ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

マイナス感情を吐き出せるようになってきた

毎日次男とお揃いの服を着たい長男。

外出予定がなくてもそれは変わらないようで、デザイン違いのPumaのTシャツを持ってきて

「これ、次男と同じやつだよね?」

とわざわざ確認していました。

双子って面白い。

昨日髪を切ってあげたので、2人とも朝から表情が明るく見えます。

 

子どもたちの髪は、美容師の義母にずっと切ってもらっていました。

でも、義母に学校のことや勉強のことを言われたり、同い年の優秀な従妹の話をされるのがイヤなようで、最近は私が切っています。

美容室ごっこ風に。

「今日はどうなさいますか~?」

「短めでおねがいします!」

私も子どもたちも、結構楽しみながらやっています。

カットの出来は義母の足元にも及びませんが。

 

「学校きらい」

 

元々自分のマイナス感情をあまり口にしなかった長男が、最近、度々自分の気持ちを口にするようになりました。

 

「学校行きたくないな」

「なんで学校なんてあるんだろう」

「学校きらい」

 

支援級では本人の意思、ペースが尊重されるので、やりたくないことを強制されるようなことはありません。

私が知る限り、授業の進め方も体験的な内容が多く、楽しく学べる工夫がされています。

休み時間も、普通の教室にはない知育玩具とかで遊ぶことができます。

レゴ、LaQ、将棋、トランプ、ドミノetc.

長男はドミノが好き。

 

楽しくないの?

 

児童精神科の先生も、スクールカウンセラーさんも、

「支援級で個人のペースでできるのに、なんで楽しくないの?」

と考えているようです。

 

楽しい瞬間もあるのだと思いますが、時間割通りに動いて、指示されたことをやって、というのがつまらないのでしょうね。

興味を持ったら、とことんのめり込みたいタイプ。

目的があれば、周囲が驚くほどの努力を見せることもあります。

でも、興味のないことを淡々とこなすのは好きじゃないのだと思います。

 

ただ、長男がマイナス感情を口にできるようになってきたのは、とても良い傾向です。

「本当は地震が来るのが怖くて眠れない」

と訴えてきたのも同様。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

気持ちを言葉にしてくれると、私も受け止めやすい。

マイナスの感情をどう軽くするか考えることもできます。

長男には、もっとどんどん吐き出して欲しいです。

 

最近の長男がはまったもの

 

本物の化石が入っている発掘体験キットです。

 

この手のキットは初めてではないのですが、商品が届いた時からすごくワクワクしていて。

「早くやりたいな~。やっていいかな?」とソワソワしていました。

「これが出るといいな~」

「今回のキットはこれがレアなんだよ」

と、話しているだけで楽しそう。

やり始めたら、おやつを食べるのも忘れて熱中していました。

 

発掘の結果、5つもの化石が出たようで、しかもレアものも含まれていて、長男は大喜びでした。

ベッドの横の棚にキレイに並べて、標本っぽく展示していました。

 

長男以外の家族は誰も化石に興味はありません。

でも、長男はひとりずつ捕まえては化石の発掘過程を熱っぽく語ってくれました。

次男もそれをちゃんと聞いてあげて「長男、よかったねぇ」と言ってあげていた。

まるで保護者目線で、大人な対応をしていました。

 

次男のように「これがやりたい」という強い欲求があまりない長男。

こんなに夢中になれるほど楽しい時間を過ごせて良かったね。

キットは一度やったらおしまいなのが残念です。