ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男「ママを失望させたくないのに」

こんにちは。

 

久しぶりの雨に、ちょっとホッとします。

最近乾燥しすぎていたので、草木も畑の野菜も嬉しそう。

 

でも、洗いたかった大物の洗濯物が乾かないので、コインランドリーへ。

実は洗濯は口実で、待ち時間に併設のカフェでひとり時間を過ごしたかったんです。

双子が小さい頃、不安が今より強かった頃は、こんな自由はありませんでした。

ひとりで飲むコーヒーとおまけのチョコが幸せ。

 

次男「ママを失望させたくないのに」

 

アクティブに活動していたかと思えば気分が急降下して、波が大きい次男。

昨日は些細なことから、また急降下してしまいました。

降下というか、もはや落下…。

 

「ママを何万回も失望させてる。失望させたくないのに」

 

自分は存在するだけで迷惑をかけている。

失望ばかりさせている。

もう失望させたくない。

ぼくなんていない方がいい。

 

一度落下し始めると、落ちるところまで落ちてしまう感じ。

 

私、そんなに失望してると思わせてた?

迷惑そうにしてた?

 

なんだかちょっと怒りが湧いてきてしまいました。

 

次男に伝えた言葉

 

私は失望なんてしてない。

失望って、希望を失うこと。

希望を失ったりしていない。

 

がっかりすることはそりゃ、あるよ。

でも、それは期待するから。

親が我が子に期待を持つのくらい、許してよ。

だって、より幸せに生きて欲しいから。

期待するから、がっかりする。

でも、そんなの私が勝手に期待して、勝手にがっかりしてるだけ。

次男は何ひとつ悪くない。

 

私は次男を誰より見てるし、誰より知ってる。

ずっと苦しんできたことも、必死でもがこうとしていることも、ちゃんと成長していることも。

だから期待しちゃうし、希望を失ったりしない。

 

いつも味方だよ。

次男は次男らしくいればいいんだよ。

 

ずっと伝え続けてきた言葉が伝わっていないのなら、そのことにがっかりするよ。

 

その後…

 

次男、私の気持ちを聞いて泣いていました。

 

彼の思考の癖が自分の価値を否定するのか。

それともうつ症状なのか。

 

ずっと一緒にいて寄り添っているつもりでも、結局私は無力なのかな…。

と思うのは、たぶん私の思考の癖。

だからここで吐き出して思考を修整しています。

 

この後、次男はちゃんとどん底から這い出てきました。

今日は落ち着いて過ごせています。

 

だから、私の言葉は届いているはず。

無力ではない。

微力程度には意味があるはず。

 

まぁでも…こんな波が最近一日おきくらいに来るので、すごく疲れます。

揺さぶられずにどーんと構えられるお母さんになりたい。

がんばれ私。

 

 

次男の気分の乱高下が激しい

こんにちは。

 

皆さん、そろそろ花粉が気になってきませんか?

本格的なスギ花粉の飛散シーズンは2月中旬くらいからですが、私はすでに目と鼻の症状が出始めています。

今年の飛散量は過去10年で最大との見通しもあるとか。

先が思いやられますね。

 

今日の長男は休養日だそうです。

一昨日もお休みしたから、昨日行っただけだけど。

冬休み明け、いまいちエンジンがかからないようです。

 

アクティブな次男

 

年が明けてから、次男がやけに行動的(本人比で)

いつになく外出もよくしています。

元日にクレーンゲームをしに行ったのに始まり、初詣にも行きました。

始業式の日に続き昨日も、給食登校した長男のお迎えについてきました(!)

 

しかも「今日からお昼ご飯自分で作る! 片付けもする!」と、突然の宣言。

私が一人暮らし始めた時に母が買ってくれた料理本を出すと、パラパラと見て付箋をたくさん付けていました。

明日のお昼は「お弁当」を作ってくれるのだとか。

何を入れてくれるのかしら。

 

晩ごはん後のお皿洗いも、「楽しい」と言いながら2日連続で手伝ってくれました。

お皿を洗うだけに留まらないお掃除好きな次男。

コンロやシンクを磨くところまで完璧にやってくれる!

なんなら私がやるよりキレイ♪

年明け早々仕事がちょっと忙しいので、とっても助かっています。

 

ぬいぐるみ作りはちょっと休憩中。

ここ数日はメンテナンスをがんばっています。

20体くらいのぬいぐるみを丁寧に手洗い。

中の綿がくたくたになっていたスヌーピーに、綿入れもしてあげていました。

だいぶ手慣れてきて、あっという間に完了。

日々着々と腕を上げています。

 

こんなアクティブな次男、ここ数年では見たことがないかも。

ただし、すごく調子が良いのかと言うと、そういうわけでもないようで。

すぐ「疲れた~」とエネルギー切れ。

そんな時に私が忙しくて寄り添ってあげないと、そのまま急降下。

 

いつもに増して気分が乱高下しているのでは・・・?

なんなんでしょう、この状態。

 

そして、次男の乱高下にどうしても振り回されるのは長男と私。

アクティブな次男を見られるのは嬉しいけど、すごく疲れます。

 

お正月に買ったもの

 

基本ひきこもりの次男が急に頻繁に外に出るようになると困ること。

今まで着られた服も靴も、みんなサイズアウトしてました・・・。

だって、こんなに外出するなんて思っていなかったもの。

冬服もあるものでなんとかなるかな~と思っていたし、靴も通学用の運動靴があれば十分だと思っていました。

恐るべし、成長期。

 

というわけで、このお正月に双子の服と次男の靴を買いました。

フーディと長袖Tシャツを1着ずつ購入し、夫からも数枚お下がりで貰い受けました(まだちょっと大きめ)

 

次男の靴はこちら。

私が目星をつけておいたものを靴屋さんで試着して、3分で決めました。

 

今のところ学校に行く予定がない次男は、運動靴じゃなくてもOK。

履き心地と見た目重視です。

この靴、とっても履き心地が良く、歩きやすい。

次男は辛うじてレディースサイズ、ほのかにラメが入ってます。

私と同じサイズなので、もしあまり履かずにサイズアウトしたら貰っちゃおう。

 

次男は着るものも靴にもこだわりがあります。

着心地、履き心地はもちろん、デザインも。

 

もともと運動靴は嫌いなようで。

締め付け感が苦手、堅い、履きにくいと言います。

感覚過敏で靴を履きたがらないお子さんもいるというのは聞いたことがあるけど、次男も多少そういうところがあるのかもしれません。

 

こだわりの強い子に新しいものを買うのは、それなりの覚悟がいります。

(次男が未だ1度しか袖を通していない制服もそうでした)

着てくれないともったいない。

せっかく買ったのだから、願わくば沢山着て欲しい。

そう思いつつ、心のどこかで「あ~、また碌に着ないうちにサイズアウトしちゃうのかな」と、覚悟して買います。

 

でも今回の買い物では、服は着なければ夫が着られるし、靴は私が履ける!

と思うと、財布の紐も躊躇なく緩められました。

もちろん服も靴も出番がたくさんあった方が嬉しいけど。

 

このアクティブな状態が続くといいな。

でも、気分の乱高下はほどほどに抑えて欲しいのが本音です。

 

学校に行けなくても夢がある

こんばんは。

 

今日から新学期が始まりました。

長男はちょっぴり重い腰を上げて1時間だけ登校。

今年もマイペースに行くようです。

 

そしてなんと、長男のお迎えに次男もついてきました。

家を出る5分前まで布団にもぐっていたのに、急に自ら「ぼくも行く~」と。

車から降りて先生とご挨拶もできました。(私服だけど)

始業式から先生もびっくりされたと思います。

 

長期休み終盤の次男

 

次男は年明けくらいから学校のことが気になって仕方ない様子でした。

「学校のこと、気にしなくていいんだよね? ぼくはぼくの道を行けばいいよね」

と一日に何度も私に確認してきて。

 

不登校歴5年になっても、気になるものは気になる。

気にしないようにしようと考えている時点で、すごく気になっているということ。

きっと頭ではわかっているけど、繰り返し自分に言い聞かせないとお腹の底から大丈夫と思えない。

自信がなくて、どうしようもなく不安なのでしょうね。

 

だから必ず言葉で返します。

eco「大丈夫。次男は次男の道を行けばいいんだよ」

次男が自分の生き方を肯定できるようになるまで、何度でも伝えるつもりです。

 

始業式の日に先生と対面できたのは、大丈夫と思えたからなのかな。

型にはまらなくていい。

学校に行かなきゃと思わなくていい。

不思議なことに、次男にとっては学校が「自分の居場所ではない」と思えた方が足が向くのかもしれません。

 

ぬいぐるみ作家になりたい

 

約1年前から始まった次男のぬいぐるみ作り。

裁縫経験ゼロから始めて、1年間でだいぶ腕を上げました。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

eco-hs-o.hatenablog.com

 

今の次男は、将来ぬいぐるみ作家になることを夢見ています。

 

オリジナルの可愛いぬいぐるみを生み出したい。

壊れてしまったぬいぐるみの修理もしてあげたい。

寂しい思いをしている子や高齢者の癒しになるようなぬいぐるみを作りたい。

 

学校に行けなくても夢がある。

それってとても幸せで、素敵なことだと思います。

不安が強くて苦しくなってしまうこともある次男だけど、将来への希望にワクワクしている時間も沢山あります。

 

中学生の頃の私は、そんなワクワクを感じたことがあったかな。

ちょっと羨ましく思えるくらいです。

 

 

 

 

 

祝うさぎ年 今年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。


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うさ飼いの我が家にとっては、なんとなく楽しみだったうさぎ年♪

だからといってなんてことはないのですが。

我が家の愛兎こみみも、昨日はリビングで歓喜のうさダッシュを披露してくれました。(たぶん実際は、撫でてほしいのに誰も撫でてくれない怒りのダッシュです…)

 

こみみも含め家族一同、そして皆様にとっても、心身ともに元気に過ごせる一年になりますように。

 

元日に出かけた場所

 

夫は通常通り仕事だった昨日の元日。

私と双子はお家でのんびりゴロゴロしていました。

 

次男「ねぇ、ぼくクレーンゲームやってみたい。お出かけしよう」

ものすごく唐突な次男からの提案。

 

社会不安障害の次男は、そもそも人のいるところに出かけるのが好きではありません。

人混みなんてもってのほか。

ゲームセンターは普段寄り付くこともありません。(私も音が苦手)

だから、クレーンゲームも映画館で1度やったことがあるくらい。

 

でも、お家大好きな次男に「出かけよう」と言われると応えないわけにもいかず。

使っていい金額の上限を自分で決めてもらい、クレーンゲームの攻略法をYouTubeで確認して出かけました。

 

人はそれなりにいたものの、クレーンゲームへの興味が勝って次男も楽しめたようです。

戦利品もちゃーんとありました。

長男はマイクラのモブの大きなぬいぐるみ。

次男はアニメキャラのフィギュアとキャラぬい。

2人とも満足そう。

 

まぁ、こんなお正月の過ごし方もたまにはありでしょ。

 

昨年の成果と今年やりたいこと

 

昨年から始まった次男のぬいぐるみ作り。

1年間でこれだけの成果が。


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ピンクのうさぎさんとキャラぬいの女の子が最近の作品。

裁縫の基礎も全く知らないところから始めたけれど、確実に腕を上げ、色々な技術を身につけつつあります。

 

まだまだ初心者の域。

でも伸びしろはたくさんある。

 

「売れる」ぬいぐるみを作りたい。

 

それが今年次男と私でやりたいことです。

「売れる」ぬいぐるみは、

 

①オリジナルであること

②当然ながら可愛いこと

③丈夫で精細なつくりであること

 

が揃わないといけません。

私にできないのは①、次男に足りないのは③

2人で協力すれば3つを満たせるようになるのでは? と、40過ぎにして夢を見ています。

伸びしろがあるのは圧倒的に次男の方なので、どこまで伸びるか楽しみ。

 

今年もどうかecoと双子を温かく見守って下さいね。

 

今年一年、ありがとうございました

こんばんは。

晦日の夜、いかがお過ごしですか?

 

今年も一年、このブログを読んで下さり、ありがとうございました。

我が家の双子を一緒に見守って下さる方がいてくれる。

そう思うと大変心強く、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ここ数年、年末年始はなにかと荒れ模様だった我が家(メンタル的に)

お陰様で今年はとても穏やかな気持ちで年を越せそうです。

 

4月から中学生になった双子。

長男は自分のペースで給食登校を続けられるようになりました。

次男は学校に「行けない」から「行かない」になり、お家でやりたいことを見つけました。

 

2人とも自分の不安や気持ちと向き合うという点で、随分成長した1年でした。

 

不登校についてや、本人の特性についても話すようになりました。

自分自身を知る。

自分の立ち位置を知る。

少しずつですが、自己理解を進めているところ。

 

来年もこの調子で。

躓くことがあっても、乗り越える力があることを信じて見守っていけると思います。

 

更新頻度は少なくなっていますが、また来年もお付き合い頂ければ幸いです。

心身ともに健やかに、よいお年をお迎えください。

 


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映画『かがみの孤城』を観てきました

こんにちは。

 

今年も残すところあと数日ですね。

やっと昨日、年賀状を出しました。

取り掛かれば1日かからずに終わるのに、取り掛かるまでが遅い・・・。

年々投函が遅くなっている気がします。

 

eco家の年末年始

 

去年まで、私の年末はいつも家の大掃除に追われていました。

別に誰にやれと言われたわけでもないのに。

「年末くらいやらなきゃ」「大掃除するのが当たり前」と思っていて。

 

でも、今年はそれを止めました。

 

そもそも日頃からこまめに掃除していれば大掃除は必要ない。(やってないけど)

しかも大掃除って真冬の寒い時期には不向きなものが多い。

窓拭きは寒いし、レンジフードの油汚れは固まって落とし難いし。

あれもこれも年末にやる必要はないんですよね。

 

とは言っても、長年の習慣はなかなか抜けず。

窓拭きは11月にしたし、お風呂、キッチン、冷蔵庫の大掃除はやりました。

きれいな状態で新年を迎えたいという気持ちは、とりあえず満たせました。

 

あとは次男がちょこちょこお掃除してくれるおかげもあって、どうしても気になるほど汚れているところはありません。

次男に感謝!

 

eco家は夫が年末年始もなく仕事なので、お正月も特別なことはしません。

親戚の集まりもないし、家族でお出かけすることもない。

 

ただ、お正月くらいは私自身がのんびりしたいので、おせちは作ります。

今年は節約バージョンで。

長男がお手伝いをしてくれるそうなので、かまぼこの飾り切りでも教えようかな♪

 

映画『かがみの孤城』を観てきました

 

長男と一緒に映画『かがみの孤城』を観に行ってきました。

movies.shochiku.co.jp

 

私は原作を4~5回は読んでいます。

長男は未読だけど、予告編で興味を持って観たくなったそうです。

 

映画、とても良かったです。

原作が好きなので、どうしても原作基準になってしまいますが。

 

原作の世界観を壊すことなく、原作に詰め込まれたメッセージを過不足なく伝えてくれる映画に仕上がっていました。

私は辻村深月さんの小説の読後感がとても好きで。

スッとするというか、清涼感があるというか。

映画を観終わった後も、深く吸い込んだ息をスーッと吐きだしたくなるような、満たされた気持ちと清涼感がありました。

 

帰りの車の中で長男の感想を聞いてみると、

「面白かった! 伏線回収がすごかったから、もう一回観たい」

と嬉しそうに話していました。

「ぼくも不登校みたいなものだから、色々感じることはあったよ。うまく言葉にできないけど」

 

小説では細かく描写されていた、不登校当事者や周りの大人が抱える心の葛藤。

2時間弱の映画では、表情や回想の入れ方で上手く表現されていました。

長男が共感する部分もたくさんあったと思います。

ネタバレは控えますが、決して重いだけのお話ではないので、長男も希望を持てたんじゃないかな。

一緒に観に行けて良かったです。

 

余談ですが、映画館で「ポップコーン食べたい!」と言うのでキャラメル味を購入。

でも、長男は鑑賞中にほぼ手をつけないんです。

映画鑑賞後、ビニール袋に入れてお持ち帰り。

少しだけ車の中で食べて、あとは次男へのお土産にしていました。

いっそのこと映画の後に買えばいいのでは・・・。

支援級・不登校傾向の子の進路について考える

こんにちは。

 

今月初め頃から少し調子が落ちていた次男。

冬休みに入って、ぬいぐるみ作りができる程度に元気が出てきました。

 

ちなみに、今年の次男のクリスマスプレゼントはぬい作りの生地と道具。

以前からジグソーパズルがやりたいと言っていた長男には、渋くて可愛いこれ。

 

サンタさんにプレゼントをお願いしていた幼い頃は、必ずしも期待したプレゼントがもらえるわけじゃありませんでした。

でも、今は親がサンタさんの代行者だとわかっています。

一緒にショッピングサイトを見ながら、好きな色やデザインを選んでポチッ。

これはこれで楽しそうでした♪

 

支援級・不登校傾向の子の進路決定までの流れと選択肢

 

先週の長男の三者面談で説明を受けた進路決定までの流れは、こんな感じでした。

 

【2年】 志望校の資料、情報収集、学校見学、体験など

【2年3学期~3年1学期前半】志望校決定

【3年1学期~2学期】受験対策(面接や作文など)

【3年2学期~3学期】受験、合格発表

 

これはあくまでも支援級在籍で不登校傾向の長男に向けたもの。

順調に学校に通えていて、全日制高校を受験するお子さんの場合とは違うと思います。

 

週に4~5日、短時間のみ登校の長男。

授業も受けていないため、全日制高校への進学は現実的ではありません。

(万が一にも、3学期からフル登校して勉強の遅れを取り戻し、授業もテストも受けて、なんてことがあれば別ですが)

 

現実的な選択肢は

定時制高校/通信制高校高等専修学校

くらいに絞られます。

 

特に近年は、定時制通信制高校不登校経験のある子の貴重な受け皿として機能していますよね。

支援級(情緒クラス)の現3年生も、全員が定時制通信制志望だそうです。

 

長男にはパン屋さんを開きたいという夢があります。

適性があるかはともかく、その意志は揺るがない。

一応、進学の意思があるようだし、高卒認定も取得しておきたい。

だったら少しずつ向き合っていかないとね。

 

ちなみに、今のところ次男は進学の意思がありません。

これはこれでどうしたものかと思うけど、とりあえず横に置いておきます。

 

ご存知ですか? 高等専修学校

 

定時制通信制以外で、もうひとつ選択肢になり得ると考えているのが「高等専修学校」です。

恥ずかしながら、つい最近まで私は専修学校がどういうものか知りませんでした。

 

高等専修学校は、簡単に言えば

「中学校卒業者を対象に職業教育に重点を置いた教育を行う学校」です。

 

一般の教養課程も勉強しながら、選択した専門の勉強ができることが特徴です。

卒業時には高卒認定も取れるので、大学や専門学校への進学も可能。

在学中に専門資格を取って就職する人もいます。

 

※名称が紛らわしいけど、いわゆる「高専」とは異なります。

 高専は「高等専門学校」。大学や短大に並ぶ5年課程の高等教育機関です。

 「高等専修学校」は中等教育機関。基本的に3年課程です。

 

文科省のデータでは、専修学校の生徒の2割程度が不登校経験者。

少人数制で不登校経験者も積極的に受け入れている学校が多く、心の教育、精神面のサポートなどにも力を入れているとか。

 

全日制高校の専門科(工業科とか理数科とか)と違うのは、専修高校では専門科目の履修時間がより多く、教養課程のハードルが比較的低いようです。

 

まずは向き合うところから

 

我が家から通える範囲にもありました、専修学校

しかも長男の夢である製菓・製パンを学べるコースがあるのです。

「長男くんに合っていると思うよ」と、先生がパンフレットをくださいました。

 

たいしてやりたくもない勉強をして3年間過ごすか。

夢に少しでも近づける3年間を過ごすか。

 

長男の性格的に、後者が合っているような気がするんですよね。

自分の好きなことを専門的に勉強するのって、教養課程の勉強にはない楽しさがある。

その楽しみや夢のために頑張ってみるのもいいんじゃない?

 

もちろん選ぶのは長男です。

今のままでは現実的には難しいだろうし、乗り越えるべきハードルは沢山ある。

長男自身がどう進みたいのか。

まずは向き合うところからですね。