ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

目下停滞中

こんにちは。

 

ここのところ少し鼻の調子が悪いなぁと思っていたら、今朝は目がしょぼしょぼ。

この感じは、もしかして花粉かも・・・。

スギ花粉の飛散情報が出始めるのは1月ですが、今の時期も僅かながら花粉は飛んでいるんですよね。

既に花粉症の症状が出ている方、どのくらいいるのでしょう。

 

私は今年の6月から、ダニ・ハウスダスト舌下免疫療法を受けています。

 

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秋頃には効果が出てきて、例年よりもずっと楽に過ごせた気がします。

舌下免疫療法の対象はダニ・ハウスダストとスギ花粉の2種類があり、同時に治療を進めるのも可能とのこと。

来年、スギ花粉症の治療も始めたいな。

舌下免疫療法の治療を開始できる時期は、花粉症シーズン後の6月頃です)

 

書類の記入のため学校へ

 

昨日は放課後に私ひとりで学校へ行ってきました。

今日が提出期限の書類があり、先生が「ご自宅にお届けしてもいいですか?」と確認の電話を下さったので、「取りに行きます!」と、自分から出向きました。

多忙な先生に届けてもらうことに気が引けるというのも多少あるけど、先生が家に来ることを次男が嫌がるから。

 

先生が家に来てくれたら会える子もいるし、会えない子もいる。

次男のように、先生が来ることさえ辛いと感じる子もいます。

 

イヤなら顔を出さなければいいという話ではなく、敏感な子はすごく色々なことを感じているのだと思います。

せっかく来てくれたのだから顔を出さなきゃというプレッシャー。

会えないことに対する罪悪感。

先生が来たというだけで萎縮してしまう自分への不甲斐なさ。

それに、家庭は自分の大事なテリトリーと考えている子もいます。

 

次男にとって、家は絶対的な安全地帯。

先生が自宅に来るということは、大事なテリトリーを侵されているような気持ちなのかもしれません。

(ちなみに長男は、先生が来てくれたら喜んで会うタイプです)

 

先生が来ることで次男が落ち着かない気持ちになって、後で延々それに付き合うことになるなら、私ひとりでサクッと学校に行ってきた方がずっと気が楽です。

 

目下停滞中

 

今週、双子は結局1度も登校しませんでした。

昨日の朝、長男は「給食食べに行こうかな」と言っていましたが、行くことができませんでした。

 

次男は修学旅行が終わってからの丸1ヶ月、登校する気配は1ミリもありません。

修学旅行に参加し、その直後も良いペースで登校できていた長男も、先週から急にペースが落ちてしまいました。

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波があるのはわかります。

でも、調子の良かった状態から下がっていく時は、ちょっぴり落ち込みます…。

時間が経てば、また上向くとわかっていてもね。

家でゆっくり過ごして、またエネルギーを貯めてもらいたいと思います。

 

・・・と思っていた矢先。

「最近、勉強とかやってるの見ないけど、たまにはやれば?」

と、夫が久々に爆弾を投下して仕事に出掛けて行きました。

停滞してしまっている双子に、一言もの申したくなったのでしょう・・・。

 

一年前の双子だったら、夫の一言にズーンと落ち込んでしまっていたでしょうね。

そして、自分を押し殺してドリルを開いていたと思います。

でも、「休む必要がある時は休んでいいんだよ」と私が伝え続けてきたからか、今日はあまり気にしている様子はありませんでした。

それでいいんじゃないかな。

夫に過適応になるよりも、パパは何もわかってないな~くらいに思って、スルーすればいい。

 

やる時はやる。

休む時は休む。

焦っても仕方がないですね。

社会不安障害 治療をはじめました

こんにちは。

 

どんよりと重たい空の日が続いていますね。

天気は悪いし寒いし、なかなか気持ちが晴れません。

 

こんな時には楽しいことを考えようと、双子はクリスマスプレゼントに何を頼もうか考えています。

次男はワイヤレスヘッドホンが欲しくて、クリスマスに貰おうか、お年玉で買おうか悩んでいる様子。

長男は特に欲しいものが無いみたい。

ずーっと前に欲しがっていた、人をダメにするクッションなんてどうかな。

長男はソファに座る姿勢がとてつもなく悪いんです。(カバーがいつもぐちゃぐちゃ)

こういう方がしっくりくるんじゃないかしら。

 

社会不安障害の治療をはじめました

 

昨日、次男と一緒に児童精神科を受診してきました。

不登校になってから3年以上児童精神科に通っていますが、次男にはこれといった診断名はついていませんでした。

母子分離不安とか適応障害とか、名前をつけようと思えばつけられるんだろうな・・・と思うことは色々あったけど、どれも曖昧なまま。

今回、正式に「社会不安障害」の診断を受け、治療をはじめることになりました。

 

ひとが不安を感じるのは、決して悪いことではありません。

社会の中で生きていくには、危機意識を持つことも大事。

防犯や防災などは、不安があるからこそできる備えです。

生き物が自分の身を守るために搭載しているセンサーのようなものです。

 

ただ、今の次男には過剰な緊張や不安があって、学校に行けない、人と関われない、外に出られないなど、「できない」ことが沢山あります。

とても生きづらく、苦しい状態だと思います。

少しでも本人の生きづらさが和らぐように、適切な治療が必要だと考えています。

 

何に対して不安を感じるのか

 

不安障害には色々な種類があって、診断によって処方薬が変わることもあるそうです。

そのため、先生から「何に対して不安を感じるのか」ヒアリングがありました。

 

次男が極度に緊張したり不安を感じるのは、

人と向き合って話すこと

集団の中で活動すること

同年代の人や近所の人に見られること

人が多い場所(全然知らない人ばかりでも)

初めて行く場所(自然の中だと割と平気)

自分の将来のこと

不登校だということ

 

次男の不安のほとんどが、人と関わることに起因しています。

これが社会不安障害の特徴と一致していることは、素人の私でもわかる。

 

ヒアリングでは、他にもいくつか確認がありました。

Dr.「電車やバスなんかに乗るのは平気? 映画館とか」

全然知らない人ばかりの場所などで不安を感じる場合、広場恐怖症も検討する必要があるのだとか。

Dr.「緊張しすぎてパニックになっちゃうことはある?」

特定の状況下でパニックを起こしてしまう場合は、パニック障害も疑われるそう。

 

3年生の時から不登校、さらに長引くコロナ禍の生活で、次男は「社会生活」と言えるほどの社会生活をほとんどしていません。

電車もバスも2年以上乗っていません。

外出時はほとんど常に私が一緒にいるし、次男が不安になるようなことは極力避けてきたため、パニックを起こすほどの緊張状態に陥ることもありません。

社会生活をほとんどしていない故に、どの不安障害があるのか判断しかねるようです。

 

ただ、パニックについては少し思い当たる節はあります。

不登校になった3年生の時、私が付き添って保健室登校をしていた時期がありました。

たまに教室に行ってみた時や、避難訓練で全校児童が校庭に集まった場面で、急激なお腹の痛みに襲われ、顔面蒼白、しゃがみ込んで泣き出したことが数回ありました。

もしかしたら、あれがパニック症状だったのかも。

今、同じような状況下に身を置いたらどうなるんだろう? と思います。

 

少なくとも社会不安障害であることは間違いない。

もしかしたら、他にも何か併発しているかも、というところだそうです。

 

次男の反応

 

昨日は児童精神科に行く前から緊張がどんどん強くなって、そわそわしていた次男。

待合室に人が沢山いるのも不安。

診察で先生と話をしなければいけないことも不安。

見ていて可哀想になってくるほど、ガチガチでした。

 

診察の間も始終身を硬くしていて。

たぶん先生と目を合わせることもなかったと思います。

でも、私の予想以上に頑張って先生の質問に答えていました。

次男は家ではそれなりによくしゃべる子です。(長男ほどではないけど)

でも、緊張状態のせいか、答えがカタコト。

言葉が足りない部分が多々あって、先生には伝わりにくかったんじゃないかと思います。

 

25分程の診察で、次男と先生のやり取りは15分足らず。

私と先生が話していた10分の間、次男は壁の方を向いて石のように固まっていました。

お薬の処方について聞かれた時も、頷いて意思表示するだけで、もう口を開くことはなかったです。

 

次回の受診は2週間後。

それまで、新たに処方された不安を抑えるお薬を服用して様子見です。

Dr.「できれば不安に感じたことを数値化して記録してみて」

というアドバイスも頂きました。

どんな場面でどれくらい不安を感じるか。

自己理解することが治療の役に立つそうなので、記録してみようと思います。

 

お薬の効果が出て、少しでも気持ちが楽になりますように。

また噛んでいました・・・

こんばんは。

 

先週に引き続き、昨日は公園に行ってきました。

やっぱり目的は卓球と直売のみかん。

行く前から、次男がとても楽しみにしている様子を見るのが嬉しかったです。

 

ここのところ週1くらいで卓球に通い、だんだんと上達してきている双子。

と言っても、ラリーが続くようになってきたというだけですが。

ちゃんと点数をつけて試合をすることもないし、ラケットの持ち方がどうとか、打ち方がどうとか、細かいことは何も言いません。

次男なんて、形はまぁ滅茶苦茶です。

よくそれで打てるね? と言うくらい、直感と反射神経だけでやっている感じ。

滅茶苦茶ではあるけど、少しずつ積み重ねて上手になると楽しいという感覚を味わってくれたらいいなぁと思います。

 

また噛んでいました・・・

 

公園に行って遊ぶ元気はある次男ですが、家で過ごしていてもなんとなくストレスを感じている様子・・・。

 

ちょうど1年前、次男が自分の腕を噛むという自傷行為をしていたことがありました。

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その時は夫との関係が上手くいっていなかったことが原因で、夫との関係が良くなると共に自分を傷つけることはなくなりました。(その前からずっとある爪噛みは続いています)

先日、また腕を噛んでしまうことがあったようで、今回は自分から打ち明けてくれました。

 

赤黒く歯の形のあざができた痛々しい腕・・・。

見たら涙が出そうになったけど、

 

打ち明けてくれてありがとう。

気づけなくてごめんね。

自分で打ち明けられたのは、とても勇気のある行動だと思うよ。

 

そう伝えました。

 

噛んでしまったのは数日前。

きっかけになったことが何かは覚えていない。

長男に色々言われることでストレスが溜まる。

でも、それを誰かにぶつけちゃいけないと思って、自分にぶつけてしまった。

 

噛んでしまった経緯や想いを、ちゃんと言葉で伝えてくれました。

また自傷行為をしてしまったと聞いてショックだったけど、自分の気持ちをちゃんと伝えられたことには成長を感じました。

 

明日はちょうど次男と一緒に児童精神科に行く予定。

「この件も先生にお話してみる?」と次男に確認したら、「いいよ」と言ってくれたので、相談してこようと思います。

 

次男が安心していられる居場所はないの?

 

学校に行っていた時は学校がストレスで、家にいれば家の中でストレスを感じて・・・。

次男が安心していられる居場所はないの?

家庭内を安心できる居場所にしようと努力しても、次男は本当に繊細で、私にできることなんて何もないんじゃないかとさえ感じます。

 

 

 

学校じゃなくていい。

次男が安心できる居場所を見つけたいな。

次男らしくいられる場所、どこにあるんでしょう。

 

次男「中学ってどんな感じ?」

こんにちは。

 

今日の双子はお友達の家に遊びに行きました。

いつもお友達の方から誘ってもらっていましたが、今日は珍しく長男が「遊びたい」と自分から♪

学校の方はちょっと息切れしてしまった今週。

1日登校した以外はゆっくり過ごしたので、遊びたいと思えるほど元気になったようです。

 

そして今日は次男も「ぼくも遊ぶ!」と、自分から意思表示してきました。

いつも長男に「どうする?」と聞かれて、悩みまくっていたのに。

今は次男の安心をひとつでも増やしたい。

たったひとりのお友達でも、頻繁に遊んでもらえることが本当にありがたいです。

 

「中学ってどんな感じ?」

 

たまに長男が早く寝てしまうと、私は次男が眠りにつくまで付き合わされます。

そんな時は次男とゆっくりと話をすることもあります。

先日、「中学ってどんな感じなの?」と聞かれました。

 

最近、学校からは足が遠のいていますが、やっぱり学校のことが頭から離れない次男。

 

中学校がどんな感じか。

漠然としていて、意外と難しい質問です。

 

小学校と中学の違いは色々ありますよね。

制服やジャージの着用、教科担任制、定期テスト、部活動、先輩後輩の上下関係、厳しい校則・・・。

勉強も難しくなり、生活の中で学校や部活の比重が小学校の頃以上に大きくなる。

そして、それら全てが高校へ入るための布石。

中学の3年間は学校の違いだけではなく、友だちとの付き合い方が変化したり、自分自身の身体も心も変化が大きい時期だと思います。

 

うーん・・・次男が希望を持てそうな話が思い浮かばない。

 

中1ギャップという言葉があったり、不登校になる子が急に増えたり、環境の変化に適応できない子が少なからずいるという現実もあります。

みんな、中学に入る時にどんな希望を持っているんでしょう。

 

私の中学時代は、部活、勉強、委員会、生徒会活動なんかに明け暮れていて、ただただ忙しかったです。

友だち関係で多少のいざこざはあったけど、結束力の強いクラスで楽しかった。

休日も部活と勉強ばかりで、プライベートな時間は何をしていたんだっけ?

ピアノの練習はよくしていた気がします。

あとは読書くらい。

忙しい毎日で自分の好きなことをする時間なんてほとんど取れなくても、充実した3年間だったと思います。

 

という私の中学校生活は、次男にとっては全く参考になりそうにありません。

小学校高学年を支援級&不登校で過ごした次男には、遠い世界の話のように感じてしまうんじゃないかしら。

 

次男に伝えたこと

 

中学がどんな感じなのかは、実際に通ってみた人しかわからない。

3年間をどう過ごすかは、自分で決めればいいんだよ。

 

迷った挙句、私に言えたのはこれだけでした。

実際、次男が中学に通えるかどうかは現時点では全くわかりません。

見込みは低い・・・ような気がします。

 

でも、みんなが忙しく中学校生活を送る中、時間をたっぷり使って自分と向き合い、やりたいことを見つけられたら、それはそれでかけがえのない時間になる。

きっと学校に通っていたら得られないものもあると思います。

不安や緊張と闘いながら中学に通って疲弊するくらいなら、むしろその方が次男にはいいのかもしれません。

 

ちょっと息切れ

こんにちは。

 

早いもので、もう12月ですね。

最近、季節的な時間の感覚があまりなくて、今年はアドヴェントカレンダーを用意するのを忘れちゃいました。

毎年子どもたちが楽しみにしていたのに。

 

あと1ヵ月で年が明けて、あっという間に今年度が終わってしまう。

双子の小学校生活は、残すところ4ヵ月です。

卒業と中学入学に向けて色々なことが具体的に動き出すと思うと、どんどん憂鬱な気持ちになってくる・・・。

子どもたちもこんな気持ちなのかな。

 

調子に波があるのは当たり前

 

修学旅行後も良いペースで登校してがんばっていた長男。

ここへきて、ちょっと息切れ?

少し疲れてしまったようです。

 

今のところ、今週に入って登校したのは昨日だけ。

今日も家でのんびり過ごしていました。

 

修学旅行前からずっと頑張っていたので、無理もないのでしょうね。

ものすごく調子が悪いというわけではありませんが、ペースを持続することの難しさを感じます。

 

今の長男は、長い期間で見れば調子が上がってきていると言えると思います。

それでも波はある。

情緒が安定している人であっても、凪の海のように平坦なわけではないでしょう。

ただでさえ情緒が不安定だった状態から回復する途中、調子に波があるのは当たり前だと思います。

以前はその波に私まで動揺して、いちいちがっかりしていました。

でも、今は「そういうものだよね」と捉えられるようになりました。

少しずつ波の高低差が小さくなって、間隔が広くなって、だんだんと安定した状態に近づいていくものなのでしょうね。

 

こちらの説明が解りやすかったです ↓

心のエネルギー曲線 【ICTを利活用した不登校児童生徒等への支援】

佐賀県教育支援センターHPより

 

長男の調子が崩れるパターン

 

最近だんだんとわかってきました。

長男が調子を崩す時のパターンが。

 

疲れやストレスから少し体調が乱れる

→ 「怖い病気かも・・・」と不安になる

→ 不安からさらに体調を崩す

 

不安が強くなって体調が悪くなると、負のループに入ってさらに調子が悪くなってしまいます。

そうならないためにも、ひどくならないうちに休むのは大事。

ひどくなると回復にも時間がかかるので。

 

以前に比べれば、調子を崩してから復調するまでの時間は短くなっていると思います。

だいぶ自分と向き合えるようになったのは成長ですね。

なぜ調子が良くないのか、どうしたら良くなるのか、考えるだけの元気はあるようです。

そうやって不安との付き合い方を覚えて、負のループに陥ることがなくなるといいな。

社会不安障害の治療 受診しないと始まらない

こんにちは。

 

先日、次男の希望で大きな公園に行きました。

お目当ては卓球と直売のみかん。

みかんが大好きな次男は、みかん目当てに毎週公園に通う勢いです。

外に出るきっかけがひとつ出来ました♪

 

卓球は30分200円で、ラケットと球も借りられます。

予約が入っていなければ延長もできる。

その日は2回も延長して1時間半、たっぷり卓球をして良い汗を流しました。

 

大きな公園だけど、卓球ができることはあまり知られていなくて穴場なのです。

ずっと穴場であって欲しいな。

 

受診しないと始まらない

 

昨日は次男と一緒に児童精神科へ行く予定でした。

でも、直前になったら怖くなってしまい、一緒に行くことができませんでした。

 

前回、私がひとりで受診した時の内容です ↓

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長男もそうですが、基本的に児童精神科へ行きたがることはない次男。

まぁ、特に楽しいところではないですからね。

それでも、先生に「来てね」と言われたり、必要に迫られれば行くという感じです。

 

相手がお医者さんで、困りごとを改善するために一緒に考えてくれる立場だということは次男もわかっているはず。

でも、怖いんだなぁ…。

 

児童精神科は大抵混んでいて、小さい子から中学生くらいのお子さんが結構来ています。

特性からなのか、大きな声を出す子、落ち着きなくウロウロしている子、他人をじっと見つめる子などもいて、次男が落ち着かない気持ちになるのもわかる。

待合室で呼ばれるのを待つ時間から、すでに苦痛なのだと思います。

 

そして診察室では、

何を聞かれるんだろう?

どう答えたらいいかわからない

と、身を硬くしてしまいます。

数回しか会ったことのないお医者さんに心を開けといっても難しいことは、私もわかるけど…。

 

人目が気になる、人と接することが不安な次男には、児童精神科を受診すること自体が大きな試練です。

 

無理に連れて行く気はなかったので、私ひとりで受診してきました。

一応、来週リベンジできるように予約を入れてきたけど、行けるかな?

社会不安障害の治療を受けたくても、次男が行かないことには始まりませんからね。

 

私が「ただいま〜」と家に帰ると、次男が第一声で「次の予約いつ?」と聞いてきました。

来週だと伝えると「次は頑張って行くね」と次男。

留守番をしている間、ドタキャンしたことをずっと気にしてたのでしょうね…。

 

先生も頭を抱えた双子の難しさ

 

我が家は双子の不登校を受け入れて、今は学校に無理に行かせることはありません。

家ではできる限り子どもの好きなように過ごしてもらっています。

ここに至るまで紆余曲折あったけど、今は夫も私も、子どもたちをありのままに受け入れています。(まぁ、夫は7、8割くらい…)

学校の先生方も全面的に理解を示して下さっています。

 

これだけ良い環境が整っているのに、次男の不安がいつまでも強いのはなんでだろう?

と、先生は疑問に感じているようで。

 

長男が次男に対して当たりが強いこと、過干渉なこと、時には手が出てしまうことなどをお話しました。

「次男、いい加減ゲームやめなよ」

「たまには外に出なよ」

「次男は学校全然行ってないじゃん。ぼくは頑張ってる」

「次男が何もしないことがぼくのストレス」

我が家で次男の傷つく言葉を一番口にするのは、間違いなく長男…。

 

その度フォローに入るものの、長男の感情は「怒り」が大部分。

簡単には抑えられず、だんだんと私にも怒りの矛先が向いて、やがて心を閉ざしてしまう。

 

結局、次男だけでなく長男までメンタルズタボロ。

私も大きなため息をつきたくなります。

 

というところまでお話したら、

Dr.「は〜っっっ。双子ちゃん、ほんっとうに難しいね〜…」

先生、頭を抱え込んでしまいました。

 

恐らく長男は特性上、他者との境界が薄く、自分と次男を切り離して考えるのが苦手。

加えて、私のお腹にいた時から四六時中一緒に過ごしてきた双子です。

長男にとっては、次男は自分の一部のようなものなのでしょう。

だから放っておけないし、動き出さないことが許せない。

双子ならではの難しさ、確かにあると思います。

 

Dr.「長男くん、今すごく頑張ってるんだね。大人はどうしても動けない子の方に保護的になるけど、長男くんの頑張りをもっともっと認めてあげるといいと思う」

 

確かに今の長男は、前に進もうと一生懸命で、あまり余裕がない状態。

そのストレスが次男に向かっているのもわかっているので、長男のケアを怠らないようにしているのだけど。

 

ほんっっとうに伝わりません。

一体どうしたらいいのでしょうねぇ…。

 

 

 

 

 

社会不安障害 治療の始め時

こんばんは。

 

朝晩とだいぶ冷え込むようになりましたね。

寒いのが苦手な長男は玄関の外に温度計を設置して、ことあるごとに外気温をチェックしています。

 

風が強いと、なかなか散歩に行く気にもならず…。

せっかく習慣化したお散歩は続けていきたいけど、私も寒いのは苦手。

冬は室内でフィットボクシングをやる方がいいなぁというのが本音です。

 

先日、約2ヵ月ぶりに児童精神科を受診してきました。

いつも通り、私ひとりで行ってきました。

 

長男のこと このまま見守る

 

長男が修学旅行に無事参加することができ、その後も調子が良いことを報告しました。

 

【修学旅行前】週1~2回登校。自分を奮い立たせてやっと登校していた感じ。

【修学旅行】参加

【修学旅行後】週3〜4回登校。私が背中を押したのは1度だけ。あとはすんなり行けました。

 

登校と言っても給食の時間か放課後だけで、授業には出ていません。

でも、それで十分だそうです。

 

主治医からのアドバイスは、

このままでいい。

行けない時もそのまま受け止めてあげること。

波は必ずある。

登校できた時は「褒める」よりも「労う」のがいい。

とのこと。

 

最近、私の目から見ても、長男は本当によく頑張っていると思います。

色々な場面で意識の変化や成長が見られます。

それを言葉で伝えて労ってあげるのが、一番の心の栄養になるそうです。

 

次男のこと 社会不安障害

 

以前、極度に人目を気にする次男の状態を精神医学的に判断すれば、社会不安障害(社交不安障害)だろうと言われたことがあります。

 

ひといちばい敏感な次男は、相手の表情の些細な変化にもすぐに気がつく子です。

生まれ持った気質故に、人見知りなところはもともとありました。

ただ、親子で行った修学旅行での様子は人見知りというレベルではなく、確かにちょっと病的だと感じる程でした。

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ネットや本で調べると、社会不安障害は適切な治療を受ければ治る病気と書かれています。

敏感な気質そのものは治すような類のものではないと思いますが、治せる病気なら治して欲しい。

率直に、そう伝えました。

 

社会不安障害の治療の始め時

 

本人が人目が気になることを自覚している。

そして、なんとかしたいと考えている。

 

周囲(特に家族)が本人をありのままに受け止める環境が整っている。

 

精神障害の治療で全般的に言えることなのかもしれませんが、この2つが揃っていないと、治療しても上手くいかないそうです。

逆に、これらが揃っていれば治療の始め時だそうです。

 

次男は修学旅行のコースに入っている水族館に行って、周囲の目が気になることをはっきりと自覚していました。

近所の人に見られるのもイヤだと感じていることも話してくれました。

自分は長男のように気軽に近所を散歩できなくて、楽に外に出られたらいいのに、とも言っていました。

 

本人をありのままに受け止める環境も、今の我が家なら整っていると言える気がします。

例えば、人目を気にする次男に対して「気にしすぎ」「誰も見てないよ」と指摘したり、「大丈夫だよ」と次男が怖いと感じる環境に無理に留めようとしないこと。

手を繋いで歩きたがる次男を、拒まず受け入れること。

 

以前は安心させるつもりで「誰も見てないよ。気にすることないよ」と口にしていました。

でもそれは、人目を気にする自分がおかしいんだ…と思わせてしまうだけで、安心には繋がらない。

考えてみればその通りですね。

今は私も夫も、だいぶ次男の感じたままを受け止められるようになりました。

 

治療の始め時、なのかもしれません。

 

まずは早めに次男を連れて受診するよう言われたので、空きがあった月曜日の枠に予約を入れてもらいました。

 

Dr.「でも、次男くんは私には不安なことを話さないと思う。信頼している相手じゃないからね。来たくなければ、無理に連れてこなくていいから」

 

また、こんなことも言われました。

 

Dr.「お母さんに不安な気持ちを伝えられるのは、関係が良い証拠。不安を口にするというのは、すごく勇気のいること。その勇気を褒めてあげて」

 

治療には長い時間がかかると思います。

まずは次男が受診することが、治療の第一歩。

月曜日に無事に病院に行けますように。