ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

「ぼくってADHDだと思う」

こんにちは。

 

今週は今のところ登校ゼロの長男。

冬休みを前に燃料切れかな。

家でのんびりと過ごしています。

 

昨日はうさぎのこみみのお誕生日。

5歳になりました。

うさぎは6歳でシニアと言われます。

5歳のこみみは人間で言えば更年期くらいのイメージ?

 

こみみは私たち家族にとってかけがえのない癒し。

寝ていても、食べていても、走っていても、怒っていても、拗ねていても可愛い。

毎日家族みんなが「かわいいね~」「癒しだ~」とこみみを愛で、オキシトシンの恩恵を受けています。

こみみの存在がなければ、eco家はもっと殺伐としていたかも。

これからも一緒に過ごす時間を精一杯大切にしたいです。

 

「ぼくってADHDだと思う」

 

長男は受動型の自閉スペクトラム症だという記事を書きましたが、先日、長男がこんなことを言い出しました。

 

「ぼくって注意欠如なんたら障害だと思う」

 

注意欠如なんたら障害。

ADHD、注意欠如・多動性障害のことですね。

 

長男の発達障害に関する知識は、それほど多くありません。

自分が自閉スペクトラム症ASD)でどんな特性があるかは理解しつつある、という程度です。

 

eco「なんでそう思うの?」

長男「だって落ち着かないじゃん。すぐ忘れちゃうし。勉強しててもすぐ横にそれちゃうし」

 

ほ~・・・、自分のことをよくわかってきましたね。

 

長男はADHDの診断は受けていません。

でも、ASDADHDはかなりの割合で併発すると聞きます。

 

そして私は長男が小さい頃(不登校になるずっと前)から、ADHDなのでは? と感じたことが何度もあります。

 

正直、ASDの診断を受けた時は「ADHDではなく?」と思ったほどです。

きっと両方持っていて、でも、診断当時はASDの困り事の方が強く表れていたのでしょうね。

 

脳内が忙しそう

 

現在も幼少期も、多動性や衝動性はさほど目立ちません。

少なくとも、幼稚園や学校で問題になるようなことはありませんでした。

 

恐らくですが、長男は不注意優勢型。

私が感じてきただけでも、これだけ当てはまります。

 

・忘れ物が多い

・1つのことに注意を向けると、他に注意が向かない

・外からの刺激ですぐに気がそれてしまう、注意が持続しない

・一方で好きなことには夢中になり、過集中になる

・計画を立てる、優先順位を考えてものごとに取り組むのが苦手

 

小さい頃からの長男の印象は、脳内が忙しい子でした。

興味、思考があちこちに飛ぶ。

でも全く繋がっていないわけではなく、脳内ではたぶん繋がっていて。

常に連想ゲームが繰り広げられている感じ。

 

これって脳の多動というやつかな~と感じてはいたものの、頭の回転の速さ、知識の繋がりの緻密さに感心させられることも多くて、問題だとは思っていなかったんですよね。

 

最近読んだブログ記事で、ADHDの脳内はひとりマジカルバナナ状態と表現されていました。

まさにそれ。

本当に連想ゲームをしているよう。

それをなんとなく理解できてしまう私も、同じ傾向があるのかも。

 

本人は困っていませんが

 

eco「ADHD傾向はあるかもね。それで何か困ってる?」

長男「うーん、特に・・・」

 

家が生活の中心になっている今は、特に困っているわけではなさそう。

私から見ても、特に困ることはありません。

 

私は長男に複数のタスクを一度に伝えることはしません。

忘れることがわかっているから。

 

勉強中に脱線しても、それはそれで良しとしています。

例えば、数学の問題に理科や社会に関連する割合のグラフが出てきたら、関心は理科や社会へ。

文章題の日本語がわかりにくければつっこみを入れて正しく伝わる文章を考える。

作図の問題はアレンジを加えていたずら書き。

そんなことはしょっちゅうあります。

それはそれで良い勉強。

 

でも、それって私が長男の性格(特性)を理解して接しているから容認できるのであって、社会に出たらやっぱり困るのかも。

本人に困り感がなくても、周りが困る可能性も大いにあります。

 

と考えると、悩ましいですね。

家族としてありのままを受け止めていると、客観性に欠けてしまうこともあるし。

このままで良いものか、わからなくなってきてしまいます。

 

支援級の先生や児童精神科の先生に一度相談してみようと思います。

職人っぽくなってきた

こんにちは。

 

月曜日はどうにも気分が乗らない長男。

今日も学校へは行かず、お家で少し勉強をしました。

 

現在中学2年生ですが、小学5年生の算数を振り返りが終わったところ。

分数の通分約分、円周率、平均の計算、割合なんかが出てきて、実生活にも結び付きやすい内容でした。

 

円周の長さの計算をする長男を横目に、私はコレの型を作っていました。f:id:eco_hs_o:20231211151423j:image

ぬいぐるみにぴったりのサンタさんの帽子(ぬいぐるみは昨年次男が作った子)

 

頭の直径から円周(=ふわふわ部分の長さ)を計算し、帽子の高さを半径とした円の周長を合わせて扇形にするだけ。

バランスぴったり。

可愛くできました。

こんな勉強なら、次男も興味を持つかもしれないな♪

 

失敗したらやり直す

 

次男は小さい頃から失敗体験が少ない子、失敗が嫌いな子でした。

 

失敗したくないからやらない。

一度失敗したら、もうやりたくない。

長男の失敗を見ているから、自分は失敗したくない。

何をするにも石橋を叩いて叩いて、結局渡らない。

 

私が先回りして口を出してしまっていただけではなく、次男なりの鋭いアンテナで失敗を避けてきたのだと思います。

トライ&エラーを繰り返すどころか、最初のトライでつまずく子でした。

 

ぬいぐるみ作りを日常的にやるようになった今、ぬいぐるみ製作に関しては失敗を恐れなくなりました。

 

あ~! 裏表間違えた!!

工程ひとつ飛ばしちゃった・・・

綿を入れてみたら、なんだかバランスが悪い

 

こういうこと、多々あります(私もよくやる)

 

先日はキャラぬいの身体の模様をちまちま刺繡していました。

平面の状態で立体を想像しながらの刺繍はただでさえ難しいし、なにしろ細かくて。

腕を上げたな~と思いながら見ていたら、

 

次男「やめた!! これはボツ。やり直す」

 

え? なんで? 上手にできているのに勿体ない。

思わず心の声が口からポロッ。

 

次男「刺繍だとどうしても生地が縒れちゃうから、布を貼ることにする」

そう言って、ほぼゼロからやり直し。

 

少し前までは、失敗するとやる気を失くしてしまうことも少なくありませんでした。

一度縫った糸を解く作業を、私に丸投げしてきたことも何度もあります。

丈夫に縫えば縫うほど、解くのも手間がかかると自分でわかっているので。

 

でも最近では、淡々と、黙々と糸を解いてやり直しをしています。

より可愛い作品にするために。

 

生きていくうえでこだわりの強さは困り事になることもある。

でも、クリエイターとしての作品に対するこだわりは魅力になる。

職人っぽくなってきましたね。

 

もうすぐ2年

 

うちの双子は小さい頃から可愛いものやぬいぐるみが好きでした。

動物園や水族館に行くと、欲しがるのは必ずぬいぐるみ。

クリスマスも誕生日プレゼントも。

おかげで我が家には山のようにたくさんのぬいぐるみがいます。

 

次男がぬいぐるみ作りを始めてから、もうすぐ2年。

ぬいぐるみを買って欲しいと言わなくなりました。

 

欲しければ自分で作る。

キャラぬいも自作。

自分好みに作れて、愛着も倍増。

 

売られているぬいぐるみを見る時は、もはや作家目線です。

どんな生地が使われているか

綿の入れ方にはどうこだわっているか

きっと脳内では展開図が描かれているんじゃないかな。

 

どんなものでも作れるという域にはまだ達していませんが、いつかは作ってやろうという気概を感じます。

そのうち我が家はeco家製のぬいぐるみでいっぱいになりそう。

 

受動型ASDの弱点をカバーするには

こんにちは。

 

今日は朝から盛大にお皿を割ってしまいました。

盛大と言っても、直径5センチくらいの小さなガラスの器。

ただ、eco家のキッチンは床がタイルなので、食器を落とすと派手に割れるのです。

 

食器を割るなんて朝から気持ちが萎えてしまいそうな出来事。

でもね、音がすごくきれいで、逆にちょっと気分が上がりました。

クリアで繊細な音。

リビングにいた長男まで「今の音、きれいだったね~。録音しておきたかった!」

 

こういう時、何か良くない出来事の身代わりになってくれたと考えるようにしています。

お皿さん、ごめんね。ありがとう。

 

双子の幼少期の大変さ

 

精神障害者保健福祉手帳自立支援医療制度の更新手続きのために、児童精神科で診断書を発行してもらいました。

診断書2人分、受診料とお薬代3人分(私を含む)で、この日のお会計1万円超!

ひゃ~。

自立支援医療制度を利用しているので、子供たちの受診料とお薬代は後で戻ってきますが。

 

担当医が診断書作成のために、双子の幼少期からの記録を読み返したそうで、

Dr.「長男くんの方が泣き虫だったんですね。次男君の優しいエピソードが今の雰囲気そのまま。でも、お母さん大変でしたね」

と言われました。

 

双子の幼少期。

大変、だったのかな・・・。

必死だったことは確かです。

 

そもそも「双子なんだから大変で当たり前」というのが大前提にあって。

それはもう、おなかの子が双子だと判明した時から。

初めての子育て、初めて母になる。

しかも2人の子どもの。

 

なんというか、覚悟が必要でした。

大変で当たり前という覚悟。

 

でも、今になって時々思います。

 

双子だから大変だったのか。

発達特性や感受性の強さがあるから大変だったのか。

 

双子を育てるのは大変で当たり前という覚悟があったから、大変さを受け入れていたから、個々の育て難さにフォーカスしなかったような気もします。

だから運よく乗り越えられたのかも。

 

受動型ASDの長男に必要なこと

 

診察で長男の最近気になっていることをお話ししました。

eco「以前よりも特性が表に出ている気がする。本人もそれを感じているみたいです」

 

家にいる分には困らなくても、学校に行ったり、お出かけしたり、社会と関わる場が増えると困りごとが増える。

特性があるからそれは仕方ないのだけど。

 

職場体験したり、高校の見学に行ってみたり、少しずつ少しずつ経験を重ねていくことが、長男の特性を改めて認識する機会になって悩ましくもあります。

 

長男の受けている診断は受動型の自閉スペクトラム症

受動型については、こちらのサイトの解説がとてもわかりやすかったです。

kokoro-kichijoji.com

 

(一部抜粋して要約しています)

・何か言われても断らず受け入れる傾向があるため、対人トラブルは生じにくい

・自分の思ったことや主張を表現することが苦手

・特性上「実はこだわりはある」けれど断れず、納得もなかなかできない面があり、ストレスが強くなりやすい

・全体として一見奇妙さは少なくトラブルも少ないため幼少期には気づかれにくく、二次障害をきっかけに気づかれることが多い

 

うん、まさに長男。

 

受動型の子というのは、「動き出すまでそっと見守りましょう」が通じにくいタイプじゃないかと思います。

 

だから長男にはある程度のお膳立てが必要で。

道筋や選択肢を示して、本人が判断できる材料を用意してあげる必要がある。

それでも判断が苦手だし、やれば出来ることでもストレス耐性がない。

本当に塩梅が難しいのです。

 

先述のサイトでは、受動型ASDの弱点をカバーする対策が3つ書かれていました。

 

①「断るスキル」を身につける

②「自己理解と表現練習」をして、自分の本心を引き出していく

③「ストレスマネジメント」の徹底でストレスを溜めない、発散する、耐性をつける

 

なるほど~。

具体的でわかりやすい。

どれもなんとなくはやってきたことだけど、もう少し意識的に取り組んでみようかな。

 

 

【シェア】不登校のこどもの育ちと学びを支える 当事者実態ニーズ全国調査

こんにちは。

 

気づけば早いもので、今年も残り1ヵ月を切ってしまいましたね。

この時期、いつもなんとなく忙しない気持ちになりがちな私ですが、今年は今のところのーんびり。

 

あれやらなきゃ

これやらなきゃ

と癖づいてしまっている思考を止める。

 

これがなかなか難しくて。

意識的に「今はこれがやりたい」を大事にしないと、気持ちだけが焦ってしまいます。

まぁ、色んなことを後回しにしても、誰かがやってくれるわけではないけど。

 

次男の調子が落ち着いているのも、気持ちの余裕に繋がっているのかも。

彼の日常は、ぬいぐるみとお絵描きとマイクラ、そしてYouTubeとアニメで出来ています。

 

【シェア】不登校のこどもの育ちと学びを支える 当事者実態ニーズ全国調査

 

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、NPO法人多様な学びプロジェクトさんが、不登校当事者の声を集める実態調査を行っています(12/31まで)

www.tayounamanabi.com

 

アンケートは対象ごとに分かれています。

それぞれ1000名以上からの回答を目標としているとか。

 〇保護者向け

 〇子ども向け

 〇元不登校当事者向け

 

もしお時間とご興味がある方は、スマホからでも回答できますのでリンクを開いてみてくださいね(Googleアカウントが必要です)

 

ひとりひとりの小さな声が届きますように

 

不登校に関するこの手のアンケート調査は珍しくないですよね。

国や地方自治体と教育委員会、教育学の有識者などが主催するアンケートは定期的に行われていることもあるんじゃないかな。

私も過去に数回、協力したことがあります。

 

私が素人だからかもしれないけれど、アンケートの項目設計ってとても難しいと思うのですよ。

何を把握したいのか。

どんな声を拾いたいと考えているのか。

主催者が行政側なのか、教育者側なのか、はたまた当事者側なのかで、アンケートの意図も違ってくる。

その時点でどうしてもバイアスがかかってしまうんですよね。

 

NPOが主催したこのアンケートには好感を持てました。

正直な話、行政主催のアンケートよりも。

 

「当事者の小さな声を行政に届けよう」という意図がちゃんと伝わってくる質問項目のように感じたんです。

ただ数字として集計されて、パーセンテージとして評価されるのではなく、ひとりひとりの小さな声を拾ってくれると思えるアンケートでした。

(もちろん、その小さな声を行政が拾ってくれるかどうかは別の話ですが)

 

そんなアンケートで、自由記入欄を空欄にしておくのはもったいない。

時間をかけて言葉を選びながら、自分の想いを託しました。

 

双子それぞれの反応

 

このアンケートは不登校当事者の子どもも対象になっているので、双子にもリンクを送りました。

「できたらでいいからやってみて~」と。

 

長男は冒頭だけ読んで「ぼく、こういうの苦手。ごめんね」と言ってきました。

謝ることはなにもない。

それで良いと思います。

 

自分の気持ちと向き合うことが苦手な長男。

それを自覚し、Noを言えただけでも成長したなぁと思います。

 

次男はすぐに回答していました。

どう回答したのかはわかりませんが、真剣に。

自由記入欄も何か書いていたようです。

 

次男「こういうアンケート、ぼくは協力したい。ぼくの意見が誰かの役に立つかも」

 

アンケート結果が何かしらの実用に結びつく頃には、きっと双子は義務教育を終えていると思います。

それでも、誰かの肩の荷をちょっとでも軽くする助けになれば。

子どもたちの生き方の選択肢がもっと自由になれば。

そんな想いです。

 

秋の行楽と人混みとトイレ問題

こんにちは。

 

昨日は珍しく家族でちょっぴり遠出をしてきました。

夜勤明けで帰ってきた夫が「今から紅葉見に行きたい」と言い出し、え? 寝ないの? と思いつつ、車で1時間ほどの紅葉スポットへ。


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子ども達は急な予定変更が苦手(私も好きではありません)

次男は人混みも苦手だし、遠出も苦手。

見頃を迎えた日曜日の紅葉スポットはなかなかハードだよ、と説明したものの、お留守番する気分でもなかったようで一緒に行ってきました。

 

車の運転が苦手です

 

家族でお出かけする時、車の運転はほとんど夫の担当です。

なぜなら私が運転嫌いだから。

 

車の運転、本当に苦手なのです。

地図は読めるけど道は覚えられないし。

家族とはいえ、ひとを乗せているだけで緊張感が増します。

 

1時間ほどかかる紅葉スポットまで、行きは夫の運転でした。

でも、夜勤明けの夫が事故でも起こしたら困るので、帰りは私が運転することに。

 

知らない道、途中にある複雑な分岐路。

あー怖い。

ナビを頼っていても分岐路がよくわからなくて、どっちの車線にいればいいの? 右? 左? となります・・・。

助手席の次男に励まされつつなんとか無事に帰還。

どっと疲れました。

 

長男「ママは安全運転だけど怖がっているのがわかるから怖い。長距離はパパの運転の方がいい」

ですって。

 

ごもっとも!!

私だって怖がりながら運転しているひとの車には乗りたくない。

車がなくても生活できる環境なら、本当はすぐにでも車を手放したいくらいです。

 

みなさん、運転はお好きですか?

 

人混みとトイレ問題

 

社会不安障害の次男は人が多い場所が苦手です(長男も苦手だけど、次男ほどではありません)

ショッピングセンターのようなところにも明確な目的がなければ行きません。

慣れない場所だと、苦手にさらに拍車がかかります。

 

社会不安障害と診断を受けた頃は、近所を歩くことさえできませんでした。

外食はもちろん、コンビニもショッピングセンターも一切を拒否。

2か月くらい家から出ないこともざらで。

玄関を開けるだけでも家の前の道に他人がいないか気にするほどでした。

 

当時に比べれば、外に出る抵抗感はかなり軽減したと言えると思います。

自治会の集金を毎回手伝ってくれたり、大学の文化祭でぬいぐるみを販売したり。

目的があれば買い物にも行けます(ただし予定外の寄り道はNG)

この1年は特に大きく成長しました。

 

でも、やっぱり慣れない場所の人混みは厳しかったようで。

紅葉を見ている時はちょっとそわそわしている程度でした。

でも、その後、お昼を食べようと食べ物屋さんが並ぶ界隈へ移動すると、想像以上にひとがいっぱい。

食欲も失せてしまったようで「食べたいもの、ない。いらない」

結局、私と一緒に車へ緊急避難しました。

 

少し離れた駐車場に車を停めていたため、人もまばらでほっと一息。

次男にはちょっとハードルが高かったようです。

 

ところが、ここで新たな問題が。

次男は安心できる場所(つまり自宅)じゃないと、トイレに行けないのです。

 

我が家がほとんど遠出しないのは、実はこれも大きな理由のひとつ。

次男がトイレを我慢してしまうから。

尿意がないわけではなく、とにかく嫌、利用したくないと言います。

潔癖だとか、衛生的な理由でもないと思います。

 

夫が「一緒に行ってあげるから」と言っても、断固拒否。

私はさすがに一緒に行ってあげられないし。

帰りにコンビニのトイレに寄ろうと言っても、家に着くまでトイレに行くことはありませんでした。

 

このトイレ問題、実は小さい頃からです。

災害時とかどうするんだろう・・・。

本当に困ったら行けるのかな。

 

近所や慣れている場所へのお出かけはできるようになり、本当に進歩しました。

でも、慣れない場所、想像を超える人混み、外出先のトイレはまだまだ。

久しぶりに少し遠出したことで、現状を把握することができました。

 

職場体験と楽しむ力

こんにちは。

 

昨日は月に一度の不登校ママ友とのランチ会でした。

私の大事なエネルギー補給タイム。

 

最近、未来の話に花が咲くことが多い。

初めてお茶をした2年半前は、学校の対応がどうとか、中学への不安とか、そんな話ばかりしていた気がします。

今もお互い悩みや不安もあるけれど、多分当時とは意識が違う。

子どもの不登校についてというより、生き方について考えることが多い。

 

毎月会って他愛なくおしゃべりしているだけなんだけど、

ずっと立ち止まっているわけじゃない

ちゃんと前に進んでいる

と認識できて、エネルギーをもらえます。

 

長男 職場体験へ(続き)

 

最近、書きたい記事が溜まりがち。

なかなかまとまった時間が取れず、思考もまとまらなくて。

とりあえず、今日は長男の職場体験の続きを。

eco-hs-o.hatenablog.com

緊張の面持ちで向かった職場体験。

パン屋さんの駐車場で担任の先生と待ち合わせ、時間通りに合流して先方にご挨拶。

私の出番はそこまで。

先生とパン屋さんに長男を託して、その場を後にしました。

 

体験は2時間。

通常級の子たちの体験はもっと長いけど、これは長男が自分で選択したことです。

気が乗らないことをするには長いけれど、楽しいことならあっという間ですよね、2時間って。

 

時間通りに私が迎えに行くと、長男、笑顔でお店の裏から出てきました。

「めちゃめちゃ楽しかった!!」

 

パン屋さんのお仕事

 

先生「長男くん、がんばってましたよ。お店の方とのコミュニケーションも取れたし、わからないことは自分から質問もできていたし」

 

パンを店頭に並べたり、

カスクートのサンドイッチを作ったり、

メロンパンの仕込みをしたり、

想像以上に色々なお仕事を体験させてもらえたみたいです。

 

バゲットをオーブンから出すのもやらせてもらった」

「袋詰めが上手だって褒められた」

「ブールパンの切れ込みを入れるのが難しかった」

 

言葉の温度だけで、ものすごく楽しめたことが伝わってくる。

緊張していたのは最初の5分だけで、あとはもうワクワクが止まらなかったようです。

 

将来パン屋さんになりたいと言う長男。

実際にパン屋さんの裏側を見られるだけでも、そりゃ楽しいよね。

私だって見てみたかったと思うくらい。

 

長男は新しい環境やひとに対する不安が強く、一歩がとにかく重い。

30kgの靴を履いてるのか、鋼鉄の重たい扉が行く手を阻んでいるのか。

でも、一歩踏み出して飛び込んでしまえば、場を楽しめる力は持っています。

もちろん仕事となると楽しいことばかりではないけれど、楽しいが前提にあれば頑張れるんじゃないかな。

 

とても貴重な経験になったと思います。

 

恵まれた環境に感謝

 

前回の記事にも書いた通り、特別な配慮がなければ長男は職場体験に参加できなかったと思います。

 

もともと興味があったパン屋さんの仕事

お店の方の温かい雰囲気

先生の付き添いという安心感

 

どれかひとつ欠けても、長男には難しかったかも。

 

本当に恵まれていると思います。

ただね、それだけじゃないんだなぁとも思います。

 

確かに長男がマイペースながらも登校を続けられているのは、学校、先生方、周りの大人が温かく受け入れてくれるおかげ。

でも、その支援を受け取り、努力したり楽しもうとする長男の姿勢がなければ、こんな貴重な経験にはならなかったと思います。

 

帰りには店長さんにもご挨拶をして、美味しそうなパンを沢山買って帰ってきました。

私の好きなハード系のパンが特に美味しかった♪

また長男を連れてお買い物に行こうと思います。

 

長男 職場体験へ

こんにちは。

 

今週の次男は調子が良いのか、順調にぬいぐるみ作りに励んでいます。

1日の作業時間が5時間くらい。

頂いていた4つの依頼のうち、2つを既に完遂。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

ぬいぐるみの発送作業をしていた時にぽそっと。

「お別れに慣れてきちゃって悲しい」

ですって。

 

これからもっともっと自分の作ったぬいぐるみとお別れすることになる予定。

お別れの分だけ誰かを笑顔にできるのだと思うと素敵だけどな。

 

不安と緊張とイライラ

 

今日は長男の職場体験の日。

あいにく朝から土砂降りでしたが、なんとか無事に行くことができました。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

遡ること3日前。

登校する車の中で、始終無言だった長男。

先生に会って開口一番、「昼休みに体験先に挨拶の電話をする」と宣言し、見事実行したそうです。

 

長男なりに気持ちを整えて挑戦できました。

うんうん、やるじゃん。

がんばったね。

 

電話でご挨拶はできたものの、今週は不安と緊張でずっと落ち着かず。

ピリピリイライラしている感じも見受けられました。

 

そういう時、長男の次男と夫に遊んで欲しがります。

でも構ってもらえず、イライラむしゃくしゃしていました。

 

自分は頑張ろうとしているのに。

不安を紛らわすために遊びたいのに、わかってくれない。

暇なんだから遊んでくれてもいいじゃん!

 

さらに、自分の欲求を満たしてもらえなかったことで、今度は怒りのベクトルが私に。

私がなんだかんだと相手をしても、気持ちを切り替えられないままなので楽しめるはずもなく。

昨晩は9時前にふて寝してしまいました。

 

長男のこういうところ、すごく幼さを感じるんですよね…。

自分の欲求にしか意識が向かず、他責的になるところ。

これも特性なのかな。

気持ちを切り替えて、自分で自分のご機嫌を取れるようになってくれるといいのだけど。

 

パン屋さんで職場体験

 

今回の職場体験でお世話になったのは、地元のパン屋さん。

将来パン屋さんになりたい長男のために、支援級の担任の先生が体験先を探してくださいました。

 

しかも!

体験には先生が付き添ってくださったのです。

長男にとっては最強の味方。

先生のおかげで渋ることなく、お店に向かうことができました(緊張はしていたけど)

 

もちろんこれは、支援級だからこその特別な待遇。

この配慮がなければ、職場体験には参加できなかったと思います。

 

今、長男の迎えまでの時間を使ってこの記事を書いているので、どんな体験をしているのかわかりません。

でも、憧れのパン屋さんで職場体験できたこと。

緊張を乗り越えて行動に移せたこと。

きっと貴重な経験になるはず。

 

最近考えていること

 

長男と次男を見ていると、当たり前だけど、2人の違いが目につきます。

 

次男はやりたいこととやりたくないことが明確にあります。

自我がとてもはっきりしている。

でも、気分に波があって、やりたいことができたりできなかったり。

 

一方、長男は変わらない日々を淡々と過ごすのが好きで。

やるべきこと、やった方がよさそうなことがあると、感情が大きく揺さぶられる。

本音はやりたくないのだろうけど。

自分の意志を自覚できているのかどうかも、よくわからない。

 

根本的な問題が全然違うんだなぁ…と、最近よく思います。

難しいな。