもじしていました。

新しい環境に慣れるのに時間がかかる次男。

回数を重ねていけば、おしゃべりもするようになると思います。

 

この日は50分くらい遊んで、家に帰りました。

教室は9時から14時までやっているけれど、いつ行ってもいつ帰ってもOK。

自分のペースで決められるのもありがたいです。

 

きっかけは夫の本音

 

次男が動いたのには、きっかけがありました。

前日に夫が爆発して、本音をぶちまけたんです。

 

双子が不登校になってからというもの、夫は自分が生きてきた価値観では受け止め切れない現実と奮闘してきました。

時間がかかったけれど、最近だいぶ認識が変わってきて、不登校も子どもたちの特性もありのままに受け止めてくれるようになった。

子どもたちも「パパが変わった」と感じていました。

少なくとも、私は夫の態度をそう受け取り、喜ばしく感じていたんです。

 

でも、本音は全然違ったみたい。

 

このままひきこもっていてどうするの?

勉強もしないで、どうやって生きていくの?

 

子どもたちの生き方、私の考え方を否定され、悔しくて悔しくて。

久しぶりに滝のように泣きました。

夫はそのまま夜勤に行ってしまい、延々泣き止まない私が双子に慰められる始末・・・。

でも、泣きながらも私の想いは伝えました。

 

パパに解ってもらえないのが悔しくて悔しくてたまらない。

大丈夫だからね。

みんなと同じように学校に行けなくても大丈夫。

ちゃんと考えてることも、少しずつ成長してることも、知ってるから。

ママはどんな時でも必ず味方だから。

 

夫の本音を知ったからなのか、私の言葉に感化されたからなのか、次男の口から出てきた言葉。

「ぼくも悔しい。必ずいつかパパを見返したい。がんばる」(隣で頷く長男)

 

以前の次男なら、深く傷ついて、自己否定して、自傷に走っていたと思います。

この言葉こそが、成長の証。

強くなったと思います。

成長もしています。

 

本音をぶつけ合うことって本当は大事で。

お互いに傷つくこともあるけれど、前進するためには必要なことだったりする。

お互いに顔色を伺って、腫れ物に触るように接しているよりも、これで良かったのかもしれません。

 

適応指導教室に行った次男は疲れてぐったりする様子もなく、その後も元気に過ごしています。

次に続くかどうかは、まだわからない。

でも、勇気を出して一歩踏み出した次男を、私は誇らしく思います。

努力をひとに見せたくないタイプ

こんにちは。

 

9月も半ばになろうというのに、まだまだ暑いですね。

この暑さのせいで台風が次々発生するのか、台風があるから暑いのか・・・。

 

長男は順調に給食登校を続けています。

最近よく、給食と昼休みの時間を学校で過ごす長男に、先生がちょっとしたお仕事を与えてくれます。

「一緒に体育館の窓を開けに行こう」とか、

「足踏式の消毒液スタンドを組み立てて欲しいんだけど」とか。

昨日は校長先生へのお使いを頼まれ、お届け物をしてきたそうです。

 

授業は全然受けていませんが、与えられた役割を果たすという意味では、学校で色々な経験をさせてもらっているようです。

長男も頼まれるのを嬉しく思っているようで、まんざらでもなさそう。

こんな支援の仕方も有りですね。

とってもありがたいです。

 

努力をひとに見せたくない

 

調子が良いのは長男だけではありません。

次男も元気に、そして平穏に過ごしています。

 

部屋の整頓&掃除をしたり、熱心に絵を描いたり。

私が長男を迎えに行っている時間で、洗濯物を全部畳んで運び、LDKをすっきり片づけてくれていました。

私が知らないうちに、絵もすごく上達していてびっくり。

 

次男は努力をひとに見せたくないタイプ。

途中で諦めたり、失敗するくらいなら、最初からなかったことにしたいという心理もあるようで。

完璧主義的な思考が根底にあるのでしょうね。

 

それってしんどくない?

ダメでもともと! と思ってやる方が気持ちが楽なのでは? 

と、内心思います。

 

でも、白黒思考、ゼロ百思考を変えるって、なかなか難しくて。

学校に行けずに狭い世界で生きている次男には、経験から学ぶ機会も少ない。

だったら小さな「できた!」を積み重ねて、まずは心の栄養を蓄えていく方が良い気がします。

 

ひとに与えられて動くのではなく、自分から動きたい。

努力や過程を見せたくない。

相手をびっくりさせたいし、喜んでもらいたい。(それが自分の喜び)

 

というのが次男なので、彼が何かを頑張っている時は優しい気持ちで放っておきます。

うーん・・・学校が合わないのも頷けますね。

 

「映画を観たくなってきた」

 

長男は夏休みの間に、夫と一緒にワンピースの映画を観に行きました。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

次男は「コロナが怖い」と言って行きませんでした。

でも、恐らく理由はコロナだけではなくて。

 

次男は人が沢山いる場所に行くことに抵抗があります。

周りのひとに見られること。(実際は他人のことなんて見ていないとしても)

映画館という箱の中で、手の届く距離に他人がいること。(次男のパーソナルスペースは多分かなり広めです)

社会不安障害の診断を受けている次男ですが、これは広場恐怖症に近いのかも。

 

ところが先日、「ぼくも映画観たくなってきた」という言葉がポロっと。

おぉ~♪

 

映画のパンフレットを見たり、映画で使われているAdoさんの曲を聴いたりしているうちに観たくなってきたようです。

eco「夏休み終わったし、平日の昼間なら空いてると思うよ。一緒に行く?」

次男「うん・・・行きたいな」

 

次男がどこかに行きたいと言い出すだけで、私、とっても嬉しくなってしまいます。

どこにでも付き合うよ~! くらいの気持ち。

それほど、普段はひきこもってお家で生活しているので。

近々、休みを取って行ってこようと思います。

きっとポップコーンも買ってあげちゃうな♪

長男の食への好奇心

こんにちは。

 

今朝6時前。

家がビリビリ震えるほどの雷の音で、長男が私の寝室に駆けこんできました。

大事なぬいぐるみを抱えて。

 

一方、次男は頭から毛布をかぶり、ベッドでひとり怯えていました。

怖くて動けなかったみたい。

 

地震や雷、台風などの自然の驚異に対する不安がひと一倍強い双子。

同じ怖がりや不安でも、反応が全然違います。

 

うさぎのおやつを横取りする長男

 

我が家にはネザーランドドワーフという種類のうさぎ(こみみ)がいます。

ネット注文した牧草が届いたので、長男に開封をお願いしたところ、

 

長男「今回のサンプル、乾燥マンゴーだ。味見してみる!」

 

うさぎ用のおやつとしてサービスでついてくるサンプルを、小さく千切ってパクリ。

おーい、それは君のじゃないのだよ・・・。

 

長男がうさぎ用の食べ物を味見するのは、今に始まったことではありません。

うちのこみみが食べるものは、一通り口にしているかも。

ペレット、牧草(チモシー一番刈り、三番刈り)、乾燥させたパパイヤの葉、スイカの皮、人参葉、青パパイヤ、青バナナなどなど。

どう考えても人間の口には合わなそうなものも、とりあえず食べてみる。

「パパイヤの葉が一番無理。苦い」だそうです。

 

食への好奇心

 

そんな長男は、人間の食材にももちろん興味があって。

小さい頃からキッチンに来ては「それ食べてみたい」と、まな板の上の食材を狙っていました。

 

生で食べられる野菜類はもちろん網羅しています。

時にはきのことかイモ類とか、生肉、生魚なんかも狙ってくるので、「火を通さないと食べられないよ」と教えると、火を通した頃にやってくる。

あと、調味料。

家にある調味料のほとんどを、そのままで味見したことがあります。

 

目新しいものは、とりあえず食べてみたい。

素材の味を知りたい。

 

基本、色んな事に対して受け身だけど、食への好奇心の強さには感心します。

将来パン屋さんになりたいらしい長男には、必要な素質かもしれません。

 

余談 長男の食いしん坊エピソード

 

双子がまだ可愛いよちよち歩きだった1歳過ぎのことです。

長男がなにかモグモグしてる・・・。

 

なんと、チューリップの茎の部分を食べていました。

 

え!!

まさかお花を食べちゃうとは。

あまりのことにびっくりしつつ、焦って毒の有無を調べました。

スイセンをニラと間違えて食べて食中毒・・・なんてニュースも目にするし。

幸いチューリップに毒があるという情報はなく、ホッと胸を撫でおろしました。

 

その1ヵ月後くらいには、長ネギをボリボリ。

スーパーから帰ってきて、私が手を洗っている隙に。

長男、ベビーサークルから身を乗り出して、買い物バッグから突き出た長ネギの緑の部分をかじっていました。

 

長ネギに毒はないにしても、苦くない? 辛くない?

もしかして味覚音痴なの?

と、こっちが困惑するほどの笑顔で。

 

とにかく「食べてみたい」という好奇心がいっぱいで。

食物アレルギーがあったら大変だったと思います。

身体に害があるものを口にしてしまう危険もあったと思います。

でも、不思議と本当に食べてはいけないもの(例えばおもちゃとかクレヨンとか)を誤飲したことはなかったな。

 

それにしても、三つ子の魂百までとはよく言ったもので・・・。

幼少期から変わらない食への興味、好奇心。

きっと長男の将来に繋がっていくと思います。

そう願っています。

「一人で悩んでいませんか?」

こんにちは。

 

先日、夫のお弁当を見て「ぼくもお弁当食べたいな」と話していた次男。

今日はちょうどお弁当の日だったので、次男の分も作りました。

 

ところが、次男は小さい頃から偏食くん。

夫と同じメニューだと食べないものだらけ。

ブロッコリー✖、卵焼き✖、ピーマンとちくわの炒め物✖

お弁当箱が埋まらない・・・。

結局、じゃがいもの青のり炒めと冷凍庫にあったブドウで隙間を埋めたけど、なんて面倒臭いんでしょ。

次男が毎日お弁当持ちじゃなくて良かった! (そもそもどこにも行きませんが)

 

気が乗らない月曜日

 

天気もすっきりとしない月曜日。

ちょっと頭痛もあった長男が「今日、学校どうしようかな~・・・」

 

月曜日って憂鬱な気持ちになるのはわかるし、自己決定が大事だと思っているので、私はノーコメント。

結局、給食登校せずに、6時間目に登校することにしました。

先週先生から頼まれた作業を手伝うためだそうです。

 

次男「自分でどうしたいか判断できたのがえらいよ。長男、えらい」

学校に行かない次男が、長男を褒めていました。

 

こういう時、心の中でちょっと笑ってしまう私。

どちらがお兄ちゃんでも弟でもなく、学校に行っているからえらいというわけでもなく、お互いに労わり合える関係。

長男が次男に甘えたり、その逆の時もある。

相変わらずケンカもちょこちょこするけど、なんだか羨ましいです。

 

「一人で悩んでいませんか?」

 

新学期が始まり長男が持って帰ってきたお手紙の中に、厚労省のチラシ(?)が入っていました。

 

www.mhlw.go.jp

 

こういうの、子どもの目につく場所にそっと置いておくといいと言いますよね。

でも、置いておいて見たためしがないので、我が家では一応アナウンスします。

 

eco「こんなの来たよー。一人で悩んでいませんか? もし、あなたが悩みを抱えていたら、相談してみませんか? だって」

 

すると双子から返ってきた言葉が、

長男「いい、ママに相談するから」

次男「ぼくも。ママが聞いてくれるから一人で抱え込んでないし」

ですって。

 

小学校3年生から不登校で、中1の現在、支援級に籍を置いている双子。

長男は部分登校、次男は現在進行形で完全不登校です。

病気不安障害やら社交不安障害やらを抱えてうつ状態に陥ることもあるし、生きづらさ満載で、端から見たら問題だらけだと思う。

将来への不安も拭えません。

 

でも、一人で抱え込んでいない。

相談相手がすぐ近くいる。

そう思えるって、すごく前向きなことなんじゃないかと思います。

 

思春期の男の子、親に言えない悩みのひとつやふたつはあって当たり前。

むしろそれが健全なくらいかもしれません。

うちの子たちだって、私に隠していることくらいあると思います。

心配をかけたくなくて、言えないことだってあるかもしれない。

でも、いざという時に相談できる相手と認識してくれているなら、それで十分。

これまで寄り添ってきた年月が、ちょっと報われた気がする。

母冥利に尽きます。

 

「学校」という呪い

こんにちは。

 

2学期が始まって3日目。

長男はご機嫌に給食登校できています。

 

帰ってくると「疲れたー」とは言うけど、ぐったりとした疲れとは違う様子。

「明日の給食は何かな」と、チェックも欠かさない。

eco家においては、学校からの配布物の中で献立表は最重要書類。

9月の献立で一番楽しみなのは、月見団子ですって♪

 

ずっと「学校」に囚われていた次男

 

始業式の前夜、次男が私の寝室に来て

「どうしよう・・・明日。怖い」

と、不安いっぱいの表情で話し始めました。

 

次男は不登校5年目です。

母子登校、別室登校、放課後登校などを経て、今は完全不登校

中学に入ってからは「1学期は学校行かない」と宣言もしていました。

もはやプロの不登校と言ってもおかしくない経験をしてきたと思います。

 

それでも、やっぱり学校が始まると気になって。

行けない自分はダメだと否定して、不安になる。

未だに囚われているんだなぁ・・・。

 

過去の私や夫、学校の先生、周りの大人みんなが、そう思わせてしまった。

不登校初期、なんとか学校に行って欲しい一心で、学校が合わない次男を受け入れてあげることができませんでした。

当時のことを振り返ると、後悔ばかりです。

その時の心の傷が、呪いのように次男の心に棲みついているのだと思います。

 

eco「もう、学校に行かなきゃって自分を追い込まなくていいんだよ。

次男は次男の居場所を探せばいい。パパもママもそう思ってるよ。」

 

ありのままの次男を受け入れ、不登校を受け入れてから、何度も伝えてきました。

不登校初期の対応を心から謝りました。

でも、すぐには伝わらなくて。

頭で理解しても、腹に落ちていないというか。

それは私もずっと同じだったから、こんなに時間がかかってしまったのだと思います。

 

でも、今回、なんとなく伝わったかも。

そう思いました。

なぜ? と言われても、上手く説明できないけど。

 

唇をきゅっと結んで、

「うん。そうだね。学校のことは気にしない」

と口にした次男。

気持ちを新たにしたような、ちょっとスッキリした表情でした。

 

学校が始まってからも、次男は家で元気に過ごしています。

やっぱり吹っ切れた感じ。

お手伝いを色々してくれて、よくしゃべって、よく笑って、楽しそうにしています。

「学校」という呪いから解き放たれたら、自分の道を歩き出せるかな。

新学期前 不登校5年目の母の憂鬱

こんにちは。

 

始業式は明日ですが、今日、長男は部活(卓球部)に参加してきました。

 

夏休み中に参加した部活は3回だけ。

毎回、支援級の担任の先生が付き添ってくれています。

先生「長男くん、ラリーが上手。かなり続きました!」

と、先生が相手をしてくれていたみたい。

部活というよりお遊びの域だけど、長男が楽しそうだから良し!ですね。

 

部活ついでに新学期の給食もチェックしてきた長男。

「給食初日、めちゃめちゃ美味しそうな献立だったよ。絶対行くから!」

ですって♪

 

新学期前の小さなザワザワ感

 

さて、明日から始まる2学期。

また送迎やら学校とのやりとりをする日々が始まります。

 

我が家の不登校歴はもう5年目。

新学期、登校できるかなぁ、無理かなぁ・・・というドキドキソワソワは、もはやありません。

 

不登校初期の頃は、新学期が復学のチャンスだと思っていました。

気持ちを新たに、少しずつでも頑張って欲しい。

その為にも、始業式の日はせめて放課後登校させたい。

最初の1週間で、ある程度ペースを作りたい。

なんて考えていました。

でも結局、その考えは子どもたちを追い詰めてしまっただけだったと、今は思います。

 

学校に行きたいと思えば子どもは自分で動く。

動かないのなら、今はその時ではない。

そういうことだと受け止めています。

新学期の乗り越え方はもうわかっている。

 

それなのに。

このところなんとなく気が重くて、夜もよく眠れなくなって。

昨晩は久しぶりに薬の力を借りて眠りました。

 

母の憂鬱と葛藤

 

私の憂鬱の原因は、恐らく、登校できるかどうかの問題ではないんです。

 

自分のペースで仕事や家事ができなくなるのがイヤなんですよね。

予定が立てにくい。

集中できない。

作業も思考も細切れになる。

自分のペースで動けないって、疲れます。

 

そしてもうひとつ。

また色々重い荷物を背負うのか~・・・と、つい想像しちゃうのです。

 

恐らく長男は1学期同様、給食の時間を中心に部分登校すると思います。

するとどうなるかというと。

わずかに長男のストレス値が上がるんです。

次男は次男で、少し学校に行って「がんばった」アピールをする長男を横目で見つつ、動けない自分を否定したりして、これまたストレス値が上がる。

その結果、双子のケンカが増える。

ケンカを目の当たりにしているとこっちまでエネルギーが削られる上に、最終的にそれぞれのメンタルをケアするのは私。

はぁぁ・・・。

 

夫にも半分背負って欲しいけど、なかなか上手くいかないのが現実。

 

長男が部分登校できたら嬉しい。

長男と次男、別々の道を歩み始めていることも嬉しい。

私にできる範囲でサポートはしようと思っています。

 

でも、少しずつ手を離していきたいな。

私が自分のペースを守れるくらいには。

夫も含め本当に手のかかる家族なので、ぼちぼち行くしかなさそうだけど。